~変死?!~
友人たちと酒を飲んだ時、ストロングゼロ500ml缶をプシュッと開けた。
それを見ていた警察官の友人が、「ストロングゼロは飲んだらダメだよ!」と止めようとした。
何で?と尋ねるとこう答えた。
この前、自宅で55歳の女性が倒れて死んだ変死の現場に行った。
女性は持病もないのになぜ死んだのかが分からなかった。
後から駆け付けた検死になれた刑事が、その死体を見て言った。
「こりゃ、またストロングゼロじゃないか?」
と言いながら食卓の上に置かれたレシートを見た。
「やっぱりストロングゼロをいっぱい買ってるワ」
友人が尋ねると、「飲み過ぎるとアルコールを分解できなくて倒れたり、死亡することもある」と答えたという。
エーッ、ストロングゼロは安いし、アルコール度数も高くてすぐに酔えるから大好きでよく飲んでいた。
これまで悪酔いしたとか、体調が悪くなったという経験がなかったから驚いたが本当なのか?
~「危険」がいっぱい!~
本当なのかと思い検索してみると、「ストロングゼロ」と打つと、次候補には「危険」「危険 理由」「やばい」が上から順に出てくる。
こんな記事まであった。
松本俊彦氏
アルコール度数が「9%」と高いにもかかわらず、ジュースのような口当たりが特徴的で、しかも安価だとして人気のサントリー「-196℃ストロングゼロ」。昨年大みそか、国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所薬物依存症研究部部長の松本俊彦氏が、「ストロングZEROは『危険ドラッグ』として規制した方がよいのではないか。半ば本気でそう思うことがよくあります。私の臨床経験では、500mlを3本飲むと自分を失って暴れる人が少なくありません。たいていの違法薬物でさえも、使用者はここまで乱れません」とFacebookに投稿し、ネットで上で話題を呼んだ。
エーッ、3本飲むと乱れる?
ストロングゼロのようにアルコール度数の高い酎ハイをストロング系酎ハイと呼ぶ。
「-196℃」というのは、-196℃の液体窒素の中でレモンなどの果実を瞬間的に凍らした状態で細かく砕き、これを酒に混ぜる製造方法だそうだ。
しかし、ストロング系酎ハイはストロングゼロだけではない。
キリンの氷結ストロングや檸檬堂の鬼レモンなど多種あるが、なぜストロングゼロだけがやり玉に挙げられるのだろうか?
ストロング系酎ハイの代表格だからなのだろう。
ストロングゼロ500mlを3本立て続けに飲んだことは無いなぁ。
医師が言うのだから事実なのだろう。
~体に悪い理由!~
他の記事に「ストロングZEROが危険、体に悪い理由」が書かれていたので要約してみた。
① アルコール度数が高い
アルコール度数9%のものが主流だが、少し前まで12%のものもあった。
ビールが4.5~5%であることを考えると極めて高い。
ストロング系チューハイにはウォッカ、ラム、ジン、テキーラなどのスピリッツが使わ
れ、必然的にアルコール度数が高い。
② ロング1本で500mlもある
ロング缶は500mlあり、甘くて飲みやすい。
アルコール度数9%のストロングゼロ500mlはテキーラショット3.75杯分のアルコール量
にあたるため、2~3本飲めばかなりのアルコールを短時間で飲むことになる。
③ ウォッカなのに飲みやすい
ストロングゼロはウォッカが使われていて、ウォッカ自体のアルコール度数は平均40%と
非常に高い。
このウォッカに甘味料やフレーバーなどを使って飲みやすくしており、飲み過ぎる。
この他、「太りやすい」とも書かれている。
確かに、ウォッカベースのカクテルを飲んだ翌日に体調が悪くなった経験はある。
~サントリーは?~
サントリーは、ネット上で危険だと言われているストロングゼロを販売し続けるのだろうか。
沖縄のオリオンビールの人気商品だった「WATTA(ワッタ)」のアルコール度数9%のストロング系の販売中止を決めたのは2019年末だったそうだが、サントリーはストロングゼロの危険性について語ってもないようだ。
これだけネット上でストロングゼロの危険性が訴えられているなら、製造責任者として製造中止や何らかの説明をするべきではないか。