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神戸西署の北山正紀署長と横山貴行副署長もコロナに感染!居酒屋で飲み会!

~飲み会よりも隠蔽したことが問題!~

兵庫県警と言えば全国的にも”不祥事が多い警察”というイメージがあります。つい先日には尼崎東警察署の交番で不倫関係の男女が性行為で懲戒処分というニュースが出たばかりです。

今度はやったこと自体は単なる”飲み会”ですから不祥事と呼べるのかどうかは分かりませんが、それを隠蔽したことで不祥事となってしまったようです。ネット上でもバッシングが続いています。

兵庫県警は13日、集団感染が起きている神戸西署(神戸市西区)でいずれも50歳代男性の署長と副署長が新型コロナウィルスに感染したと発表した。同署では7日に最初の感染者が判明しており、感染が確認されたのは計10人となった。県警は一時的に署長と副署長を交代させるという。

発表によると、署長は12日、副署長は11日から発熱などの症状があり、検査を受けて陽性反応が出た。いずれも軽症という。

署長と副署長は不要不急の外出自粛要請の中の3月27日に居酒屋で開かれた歓迎会に出席していたほか、既に感染が判明している同署の幹部らとほぼ毎日、業務連絡などで顔を合わせていたという。

加藤晃久・県警本部長は13日、記者会見し、「120人を県警本部から派遣するなどして態勢を確保し、住民に安心していただけるように努める」と述べた。

神戸西署では7日に50代の男性交通官の感染が確認され、その後感染者が相次いだために県警が調査に乗り出したのですが、副署長は

神戸西署で飲み会などは開かれてない

と話し、飲み会の存在を隠蔽したのです。当然、副署長独自の判断で行ったことではないはずです。「歓迎会のことは伏せておきましょう」と署長と口裏を合わせ、そして幹部全員に「歓迎会のことは絶対に言わないように」と指示を出したはずです。

~意見具申できる部下が必要!~

しかし、神戸西署で感染者が増えていくため感染源を突き止めるための調査が行われたのでしょう。誰に聞いても感染源が不明のため、「署長、もう隠せません。正直に話しましょう」と相談して、10日の県警からの聞き取りに「実は…」と答えたのでしょう。

神戸西署のホームページにある北山正紀署長と横山貴行副署長が2人そろって感染とは自業自得という感じがしますね。報道では「署長の歓迎会だった」と書かれていますが、署長が「一杯やろう」と言ったら副署長を始め部下たちは「今は大変な時期ですから自粛した方がよろしいと思います」とは言えなかったのでしょうね。

しかし、こういった時にきちんと意見具申できる部下が存在することが組織には必要なのです。そうでなければ署長が判断を誤った時に取り返しがつかないことが起こるのです。正に今回が取り返しのつかないことになってしまったのです。

現在神戸西署の署員120人が自宅待機を余儀なくされているということです。署長を始め副署長以下幹部が感染すれば当然部下職員たちも濃厚接触者ということになりますから仕方のないことでしょう。急きょ県警本部から120名の応援派遣をしても円滑に業務は遂行できるはずもありません。神戸西署の警察業務は間違いなく停滞しているはずです。

意見具申できる人と環境が組織には必要であるということの見本のような出来事だと思います。

~歓送迎会の自粛が叫ばれていた!~

歓迎会は3月27日に居酒屋で行われたそうですが、確かに「こんな時期に飲み会なんか開いて」と言われないために隠蔽したのでしょうが、まだ緊急事態宣言は出ていませんでした。しかし世間では歓送迎会の自粛が叫ばれていたはずです。

3月20日には安倍首相が

国民の皆様におかれましては、換気が悪く、多くの人が密集し、近距離での会話や発声が行われるという3つの条件が同時に重なるような場を避ける行動を、引き続きお願いいたします。

外出自粛要請がなされていましたから、飲み会の開催については恥ずかしくて言えなかったということでしょう。

~居酒屋を公表すべき!~

どのような経緯で感染したのかが公表されていません。神戸西署の幹部の1人が既に感染者で飲み会で広げてしまったのか、飲み会を開催した居酒屋の従業員や他の客から感染したのかその辺を確認する必要があるのでしょうがなかなか困難でしょうね。その居酒屋で感染したとするならばその居酒屋の名前や所在地は公表するべきでしょうがネット上でも公表されていないようです。

”兵庫県は何をやっているんだ”と言いたくなりますね。北海道の鈴木直道知事はクラスターと分かった場所を公表してその後の感染拡大を押さえました。3月19日、吉村洋文大阪府知事が連休中の自粛要請を求めた後、「大阪はいつも大袈裟」とバカにしたあの井戸敏三兵庫県知事ですから何をかいわんやですね。

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