~社会問題!~
冬になるとマラソン大会や駅伝大会が開催される。
その度に交通が規制され、付近住民やその地を訪れた人々に多大な迷惑がかかる。
これは大きな社会問題だと思うのだが一向になくならない。
そもそも長距離走の何が面白いのかよくわからない。
長距離走は運動神経でも運動能力でもないからスポーツではないだろうと個人的には思っている。
短距離が速い人でも、運動神経万能の人でも、筋肉モリモリでも長距離は遅い人が多い。
どちらかというと、運動能力は高くないヒョローッとした人の方が長距離は早かったりする。
長距離走は、最大酸素摂取量の問題で、酸素の薄い高地で暮らす人の方が高いなど個人の体質の問題が大きく関係している。
1000mを超える高地のケニアやエチオピアの選手に日本人が及ばないのは当然なのだ。
それはともかく、マラソンや駅伝の大会を公道でやること自体に何の意味があるのか。
マラソンは世界的にも開催されてオリンピックの種目としても歴史ある競技だが、その起源は、紀元前のギリシャに由来する。
その後、長い間マラソンは受け継がれて公道上で行われるのが当然とされてきた。
しかし、モータリゼーションの時代が来て、現在では多くの自動車が公道上を走って経済活動が営まれている。
駅伝は、日本だけのもので、競技としての駅伝は、1917年4月27日に行われた「東海道駅伝徒歩競争」が最初だそうだ。
自動車なんか走っていなかった大正時代のこと。
100年以上たって道路事情も変わっているのに未だに公道で開催されていること自体バカげている。
沿道で警備をする警察官たちもその日が勤務の警察官は使えないため、休日や非番の警察官が駆り出されるそうで、警察官だって迷惑している。
こんな競技を見て面白いとも思わないし、現代の日本において、公道での競技は禁止すべきだ。
イベントとしてやること自体は否定するつもりはないが、公衆に迷惑をかけてまでやる必要はないはず。
~サーキット場でやれ!~
やはり、マラソンや駅伝が迷惑だと思っている人は多いようで、「Yahoo!知恵袋」にこんな質問をしている人がいた。
駅伝とかマラソンってガチで迷惑な競技だと思いませんか?ハッキリいおう。道路はスポーツのためにあるのではない!道路は歩いたり車で移動するためにあるのです。道路でバドミントンやサッカーやったら、ふつうは怒られます。駅伝とかマラソンって、道路閉鎖してまでやる必要ないです。箱根駅伝とか、天下の国道1号を閉鎖してまでやる必要ないと思います。(中略) |
正におっしゃる通りで、こんな思いを持っている人は少なくないはず。
マラソンも駅伝も大昔に自動車も走っていなかった道路だから許されたのであって、時代が変わればやり方も変えなければならないはず。
現代の公道でやること自体、時代錯誤としか言いようがない。
マラソンや駅伝を沿道で見たってほんの数十秒だけ選手が走り去るのが見れるだけ。
しかも寒い中、ランナーが来るのをジッと待って、自分の前を通り過ぎる時だけ「頑張れー!」とか声出して、誰が1位になったのか自分の応援する選手がどんな走りをしたかさえ見ることが出来ない。
そんな競技観戦が面白いのか?と疑問に思う。
マラソンや駅伝を面白くかつ他人に迷惑をかけないように開催するべきだと思う。
そのためには既存のサーキット場や陸上競技場などでやるべきだろう。
観客席に多くの観客を有料で入れることで運営費も賄えるし、スタートからゴールまで手に汗握りながら選手たちの走りを見ることができる。
新たに、山の中や郊外に観客席のある長距離コースをつくることも一案だろう。
とにかく、公道上での長距離走競技は禁止にするべきだ!