~酒癖悪すぎ!~
酒癖の悪い人は、”日ごろは温厚でおとなしい人”が多い。
湊部屋の前頭二枚目の逸ノ城(29歳)である。
”ケガで、もうダメだろうな”と思っていたが7月の名古屋場所で優勝を果たした。
その逸ノ城は酒乱で、酒に酔って美人の女将さんを暴行したという。
「逸ノ城は、普段は大人しく弟弟子たちにも面倒見の良い力士です。しかし酒癖が悪い。アルコールが入ると豹変し、誰かれかまわず突っかかるんです。同席した女将がボコボコにされ、アザをつくることもあったとか。湊親方は逸ノ城の酒癖の悪さを危惧し、一人暮らしを許さず関取になっても部屋住みにさせていました。(中略)」(スポーツ紙担当記者)
「女将は逸ノ城の酒癖の悪さを危惧し、飲みに出る時は一緒について行っていました。しかし逸ノ城は、それでも店員や周囲の客に暴言や悪態をつく。止めに入った女将を殴打し、ケガを負わせることもあったそうです。逸ノ城としては気分転換で飲みに出ているのに、女将が同席することで『監視されている』と感じストレスがあったのでしょう」(相撲協会関係者)
体重200キロ以上もある怪力の力士が酒乱で暴れたら手のつけようがないし、誰も止めようがない。
そんな男の監視役にか細い女将さん?
本当なのだろうか?
~女将さんがスゴイ!~
湊部屋の女将さんは、三浦眞さん。年齢は50歳を超えた頃だろうか。
埼玉医科大学大学院を卒業した医師で、埼玉県川口市内の老人ホームを併設したクリニックの院長でもあるという。
そんな女性が相撲部屋の女将として奮闘している。
「相撲の世界はとても特殊。彼ら(力士)は入門すると、角界が全てになってしまう。でも、私はただ1人違う世界に生きている。彼らが一般社会に出たときに、順応できる子に育てないといけない」
専業の女将でも大変なのだろうが、医師との兼業というのだからその苦労は計り知れない。
湊部屋には逸ノ城を筆頭に10名の力士がいるというが、給料が受け取れる十両以上の力士は逸ノ城しかいない。
逸ノ城は、過去に酒乱で客とトラブルになりかけたこともあるという。
逸ノ城が酒乱で事件でも起こして廃業となれば、部屋にとっても存続が危ぶまれる事態となる。
だから、逸ノ城が事件を起こさないように外に出る時には監視役が必要となるのだろうが、なぜ女将さんが?
親方の湊孝行こと三浦孝行(54)は下戸(全く酒が飲めない人)だそうで、だから酒の強い女将さんが、ということらしい。
各界ならではの不条理を若者に教え諭し、不満を和らげるのも三浦の仕事。下戸の師匠に代わり、逸ノ城を連れて食事に出かける。モンゴル料理を食べた後、2人で夜通しウォッカの瓶数本を空にしたこともある。
たわいな会話でストレスの芽を摘んでくれる三浦の親心を、逸ノ城はよく分かっている。たどたどしい日本語で「女将さんはときどき怖い。でも自分にとっては日本の母親です。」ともに過ごした時間はまだ短くても、思いは伝わっている。
2015年6月の産経新聞の記事だが、7年経って逸ノ城と女将さんに何があったのだろうか?
暴行事件が本当だとして、逸ノ城が軽くハタいただけでも女将さんは大ケガするだろう。
だから本当なの?と思ってしまうのだが…。
~どっち??~
一方、東スポWEBの記事。
湊部屋をよく知る関係者は「ここ数年はひどい飲み方はしていない」と証言する。「後援会が一人で飲みに行かせていないようだし、行く時は後援会幹部だったり必ず誰か付き添ってる。有名人だし、おかしなことにならないように、そのへんは気をつけている。だから、限界かなと思ったら『イチ、そろそろ帰ろうか』という感じ」
たしかに2014年秋場所の新入幕で13勝を挙げた当時は「ちょっと酒の度が過ぎることもあった」と逸ノ城に”若気の至り〟を感じることもあったという。それでも「もう29歳になるから。今はない。彼は(以前に)コロナに感染しているし、たとえ翌日稽古がなくても体に気をつけて帰らせてる。一緒に飲んでいて人様に迷惑をかけるような飲み方はしないし、警察沙汰になるような話はまったく(ない)」と”心当たり〟がないだけに困惑した様子だった。
女将への暴行事件をこの記事は否定している。
しかし、
カウンセリングを受けるなど禁酒に取り組んだ時期もあり、2021年12月からは部屋を離れて一人暮らしを始めた。ところが、2022年2月頃には再び飲酒の影響で稽古を無断で休むようになり、連絡が取れないことも。湊親方は3月に協会へ実情を報告したが、逸ノ城は態度を硬化。代理人を立て「これからは弁護士を通さないと師匠の言うことはきかない」と通告してきたという。
という記事も。
逸ノ城は、「親方の言うことは聞かない」といっているのか?
それでも関取である以上部屋を出るわけにはいかないだろう。
前出の”湊部屋をよく知る関係者”はこのことを知らないのだろうか?
~モンゴルの母しかいない!~
事実なら、親方も破門せざるを得ないし、破門すれば湊部屋にとっては大きな痛手。
ここはモンゴルの実の母親を呼んで説教してもらうしかないだろう。
逸ノ城の家族は今でも遊牧生活をしており、実母は以前、新聞記者の
「逸ノ城は稼いでウランバートルに家を買ってくれますよ」
との声掛けに、
「私たちは、そういう生活はしたくありません。遊牧民でいいのです。私たちの望みは、息子が人から愛される人になることです」
と語ったそうです。
暴行事件が事実なら、逸ノ城は実母の願いとは違う道を歩んでしまっている。
こんな報道を知ればモンゴルのお母さんはどんなに悲しむことだろう。
でも、親方や女将さんの言うことを聞かない逸ノ城を軌道修正できるのは実母しかいないだろう。