~変な動画?!~
YouTube動画動画を見ていたら、サングラスかけた兄ちゃんが吼えていました。「ささやん」とか言ってましたけど誰?
何かと思って少しだけ見てみると、強姦されたことで一躍有名人になったあの伊藤詩織さんのことについてわめいていました。
世界でも最も影響のある100人い選ばれた伊藤詩織が書類送検されていたっていうのにメディアは一切報じない。全く報じられない世の中ってちょっと変過ぎませんか?
裁判でも伊藤氏サイドの方から主張していないのに裁判所の外ではメディアに向けてドラッグの使用をにおわす発言をいっぱいしてる。そしてそれを聞いた人間たちが情報を拡散しているっていうのはあまりにもバランスが欠いている
世界の100人に選ばれた人が重大な事件濃厚なはずなのにどこも報じない。
番組後半にはですね伊藤詩織さんのデマっぽい発言をあたかも真実の様に報じたメディアをリストアップしております。
などと言っているのですがこの人は「書類送検」の意味が分かってんのかな~?
~どうでもいい話?!~
まあ伊藤詩織さんのレイプ事件については、”親しくもない男と酒飲んで泥酔した女”も悪いし、”それをイイことにホテルに連れて行ってHした男”も悪い。両方悪いのだと思います。
その点、刑事裁判では証拠不十分で不起訴、しかし民事裁判では”意に反してHされた女性がちょっとかわいそう”ということで330万円の賠償を命じました。
それで終わりのはずですが、問題は、Hした男が”山口敬之という安倍晋三元首相と非常に親しいTBS記者”ということで元首相が逮捕を止めさせたなどとマスコミが騒いでややっこしい話になっていますが、そんなことで性的事件の捜査がストップされるはずもないわけで、ホントどうでもいい話なのですが、女性の権利主張を訴える人たちが騒いでいるだけのような気がします。
その結果、米誌タイムが「世界で最も影響力のある100人」に伊藤詩織さんを選んだのですが、影響を受けているのは伊藤詩織事件に乗っかって騒いでいる人たちだけでほとんどの人は全く影響されていません。
またタイム誌は毎年100人を選んでいるそうですが、”世界に影響を与た女性が100人もいないよね”っていう年もあるでしょうが、それなら「本当に影響ある人が30人しかいませんでした」ってことでもいいわけで、”例年通り100人選ばなきゃっ”て仕方なく選んだ可能性もあるのですから別にこの100人に選ばれたからって大した話じゃあないと思いますけどね。
~虚偽告訴は不起訴?!~
それはさておき、ささやんなる人が、伊藤詩織さんが書類送検されたことで”大変なことだ”などと騒いでいるようなので、「それは違う」よっていう話をします。
今回は反対に、山口氏の伊藤氏に対する告訴となる。山口氏は23日に出演したインターネット番組で伊藤氏の書類送検について触れ、一部ネット上で注目された。すると山口氏はフェイスブックで25日、「伊藤詩織氏が書類送検されたのは事実です」と投稿し、経緯を説明した。
投稿によると、山口氏は19年6月に刑事告訴状を警視庁に提出。「伊藤詩織氏が虚偽の犯罪被害を捏造して警察や裁判所に訴え出た上に、『デートレイプドラッグを盛られた』など、裁判では一切主張していない事を含め、ウソや捏造や根拠のない思い込みを世界中で繰り返し発信して、私の名誉を著しく毀損し続けているからで、罪状は『虚偽告訴』と『名誉毀損」です」としている。
告訴状は19年7月に受理され、その後20年9月28日に書類送検したとの連絡を警視庁から受けたという。「伊藤詩織氏自身も、容疑者として取り調べを受けた事を先日認めています」とも書いている。
山口氏はあくまで伊藤氏が「強姦された」と告訴したこと自体が虚偽でありウソをでっち上げたとして「虚偽告訴」として逆告訴したのですが、民事事件でも賠償を求められているうえ、酔っぱらった伊藤氏とHしたことは認めている以上ウソの告訴だと言っても通用しないでしょう。虚偽告訴と認められるためには”完全なでっち上げ””全く事実もないような場合”にしか認められないでしょうから虚偽告訴は不起訴となるでしょう。
~名誉毀損には当たるかも?!~
問題は「名誉毀損」です。
日刊スポーツの記事です。
詩織さんはワインや日本酒を問わず「お酒ですっぽり記憶をなくした経験はなく、被害に気づいて目が覚めた時も、お酒の二日酔いのような状態ではなく、頭がクリアだった」として「デートレイプドラッグを混入されたと思っている」とした。詩織さんの弁護士は、睡眠薬などの悪用により「他人からは普通に行動しているように見えても本人は覚えていないという症状が出るとされており、状況と合致する」と指摘した。
この様に、伊藤氏が「お酒に薬を入れられた」と公に言っていることで山口氏は名誉毀損だと言っているのでしょう。
こんなことは強姦されたと訴えた時や裁判の中で訴えるべきことであって、”裁判で一切主張していないのに”っていうことが本当ならば名誉棄損に当たる可能性はあるでしょうね。
だからといって、警察が”名誉棄損に当たる”として書類送検したのかどうかは分かりませんし名誉棄損になったとしても”強姦された”との伊藤氏の訴えが全て崩れるという話でもありません。
~書類送検だけで報道の必要はない!~
刑事訴訟法には
告訴又は告発を受けたときは、速やかにこれに関する書類及び証拠物を検察官に送付しなければならない。
犯罪捜査規範には
告訴または告発があった事件については、特にすみやかに捜査を行うように努めること
と規定されており、告訴を受理した以上何にも捜査しないというわけにはいかないので、伊藤氏が取り調べを受けたことも当然のことなのです。そして警察が、白黒はっきりしないという場合でもすみやかに書類を送検しなければならないのであって、書類送検されたから伊藤氏の名誉毀損が確定したという話でもありません。
しかし告訴を受けてから1年以上が経っての送検ですが「すみやか」にとは言えないような気がしますが、捜査が困難だったのかもしれませんね。
ですから伊藤氏が書類送検されたことをメディアが報じないから”世の中おかしい”っていうことはないのであって、”名誉棄損で起訴された”とか”罰金刑を受けることになった”場合に報道すれば良い話なのです。
~著書にも書いていた!~
デートレイプドラッグについて、伊藤氏は自身の著書「Black Box」の中でも書いているようです。こんな記事がありました。裁判の中での山口氏側の弁護士と伊藤氏とのやりとりでしょう。
(弁)『Black Box』にデートレイプドラッグを印象付ける書き方をしている
(伊)確証はしていませんが、そう思っているという話
(弁)『Black Box』のP.66に「インターネットでアメリカのサイトを検索してみると、デートレイプドラッグを入れられた場合に起きる記憶障害や吐き気の症状は、自分の身に起きたことと、驚くほど一致していた」とあるが、裏付ける客観証拠は何もない。ドラッグを使うには事前に用意しておかなければできず、計画的な犯行が必要だ。なぜそうしたドラッグを使うのかご存知か
(伊)性交渉するという意図があって使う
裁判の中で原告の伊藤氏が「ドラッグを入れられた」と主張しているのではなく、著書の中で”こんなこと書いているね”って山口氏側の弁護士が質問しているのです。
このように自著にも「ドラッグを入れられた」と書かれてるということも山口氏が訴えた理由の一つのようですね。実際はどうだったのかは神のみぞ知るですから、伊藤氏が裁判で「ドラッグを入れられた」と言っても何も証拠がないわけですから伊藤氏側の弁護士もその点を争点にするわけにもいかなかったのでしょう。
ただ、何の根拠もなく「ドラッグを入れられた」と、山口氏のことを「計画的に女を強姦する悪い奴」と印象付けている格好になっている状況は伊藤氏が不利のような気がしますね。