~またあの男だ!~
何?またあの男か?と目を疑った。
千葉県市川市の村越祐民市長(47)だ。懲りない男だ。
千葉県の市川市新庁舎(7階建て)で市長室にガラス張りのシャワー室が設置されていたことが26日、分った。市議会で越川雅史議員(無所属の会)が明らかにした。新庁舎は昨年8月の一部利用開始を前に、4階の市長室も含め内部を市議らに公開。しかし、その際にシャワー室はなく、設置したのは同10月だった。市長室からしか入れない作りになっており、越川市議は「市長専用ではないか」と指摘。村越祐民市長は「想像の飛躍」と否定した。
”想像の飛躍”? 市長専用ではないというのならば市長室からしか出入りができない作りにするのはおかしいだろう。
この作りを見て普通に想像すれば、だれでも市長専用と考えるのは当然。それを”想像の飛躍”とはどう意味なのだろうか。
市川市では2010年に市庁舎の建て替えを検討し、10年後の2020年末には第1庁舎が完成したようだ。
7階建て庁舎の4階に市長室がある。
昨年8月には市長室も含め市議らに公開したというのだが、この時には市長専用のシャワー室はなかったというのだ。
このことを考えれば秘密裏に市長専用のシャワー室を作ったと考えて当然だろう。
~”血税”余ったから?!~
市によると、シャワー室は昨年10月に市長室内のトイレの隅に設置。災害時に市長や職員が使うことを目的に、同8月の部分開庁後に追加で工事を行った。費用360万円には新庁舎建設に伴う余剰金を充てた。
新庁舎建設で金が余ったからシャワー室を作ったというのだろう。「余ったから使っちゃえ!」っていうのは市民として許せないだろう。
360万円は市民の血税だ。余れば返すべき金だろう。
余った360万円で市民のためになるものを作ったというのならば話は別だが…。
しかし、新庁舎では会議室や委員会などがある5階に災害時を想定した職員向けシャワー室を3室設置済み。しかも問題のシャワー室は市長室を通過しなければ入れない仕組みになっていることから、越川市議は「市長専用では」とただし、設置が議員や報道関係者向けの公開後だったことに不信感をあらわにした。
市長室のある4階の一つ上の5階には災害時を想定した職員向けのシャワー室が3つもあるという。
「市長が他の職員と同じシャワー室が使えるかッ!」と言うのだろうか?
氏名 村越祐民(むらこし ひろたみ)
生年月日 1974年2月13日(47歳)
出生地 千葉県市川市
学歴 青山学院大学国際政治経済学部卒
経歴 元衆議院議員
~危機管理上の”ガラス張り”??~
しかも市長専用のシャワー室は”ガラス張り”というから驚きだ。シャワーを浴びている裸の市長の姿が周囲に見えるようになっているのだ。
ガラス張りにすれば当然費用もかさむのだが、ガラス張りにする意味は何があると言い訳するのだろうか。
村越市長は市長専用との指摘について「想像の飛躍。決してそのようなことではない」と反論。「危機管理上、必要だった。必要に応じて新たに機能を追加することはあり得る。(市民に)理解してもらえると思う」と答えた。この日のシャワー室公開は応じなかったが、「市役所は市民のもの。必要に応じて公開することはあり得る」と述べた。
”危機管理上必要だった”はどう必要なのか具体的に説明する必要があろう。
大地震が起きて階段が閉鎖され市長が5階のシャワー室に行けない場合を想定しているのだろうか?
そんな大災害が起きれば市民も大変な騒ぎで、風呂に入ったり、シャワーを浴びたりどころではないだろう。
そんな中で悠々自適にガラス張りのシャワー室でシャワーを浴びている市長を想像することはできない。
”市役所は市民のもの”と言うならば市民が自由に使用できるシャワー室にするべきではと思う。
「自宅のふろ場が壊れました。シャワーを浴びさせてください」などと訪れた市民に開放すべきだろうがそんな考えは毛頭ないだろう。
”市役所は市民のもの”などと美辞麗句を並び立てるのが政治家の役割だと知ってはいるが、この市長が言うと呆れるしかない。
~血税で贅沢を!~
覚えているだろうか?ワイドショーなどで批判を浴びたのは2年前の2019年の夏だった。
市川市は市長と副市長の公用車をあの高級電気自動車の”テスラ製”にしたのだ。
その車両は高級セダンの『モデルS』とSUV車の『モデルX』だった。SUVというのはご存知の通りSport Utility Vehicle(スポーツ ユーテリティ ビークル)といっていわゆるアウトドアスポーツなどを楽しむための遊び車だ。
当時、ネットやワイドショーで大きく取り上げられたからご記憶の方も多いだろう。
市川市は低炭素社会の実現をアピールするため、EV導入を決定。7月上旬には、副市長に車両1110万円のモデルXのリースを開始した。費用は月14万円で期間は8年間。これまでのトヨタの『クラウン』は月約6万円で月額が2倍以上になったという。
このため、市民や議会から「高額だ」と批判が噴出。村越市長は「説明不足だった」として、もう1台の車両価格1020万円のモデルSについては入札を延期することを決定。すでに納車された1台については、これまでの国産車との差額分8万5000円分を自身の給料から減額して補填する考えを示したそうだ。
日本国内の火力発電は2019年で全発電の7割以上を占める。その電力で充電して走る電気自動車のどこが環境に良いのかと思う。
これは2030年代には”ガソリン車の販売を停止する”と言った菅総理大臣と同じで環境のことが全く分かっていないと言っていいだろう。
テスラ社は批判の嵐となり、村越市長も耐えられず、テスラ社のリース契約は解除してその後は公用車を国産車に変えたそうだが、血税を使ってぜいたくをしようという思いは変わらないようだ。
公用車は国産車に変えれば済むが、一旦作ったガラス張りシャワー室はどうしようもない!