~なんで笑ってんの?!~
桐島聡が見つかった!
桐島聡って誰?って名前を聞いてもピンとこない人も、指名手配の写真を見れば知らない人はほとんどいないくらいの有名人だ。
東アジア反日武装戦線のメンバーだった桐島聡。
1974年から1975年にかけて起きた大事件。
ビル群が立ち並ぶ大都会で起きた爆破事件。
子どもの頃、テレビで見たニュースを覚えている。
子どもの頃からいつも見ていた桐島聡の指名手配の写真。
駅や銭湯などでよく見た。
何十回じゃきかない、何百回も見てきた。
見るたびに”もう死んでんじゃないの?”なんて思っていたが、生きていた。
”なんでこいつだけ笑ってんの?”
ポスターを見るたびに思っていた。
指名手配写真のほとんどは正面を見ていて笑っていない写真が使われているが、桐島の写真だけいつも笑っていた。
通常、指名手配犯人は前科前歴のある者が多く、捕まった時に警察署で撮影されたものを使うらしいが、桐島には前科がなかったからスナップ写真が使われていたようだ。
氏名 桐島 聡(きりしま さとし)
生年月日 1954年1月9日生(70歳)
出身地 広島県
学歴 広島県立尾道北高等学校卒、明治学院大学法学部卒
~最期は本名?!~
神奈川県の病院に偽名で入院していたという。
70歳にもなれば病気にもなるだろう。
表に出て堂々と運動もできなければ病気がちになって当然だろう。
当然健康保険証も持っていないのだから偽名を使って病院にかかるしかない。
どうやって桐島を見つけたのだろうか?
他人の保険証を使っていたことがバレたのか?
保険証を所持していないことや本人を確認する方法がないため警察に通報されたのか?
などと考えていたら、桐島は1年も前から末期がんで入院していて、
「最期は本名で迎えたい」
と言っているそうだ。
自分が死ぬことが分かり、死を待つだけとなった。
もう逮捕されることも刑務所に送られることもないと悟った。
自分で病院関係者に打ち明け警察に通報されたのだろう。
なんて自分勝手なワガママな人間だろう。
~身元確認できても…!~
本当に本人なのか、警察は身元確認作業を進める。
当時、DNA鑑定という技術はなかった。
前科前歴がないから警察で採取した指紋もないが、桐島が生活していた場所で桐島のものと認められる指紋は採取していただろう。
そして顔の輪郭や大きさ、形状、ほくろなどの比較。
さらには逃亡する前に桐島が通っていた歯科医院での歯形の画像や治療痕。
などなど、完全に桐島だと判明するまでの確認作業を行う。
しかし、本人と確認されても末期がんなら逮捕もできないのか。
~支援グループを捕まえろ!~
およそ半世紀も逃走を続けてきた桐島。
到底1人では逃走を続けることはできない。
1年も入院していたら治療費や入院費は莫大な金額になる。
桐島の支援グループの過激派たちが社会的、経済的に手助けをしてきたのだろう。
過激派の中には弁護士、医師など社会的地位を築き裕福な者も多くいる。
国会議員の中にもいるし、中核派であることを公表して杉並区議会議員をやっている洞口朋子などもいる。
桐島の逃走を手助けしたり匿ったりしたテロリストの支援グループがいることは確実。
こういった連中をあぶり出し厳罰を与えるべき、そうでなければ第2の桐島聡が出てくる。
現行刑法では、罰金以上の刑に当たる罪を犯した者等を匿ったり、逃走を手伝ったりすれば懲役3年以上の30万円以下の罰金に処される。
刑罰が軽すぎる。
もっと刑罰を重くしないとこのような犯人の逃走を手伝う人間はいなくならない。
例えば万引きをした犯人と殺人罪を犯した犯人の逃走の手伝いをした者の罰則は区別すべき。
殺人罪を犯したテロリストなどを組織的に犯人隠避した場合は懲役10年以下でも軽い気かがするし、罰金刑などいらない。
~懸賞金は?~
そういえば、懸賞金は?
病院関係者が通報して身柄が確保された場合、懸賞金はどうなるのか?
ところが、桐島には懸賞金がかけられていないのである。
警察庁指定の重要指名手配犯人なのに、なぜ?