事件

マスパセの奥野淳也の裁判で判決は実刑&執行猶予?ルビンの壺?刑務所?

~私は無罪?!~

求刑4年!

いいえ、私は無罪です。

東京大学を卒業した学業優秀な男がなぜ?

2020年9月に航空機内でマスク着用を拒否したマスパセこと奥野淳也被告(36)である。

誰もがマスク着用に対する同調圧力を感じていることは確かだが、密集した人の中ではマスクは着ける。

これは同調圧力というより、”マスクをしない人が傍にいることに不安を持つ人がいるかもしれない”という周囲の人への気配りだ。

マスパセが問われている罪は、マスクを装着しなかったことではない。

「ピーチ社によると、離陸前に乗務員らがマスク着用を求めたが…容疑者は『要請するなら書面を出せ』と拒否。離陸後も威圧的な態度で拒んだという。機長は航空法の『安全阻害行為』に当たると判断し、臨時着陸して…容疑者を降ろした。約2時間15分遅れで関空に到着し、乗客約120人に影響した」

マスパセは、スッチーに暴行を加えてケガをさせた傷害罪と航空業務を妨害した威力業務妨害、航空法違反の罪で逮捕、起訴されているのだ。

マスパセのせいで、他の乗客がどれだけ迷惑を被ったのかを考えれば罪の重大さが分かるだろう。

弁護側は、「粘り強く質問を繰り返しただけ」と暴行を否定した上で、「客室乗務員が『迷惑』と感じたからといって業務を妨害したとは言えない」と無罪を訴えた。

マスパセは、スッチーに暴行したことも否認しているが、乗客の目撃証言もあるはず。

また、乗客120人に迷惑をかけても業務を妨害していないと言っているのだからどんなに説明しても聞く耳を持たないだろう。

この男の思想を一言でいえば、

 マスク着用は法律義務でもないのに同調圧力でやらされていておかしい。

ということなのだろうが、事件当時は”健康上の理由でできない”と言ってたはず。

”健康上の理由”というのと”同調圧力に屈しない”というのは明らかに矛盾する。

裁判で、健康上の理由とする診断書は提出されたのだろうか?

~ルビンの壺?!~

起訴状などによりますと、元大学職員の奥野淳也被告は、2020年9月、釧路発・関西空港行きのピーチ・アビエーションの機内で求められたマスク着用を拒否し、客室乗務員の腕をねじり上げるなどの暴行を加えて軽いけがをさせ、飛行機を緊急着陸させたなどの罪に問われています。

最終意見陳述の冒頭、奥野被告は、「ここに1枚の絵があります」と「ルビンの壺」が描かれた紙を掲げた。「事前に与えられた情報によって絵の見え方が変わる。マスク不着用は非常識でモラルに反するという偏見のまなざしで見て、同調圧力による軋轢(あつれき)を生んできたのではないか」と述べた。

その上で、「私は無罪であり、無実です。健康上の事情に照らしてマスクの着用を選択する権利はある」と主張し、マスク着用の求めに応じなかったことを大変誇りに思っています」などと語った。

ルビンの壺は誰もが良く知っているけど、凡人にはマスパセがなぜこれを用いたのか理解できない。

マスパセがこんなtweetをしています。

「ルビンの壺で無罪を主張した」と勘違いする人がいます。しかし、それは違います。私が明確に無罪である論拠は、「暴行も妨害もしておらず、マスクの着用に応じないのも正当であるからです。人間はなぜ認識を誤りノーマスクを悪だと決めつけるのか?という事件背景の説明の為に、壺を用いました。

ルビンの壺は、人の顔にも見えるし、壺にも見えるというもの。

ではどちらが正しいのか?

デンマークの心理学者エドガー・ルビンがどちらにも見える絵として考案したものだからどちらが正しいということありません。

マスク着用もしかり、”することが正しい””しないことが正しい”ということはないのです。

 

凡人には理解不能なマスパセの説明ですが、これで裁判官が納得するとでも思っているのでしょうか?

そこが不思議というしかありません。

マスパセは、航空機だけではなくあちこちの飲食店などでマスク着用拒否して大暴れしたりと、”再犯の恐れあり”ではなく、実際に再犯をしているのです。

今回の裁判でも全く反省なく否認し、ルビンの壺を持ち出してお前たちが間違っているんだと言っているのですから呆れるしかありません。

 

検察官は、

「36歳という年齢でも我欲を通し、社会内での改善更生も見込めず、保護観察も守れるとは思えない。刑務所で徹底的に矯正教育を受けるべき」

とおっしゃっていますが、その通り。

執行猶予など必要ありません。

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