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ラウェイの渡慶次(とけし)幸平がミャンマーでチャンピオン!金子?賞金?

~地上で最も過激な格闘技!~

昨日放送の「1億人の大質問⁉笑ってこらえて!」で見たミャンマーの国技であるラウェイという格闘技がすごい!”地上で最も過激な格闘技”と称されるだけあって無茶苦茶なルールです。

通常、殴り合う格闘技は手にグローブをはめて、打突の衝撃を緩和させるようにしていますが、ラウェイはバンデージだけを巻いて戦うのです。バンデージとはボクシンググローブをつける時に手や指を固定するために巻き付けるテープです。バンデージを巻き付けると、手拳は石のような硬さになりますから、素手の手拳よりも打突の衝撃力が増すのです。無茶苦茶です。

ミャンマーは昔、ビルマという名前でしたが、元々他民族国家で村一番の強い奴同士がタイマンで戦っていたものがランウェイになったそうです。

ルールは、目つぶしと噛みつき以外は何でもありだそうで、キックボクシングのルールに頭突きを加え、故意でなければ金的もありしかも頸椎や腰椎なども殴って良いそうです。ほぼ殺し合いです。

1ラウンド3分の5ラウンド制で判定勝ちはなく、決着がつかなければ両者が勝利ということです。1ラウンドに3回、1試合で4回ダウンすれば負けとなりますが、1回のタイムをとることができるのです。ダウンした時にタイムをとることももできて、2分間の休養が取れるそうですが、タイムを取ればダウン1回とみなされるそうです。

~渡慶次幸平がすごい!~

昨日の番組では昨年現地ミャンマーでチャンピオンになった渡慶次幸平選手の活躍をフォーカスしていました。渡慶次選手について書きます。

氏名 渡慶次幸平

生年月日 1988年6月4日 (31歳)

出身 沖縄県豊見城市

所属 クロスポイント吉祥寺

渡慶次選手は、小学校から高校まで野球をやっていて、小・中・高でキャプテンを務めたそうで、高校は野球の名門糸満高校でダルビッシュやT-岡田らとも試合したことがあるそうです。しかし、プロは無理だと悟り、山本キッド全盛期の頃をテレビで見てて、「エッこれでそんな金もらえんの?楽勝じゃん!」と思い、格闘技の道に進んだというのです。

19歳で所持金3万円で上京し、住居不定の生活を続けた後、先輩の職場で寝泊まりするようになって住民登録したそうで、その頃に今の奥さんを紹介してもらって、娘を授かり結婚したそうです。

総合格闘技のプロとして頑張っていましたが、寝技が弱点だったこともあって勝ったり負けたりでファイトマネーが一向に上がらず、奥さんから

これじゃ暮らしていけないわよ、いつやめるの!

と言われ続けていたところへ、ラウェイの話が来たそうです。初めにムエタイやキックボクシングなどの強い選手から勧誘され、みんなが「危険すぎる」ということで断ったため自分のところにお鉢が回ってきたそうです。

ラウェイに挑戦して総合格闘技で11~12試合をやったそうですがそのファイトマネーをラウェイの1試合のファイトマネーとボーナスで一発で逆転し、総合格闘技6~7年くらいのプロ生活輸入を1発で追い越したというのです。

渡慶次は、ファイトマネーを聞いて跳びついたそうですが、「追い込まれた人って、目の前にお金がぶら下がっていたら行きますよ!」と言っています。

渡慶次は2017年6月にラウェイに参戦し、2018年2月に初勝利をあげています。その年の12月に強豪ばかりを集めた「第5回 エアKBZ グランドファイナル・ミャンマーチャンピオンシップ」でチャンピオンになったのです。

ラウェイには、ジュニア、ミドル、ヘビー級の3階級しかないそうですが、170㎝と小柄ですががっちり方の渡慶次はミドル級くらいですかね?

~渡慶次のタトゥー!~

渡慶次選手の体にはタトゥーがいくつか入っていますが、左胸に

I live creativery (私は創造的だ)

と書いています。これについて渡慶次はTwitterで

確か18の時に左胸に刺れたやつ 13年経った今も刺れた時と変わらず創造的に 思いついた事ドンドンやっていきます。

と書いています。もう一つ胸のど真ん中、縦に

青雲之志

と入れていますが、この四字熟語は「徳を磨いて、立派な人物になろうとする心。また功名を立て立身出世をしようとする心」を意味するそうです。こんな四字熟語をタトゥーにする人も少ないように思いますね。Wikipediaには、

幼少期より、わんぱくで手がつけられないで有名。保育園や小学校から何度も脱走する。その反面、進学校に中学受験するために小学校低学年から学習塾に毎日通う勤勉さもあった。進学校への中学受験は見事成功する。

と書かれていますが本当ならすごい奴です。

~渡慶次は狂っている!~

負け続けていた頃、試合に出続ける渡慶次を見て、ミャンマーの人たちは「なぜ試合を辞めないのか」「バカなのか」と言われ、”狂戦士バーサーカー”と呼ばれていたと語っています。そして渡慶次はミャンマーの73キロ前後のチャンピオンを倒したことで名が知れ渡ったそうです。

今年、拳を6回骨折したそうで、骨折したら10ヶ月くらい出場停止になるところそれを秘して試合に出て、100戦無敗の現地チャンピオンと戦ったというのです。正に狂っています。右手は使えないので蹴りと左手と頭突きだけで戦ったらボコボコにやられて、気を失いながらも戦い続けたというのです。9時間後に意識が戻ったと無茶苦茶なことを言っています。

ただ、渡慶次は現地の小学校を見てあまりのひどさに驚き、日本の人からお金を集めて学校に寄付する活動を行っているそうで、その動機については「行って見てしまったらやらなきゃいけねーだろって思った」と話しています。

日本でのラウェイの試合は、後楽園ホールで年に4回の大会があって、サブタイトル「ミャンマー子ども教育支援」を謳って協賛金や寄付金を貰って物資に変えて持って行っているというのです。優しさも持ち合わせた奴ですね。

渡慶次はラウェイのことを「最高のショーだと思っている」と言っていますが見てても怖いくらいです。

~日本人選手は他にもいる!~

ラウェイには、67キロ級ゴールデンベルト・チャンピオン金子大輝選手(25)がいて、現地でも有名人だそうです。

ただミャンマーは経済発展している最中で、サッカーなどのスポーツや娯楽などが増えランウェイは衰退の危機にあるそうです。

日本では渡慶次のテレビ出演によって、今後人気が上がるような気がします。

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