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南海トラフ大地震ウソ予知不可能な地震なのに政府はなぜ不安を煽るのか!

南海トラフとは?

南海トラフ大地震、いつから言われるようになったのか、何十年も前のような気がします。東北大震災や熊本震災の以前から南海トラフ地震が発生すると言い続けてきたと思います。

何のことかわからいない人もいるでしょう。南海って、なぜ南の海なの?って思う人は多いでしょう。すべて京都が中心で、京都から見て東の海が東海、南が南海なのです。どうでも良いことですが、なぜ今どき京都が中心なの?って思いませんか。

 

地震の予知?

そもそも地震の予知は可能なのでしょうか?

国土交通省は、

「一年以内に、日本の内陸部で、マグニチュード5以上の地震が起こる」

というようなあいまいな予測や、毎日起きているマグニチュード4程度以下の小さな地震を予測するような場合はたいてい当たるが情報としての価値はあまりなく、少なくとも

「一週間以内に、東京直下で、マグニチュード6~7の地震が発生する」

というように限定されている予知でなければ意味がなく、現在の科学的知見からは、そのような確度の高い地震の予測は難しいとしています。

また、一般に、日時と場所を特定した地震を予知する情報はデマと考えられるとさえ言っているのです。それであればなぜ、南海トラフ地震が起こると予測して、大手新聞の一面を飾ることになるのでしょうか?

ウソを言う人、真実を言う人

日本地震予知学会会長の早川正士氏は地震は予知できると言っています。早川氏は、電離層攪乱の膨大なデータを収集し、ついにマグニチュード6以上で震源が浅い地震で、夜間のみを見ることで1週間前に必ず予兆が出ると言っています。難しいことは分かりませんが、

この人は「有料の地震予測サービス」をやっていて、地震予測の的中率は7割ほどだと宣伝しているそうですが、実際は、全てはずれていたそうです。

テレビなどでお馴染みの何を喋っているか分からないロバート・ゲラー東京大学教授は、はっきりと「地震は予知できません。」と断言しています。この教授は地球物理学が専門で、地震研究家なのですが、「予知できる」という前提のもと、国から年間平均で約100億円の予算を獲得してきた「地震村」の中で、金儲けで地震を予知できると言っている人たちが大勢いると指摘しています。

やはり、阪神淡路大震災、東北大震災そして熊本震災を予知した人はいなかったそうです。しかもこれら大地震の発生した地域は、ハザードマップで震源はいずれも色が薄く、確率が低いとされた地区だったそうです。

 

南海トラフ大地震の予知

南海トラフ大地震は、個々のデータを元に90年から200年の間隔で南海トラフを中心に地震が起きるのだと予測しているのだそうです。

そのデータというのが、684年日本書紀に記載がある南海沖で発生した大地震、884年には、南海沖と東海沖両方を震源とする大地震が発生、1096年は、東海沖で発生した大地震、1099年には南海沖とする説がある大地震、次に1361年は、有名な「太平記」の中で記載がある南海沖とされる大地震、1498年は、東海沖を震源とする大地震、1605年、これは東海沖か南海沖かはよく分かってない大地震。その次の1707年は東海と南海で同時に発生した大地震。1854年は、近代ですが、東海沖と南海沖を震源とする大地震が2回連続1944年には東南海地震と呼ばれる震度5~6の地震が起き、最後に1946年には南海地震が発生しているとのことです。

これら大地震の発生の間隔から最後の1946年から約70年が経過した今、南海トラフ地震が発生するとの予知がされているのです。しかし、近代では1855年には1年間に2回の巨大地震の発生があり、その2年後にも大地震が発生しています。過去の地震発生の時間的間隔だけでそろそろ来るだろうと予想するのは素人の私には意味のないことであり、安易な発想にしか見えません。

国土交通省は、

「一般に、日時と場所を特定した地震を予知する情報はデマと考えられます。」

とさえ言っているのです。それならなぜ政府が大金を支出してまで地震予知をしようとするのかが不思議でなりません。また、南海トラフ大地震が近いうちに発生するゾ!と国民の不安を煽るようなことをするのか、不思議でなりません。ゲラー博士が言うように「地震村」が「そうさせているとしか考えられません。

日本は世界的に見ても地震国であることは間違いないわけですからどこで地震があっても不思議ではないのです。

政府は、特定の地域ではなく、全国的に地震が発生する恐れがあるということを国民に周知して備えをするように発信すべきなのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

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