~オリンピックは素晴らしい!~
東京オリンピック2020が終わった。
新型コロナを理由にしてオリンピックに反対してきた連中は、オリンピックを見て感動はしなかったのだろうか?
水泳の大橋悠衣選手(25)が200m、400mの個人メドレーで金メダル。
得意な1種目だけでなく、全部の泳法を1人で泳ぎ世界一となった。”これはスゴい!”とオリンピック開幕後、最初の感動だった。
その後、体操個人総合優勝を果たした橋本大輝(20)選手。
そして野球、ソフトボール、柔道などなどとても感動した。
やはりオリンピックは素晴らしかった。
~子ども大会?~
そんな中で、”こども大会か?”と思わせた、今大会から新競技となったスケートボード競技である。
7月25日、男子ストリートで堀米雄斗選手(ほりごめ ゆうと・22歳・XFLAG)が金メダル。
7月26日、女子ストリートで西矢椛(にしや もみじ・13歳・ムラサキスポーツ)が金メダル、中山楓奈(なかやま ふうな・16歳・ムラサキスポーツ)が銅メダル。
8月4日、女子パークで四十住さくら(よそずみ さくら・19歳・ベンヌ)が金メダル、開心那(ひらきここな・12歳・WHYDAH GROUP)が銀メダル。優勝候補だった岡本碧優(おかもと みすぐ・15歳・MKグループ)
女子のメダル獲得者は子どもばかりだった。
女子ストリートで銀メダルを獲得したブラジルのライッサ・レアウも13歳だ。
女子パークで銅メダルを獲得したイギリスのスカイ・ブラウンも13歳。
~スポーツなの?~
ストリートとパークの違いは分かったが、ミックスして、どっちか一つで良いんじゃないの?って思った。
自転車でサーカスのようにアクロバットを繰り返すBMXフリースタイルと併せてなんだかな~?とも思った。
昔サーカスでやっていた綱渡りや空中ブランコでもオリンピック競技になるんじゃないかと思わせるような新競技たち。
スポーツとは何か?ということを考えさせられたオリンピックだった。
結局、スポーツとは何かと考えてみても決まった定義はないようだが、”定められたルールの中で体を動かして行う競技”ということだろう。
ならば、せっかく日本で開催されたオリンピックなら、世界各国で行われている”けん玉”でも良かったということにもなろう。
世界で行われているボーリングやビリヤードもオリンピック競技になる可能性はある。
どう考えても、同じ個人競技である体操、水泳、陸上、柔道の金メダルとスケボーの金メダルを同等と考えることはできない。
例えば、必死に倒れそうになるまで闘った柔道の大野将平選手(29)の金メダルとスケボー競技の金メダルを同等に語ることはできないと思う。
~騒音公害が増える!~
スケボーといえば、公園で少年や若い世代の大人たちがよくやっていて、ガラガラととてもうるさい。
公園ならまだしも、深夜のアーケード通りや駅前ロータリーや地下道でやっている。
近所迷惑な騒音公害である。
オリンピックの影響でこの迷惑行為は増え続けるのだろう。
~解説になってない!~
興味のない人間からすれば、”こんなものがオリンピック競技?”っていう違和感しかない。
NHKの実況で解説者の言っていることが理解できなかった人はたくさんいただろう。
おーッ、バックサイドスミスから…、トランスファーですね、バックサイドのボードスライド、エックスピンモード外さないですね。
もう何のことか全然わかりませんでした。
この解説について
飾らないテレビ中継の解説が、SNS上で「わかりやすい」「愛着を感じる」などと話題になりました
というのだから驚きです。
人々の話題になったのがNHKの実況解説だ。「鬼やべー」や「ハンパないっすね」「彼、スケボー上手いっすね」など発する言葉に注目が集まったのである。その人物は瀬尻稜。堀米雄斗の1世代上に当たる、日本を代表するスケートボーダーの一人である。彼の残してきた実績も申し分なく、五輪に出ている選手たちとも過去に対戦した経験を持つ。
それだけあって解説に値する知識も十分に有しているのだが、その言葉使いが大いに視聴者にハマったのだ。一言で言うと、スケーター同士の会話を丁寧にした感じと言えばいいだろうか。このあたりにスケートボード特有のカルチャー的側面や自由な風潮が見え隠れするのだが、「やべー」はある意味スケートボードの専門的用語とも言える部分があり、そうなると相手に対する最大級の賛辞と解釈できるのだ。
理解に苦しむ記事だ。
「鬼やべー」 「ゴン攻め」
ではスケボーやったことのない視聴者には全く伝わらない。
何がどう凄いのか?何をどう攻めているのか?を説明しなければ解説とは言えないだろう。
例えば、野球中継で、解説者が、ファインプレーした選手を「野球上手い」とかホームラン打った選手に「やべー」って言って解説になるはずもない。
そんな解説なら誰でもできるだろうし、副音声でやった方がイイ。
~プロがなぜ出ない?!~
解説者は瀬尻稜(24)という日本を代表するプロスケートボーダーだという。
これまで世界大会で5回優勝しているというのに、なぜオリンピックに出なかったのだろう?
「勝つだけじゃなくて、自分が楽しむために大会に出る」と、五輪出場を目指さないことを決断した。
と言っていたそうだ。
24歳のプロは、楽しくやってたんじゃ22歳の堀米には勝てないということなのだろうか。
~女子は子どもばかり?!~
日本女子は13歳、19歳、16歳がメダルを獲った。
スケートボード競技は他国の選手を見ても若い人が多い。
ストリートで銀メダルを獲ったブラジルのライッサ・レアウは13歳
パークで銅メダルを獲ったイギリスのスカイ・ブラウンも13歳。
やはり子供の方が無駄なぜい肉も付いてないし、体も軽く柔らかく、ケガをしても治りも早い。
一般的にスポーツは、20歳を過ぎて競技のピークを迎えることが多い。
20歳を超えると老化が始まると言われる。
スケボーは子供の方が有利なのだろうか?
女子スケボーのメダル獲得者は全てが未成年&子どもである。
なぜなのだろう?
ただ単に競技人口の関係なのだろうか?
東京オリンピックで活躍した選手たちが20歳を超えて何歳まで活躍できるのか注目していく必要があるだろう。