~赤い羽根はナニ?~
子どもの頃、小学校で赤い羽根が配られていた。
みんながそれを胸に付けて喜んでいた。
赤い羽根は、募金で、困っている人たちを助けるものだと漠然と思っていた。
社会人になると赤い羽根が配られ、袋に募金をいくらか入れなければならなかった。
お金がもったいないと思っても「あいつお金出さなかった」と言われたくなかったし、困っている人たちの為に使われるのだからと思ってお金を入れていた。
そんな赤い羽根が悪名高い仁藤夢乃(33)が代表を務める「Colabo」に2680万円を助成していたことが明らかになった。
中央共同募金会は10日公表したリリースで、2018年度から20年度にかけて、コラボに計2680万円を助成したことを明らかにした。その上で、助成は「赤い羽根共同募金」ではなく、「赤い羽根福祉基金」によるものだとした。
「赤い羽根共同募金」は、各都道府県の共同募金会が募金を行う。
「福祉基金」は、中央共同募金会が企業や団体、個人などから寄付金を集めるのだという。
どっちにしても「赤い羽根」をシンボルにした慈善事業に変わりはない。
~Colaboへ助成、何が問題?~
「福祉基金」の助成先や助成額などは年次報告書などで公表されるが、助成先の審査過程については公にしない方針だという。その理由を聞くと、担当者は「いろいろな声や意思が入る可能性があり、かえって公正な意思決定が損なわれてしまう」と述べた。
確かに助成先を公開すると、「なんであんなところに助成するんだ」とか、「あんなところに助成するならウチにしてくれ」なんて声が出てくる可能性はある。
しかし、情報公開が当たり前の社会になった今ではそんな理由が正当化されるわけがない。
公開しないことで、「おかしな所に助成してんじゃないのか」とか「お金集めるだけ集めて呑んでんじゃないのか」なんてあらぬ疑いをかけられても仕方ない。
この度、暇空茜がColaboの不正会計を指摘したことで、東京都監査委員会がColaboの会計の一部に不当な点があるとして都に再調査を指示したことで、赤い羽根からColaboに助成されていたことが発覚したようだ。
山上徹也容疑者が安倍晋三元首相を暗殺したことで統一教会問題が暴露されたように暇空さんの追及で赤い羽根の胡散臭さが暴露された形だ。
じゃあなぜ、赤い羽根からColaboにお金が助成されることが問題なのだろうか?
Colaboは、貧困、暴力、性的虐待などを受けた10代女性の支援活動をしている一般社団法人である。
こんな活動自体はとても立派で、批判する人はいない。
なぜ批判されるかっていうと、代表の仁藤夢乃がテレビに出演して、「お前共産党か?」と思うような反日発言を繰り返したり、若い女性を辺野古基地に連れて行って座り込みしたり、明らかに共産党と結びついて政治的イデオロギーに基づいて活動をしているから批判されるのである。
福祉基金の応募要項では「特定の宗教や政治思想を広めることを目的とする団体」は助成対象とならないともしている。
そりゃそうだろう。
福祉的な募金を募って政治活動に助成していたのなら叩かれて当然だろう。
だが、明らかに政治的イデオロギーで活動している仁藤夢乃が代表を務める団体に助成していたという事実は許せるはずがない。
中央共同募金会は、助成金の使途について適正になされているかの調査などはしないそうだがそれですまされるのだろうか?
仁藤は現実に選挙で共産党の応援をしている。
暇空茜さんもColaboと共産党の関係を語っている。
新聞赤旗では、暇空茜 VS Colaboでは、Colaboを擁護する発言ばかりである。
Colaboと共産党の関係がこれだけ公になっているのに、赤い羽根がそんな組織に助成しているっていうことになると、募金に賛同する人も少なくなってしまわないかと心配しないのだろうか。
「子どもたちへ-赤い羽根共同募金」の中で「赤い羽根のどうして?」というのがある。
その1 「赤い羽根共同募金」の羽根は、どうして赤色なの?
「赤い羽根」は、勇気と良い行いのシンボルだからです。
アメリカの先住民族は、いろいろな色の羽根かざりを頭などにつけていましたが、羽の色によって意味がありました。勇気のある行いや、良いことをした人が、「赤い羽根」をつけていたと言われています。
説得力がない。
ひとりの子どもが質問する「善意の募金をColaboにあげることが良い行いなの?」
もうひとりの子どもが「共産党の赤じゃないの?」