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日本郵便社員(天王寺郵便局)が傷害事件で逮捕!加熱トング&パワハラ疑惑も?

いじめで逮捕された郵便社員、見ていた奴も逮捕しろ!

大阪府警東署は31日、日本郵便株式会社天王寺郵便局の社員2名を後輩に対するいじめとみられる傷害事件で逮捕しました。逮捕被疑者は、社員の福井英輝(42歳)と非正規社員高岡成明(52歳)です。被害者は20歳代の後輩男性ということです。逮捕の理由は、「今年3月2日夜、被疑者2人が共謀して大阪市内の焼き肉店で開かれた職場の慰労会の席で、コンロで熱したトングを後輩の首筋に押し付けたり、同僚の履いていた靴下を口に押し込む等、全治1週間の火傷を負わせた」ということです。

40歳を超えた大人が、後輩いじめで傷害罪という犯罪行為を行っただけではなく、この慰労会には20人以上が参加しており、他にも関与した人間がいるということです。関与していない人間もこれを止めなかったのでしょうか?笑って見ていた人間達も傷害事件の幇助犯として逮捕すべきです。

いじめはどこの組織にもある

いじめはどこの組織にもあるものですが、この事件は異常としか言いようがありません。被疑者2名は、天王寺郵便局で集荷や配送を担当していたそうで、後輩がミスをするたびに「死ね」「もう辞めろ」と暴言を吐いたり、殺虫剤をかけたりしていたそうです。いじめが日常化していのでしょうから会社の同僚、上司たちも知っていたはずです。こんなことになる前に対処する術はあったはずです。いじめられていた側も、労働局や弁護士など相談する先はあったはずです。また、日本郵便には強大な労働組合があったはずなのに。

 

そもそもなぜいじめられるのかですが、やはり後輩にも仕事面や性格面で他人より劣る部分はあったのでしょうが、それをもっていじめる側を正当化することはできないはずです。この職場にそのような意識や感覚がなかったのでしょうね。

熱せられたトングを首に押し付けられれば後輩も「アツイ~ッ」と叫ぶでしょうから周りにいた者は「何をしているんだ」と気づくはずです。

そのうえ靴下まで口に押し込むなど誰もそれを止めなかったのでしょうか?この職場が腐っているとしか言いようがありません。

日本郵便株式会社とは

郵政民営化がなされ郵便、簡易保険、郵便貯金の3事業が分割されて株式会社となり、職員も公務員という身分から会社員に変わったのです。私見ですが、民営化されても社員の意識は改革されたとは言えず、民間企業と比べればサービス業という意識は劣っているように思われます。

郵便事業は、日本郵便株式会社が行っており、郵便貯金はゆうちょ銀行、簡易保険は、株式会社かんぽ生命保険というように分かれていますが、営業はいわゆる郵便局の中で全ての業務が行われているようです。

私の友人が30年くらい前に郵便局に就職して郵便配達をやっていましたが、与えられた配達分を終わらせれば、後は勤務中でも喫茶店で時間を潰していました。民営化されてからもそんなことをやっているんですかね?今回逮捕された被疑者たちは集荷や配達を担当していたそうですが、現在では再配達などという制度もありますし、昔とは違って大変な業務なんでしょうね。

そんな中でイライラさせられる後輩がいたら「てめえこの野郎~」ってなるのは分かりますトングはやり過ぎでしょう!

逮捕が遅すぎたのは何故?

この事件は、4~5カ月も前に起こった事件です。なぜ、今逮捕なのでしょうか?被害者は被害発生後にすぐに警察に届けたのでしょうが、なぜ、逮捕までに時間がかかったのでしょうか?

慰労会に居合わせた人たちから事情聴取を行って、被疑者2名の犯行を特定したのでしょうが、報道では「ほかにも暴行に関与した者がいるとみて、参加者から事情を聞いている」と出ていましたが、まだ事情を聴いているんかい?通常被疑者2名を逮捕するまでには事情聴取は終えているはずですからね。当然、被害者が警察に被害届を出したということは職場の者も分かっていたでしょうから誰が逮捕されるのかびくびくしていたのかも知れませんね。

そもそも逮捕というのは、逃走の恐れや証拠隠滅の恐れがある場合にされるものです。もし2人が逃走を図っていたというのならば報道で「逃走中の被疑者を逮捕した」と出るでしょうが、そういう報道はありません。

証拠隠滅と言えば、目撃者の口封じや被疑者らの口裏合わせということになるのでしょうが、そんなことがあったのでしょうか?複数人の目撃者がいるのなら、全員が口裏合わせに同意するというのは困難でしょうし、熱したトングを押し付けた行為を口裏合わせで「無かったこと」にはできないでしょうからそれも考えられないでしょう。犯人を特定するまでに時間がかかるような犯罪でもないですから、ここまで時間がかかったのは不思議ですね。

郵政民営化前までは、郵政監察官という郵政事業の犯罪を取り締まる特別司法警察員がいましたが、民営化後に廃止されています。これがあったらもっと早く事件化されていたのでしょうか?

日本郵便の判で押したようなコメント

日本郵便近畿支社は「社員が逮捕されたことは誠に遺憾。厳正に対処したい。」と、判で押したようなコメントをしています。「誠に遺憾」というのは、どんな事件でも議員や会社組織が使う決まり文句ですが、この言葉では反省の情は感じられませんね。

そもそも「遺憾」とは、「思い通りに事が運ばなくて残念だ」という意味ですから、反省の弁には聞こえません。また、逮捕されたことが残念なのか、社員がこの様な事件を起こしたことが残念なのかよく分かりません。日本郵便自体がもっとしっかりして欲しいものです。

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