~暴力団の脅し?!~
池田市の関係者Aさんという男性が「思い出すだけでも震えます」と証言したという「AERA dot.」の記事。
その音声を聞いてみるとすごい!ひどい!
「あんた何やってくれてんの、ほんま」
「何をするんや」
「何の話、ちゃうやろ」
「顔出せ、顔出せ」
「黙れ言うてるねん、顔出したらわかるわ」
「おまえな、何が筋違いじゃ」
「嘘つけ、じゃあ何してん?」
「オレが何か筋違いのことやったと思ってんのか」
「なにを怒ってんのかやなくて、なにを勝手に動いてんねん」
「とぼけんな、とぼけとるわ お前ひとりだけがとぼけとるんじゃ」
「あのな、ちょっとええか」
文字に書き起こすと大した言葉ではない。
しかしこれはパワハラレベルの話ではない。”暴力団の脅し”か?と思うほどの迫力である。
これが現職の市長の”恫喝”には聞こえない。
~維新の専売特許”報酬カット”で市長に!~
この男は今や全国的に有名になった大阪府池田市の市長冨田裕樹(44歳)である。
学生時代にはアメリカンフットボールをやっていた体育会系のようだが、この恫喝は体育会系レベルの話ではない。
2019年4月大阪維新の会から池田市長選に立候補し、維新の専売特許となった”報酬カット攻撃”で、”市長の報酬30%カット”を公約に掲げ見事当選した。
報酬カット攻撃で維新の議員はたくさん生まれているのだが、大阪のオイサン・オバハンは、”報酬カット=エライ&立派”という風潮だけで投票するようだ。
候補者の人格や政治的ポリシーなんて関係ないし、分からない。そんな風潮の中で生まれた市長さんだろう。
~家賃も払え!~
市長になった途端に、公私混同のオンパレードだ。
まずはエアロバイクや畳ベッドを市長室の隣の部屋に設置。
まあこれくらいなら、体を鍛え、健康維持のためにはと目をつぶれるだろう。
9月には簡易サウナを男女トイレや更衣室に通じるスペースに搬入、設置。
今の時代、公務員は庁舎の中でスマホを充電しただけでも市民から苦情が入るという。
これはやり過ぎだろう。
サウナも専門の工事業者が設置したというし、バレたらすぐに撤去とかどうしようもない奴だ。
それどころではない。
「たまたま職員が仕事の関係で朝6時くらいに市役所に行くと、もう市長が来ている。市長より職員が遅く行くのはまずいと話が出ました。けど、それにしては早すぎる。いつの間にか、3階の更衣室が市長の住まいの様になっていたのです」(池田市職員)
市長控室には冷蔵庫、電子レンジ、キャンプ用鍋、パックご飯、ガスボンベなどが持ち込まれていたという。
結局、この男は市長室を自分の家にしていたのだ。
サウナ設置が公になるとすぐに撤去し、その後、電気代690円を返金したというのだが、市長室を居室として使用した”家賃”も返金すべきだろう。
~お主も悪よのう!~
サウナ問題が発覚した後、秘書課の職員が「秘密保持契約」を結ばされていたことも発覚した。
大阪府池田市の冨田裕樹市長(44)が市役所にサウナを持ち込んだ問題で、市長の支援者の男性と秘書課職員、元平修治副市長との間で、3人の会話内容を口外しないことを約束する「秘密保持契約」を交わしていたことが分かった。職員は「マスコミに情報提供したと認めるよう迫られた」とし、男性は「契約は職員に安心して話してもらうため。犯人と決めつけてはいない」としている。
サウナ問題が発覚した後の昨年10月29日、3人は市内に集まって、会話内容を口外しない約束を交わし、男性が用意した書面に母印を押したという。書面には、「(サウナ問題を報じた週刊誌などの)記事を検討するにあたり、秘密情報を厳重に保管、管理する」などと書かれ、「違反した場合は損害を賠償しなければならない」とある。
”違反した場合は損害を賠償しなければならない”?
何の賠償なのだろう。
支援者の男性は契約書を交わしたことを認め、職員と副市長の2人の署名もさせたそうだ。
この男性は”後援会長”だという。
Twitterにはこんな投稿がありました。
私は池田市民です。この後援会長は、池田市内の贈答品会社、サラダ館鉢塚店(有限会社KTM)社長の田中隆弥という人物です。次の百条委員会の証人尋問に出席するので、その日のニュースで実名で報道されるかもしれませんが、先にお知らせしておきます。こいつも冨田と同等の悪党です。
確かに冨田ひろき後援会の「収支報告書」には代表者の氏名欄に”田中隆弥”の名前があるのだが…。
冨田市長は、市役所有料駐車場の「無料定期券」を後援会長に使用させていたという疑惑まで出ている。
市長と後援会長の「おぬしも悪よのう、イッヒッヒ~」という会話が想像できるようだ。
~告訴すべき!~
冨田市長が、”サウナ問題の報道対応について支援者の男性と相談するよう副市長に指示した”とされる。
職員は自発的に署名押印したのだろうか?それはないだろう。
職員は「脅しだと思った」と答えている。
脅して契約書類を作成させれば強要罪という犯罪である。
告訴すべきであろう。
支援者の男は、冨田市長から「3人で話すよう頼まれた」と言っている。
冨田市長が支援者の男にどこまで指示していたのかは不明だが、ヘタすれば強要罪の共犯が成立する。
次々に冨田市長の悪事が暴かれる。
~全く信用できない!~
これまで本誌は、冨田市長の意向で後援会長のT氏と元平修治副市長が池田市職員のB氏に「圧力」をかけて「秘密保持契約書」にサインさせ、冨田市長の家庭用サウナなどの「動画流出の犯人」と認めるように強要した、パワハラ的行為などを報じてきた。
B氏も百条委員会の中で、
「パワハラはない? ありました。職員をバカにしている」
と泣きながら証言した。冨田市長は百条委員会の中で、
「パワハラはありません」
と、否定。今回の「恫喝」「叱責」が疑われる録音データについても、
「心当たりありません」
と、回答した。
秘書課職員は”泣きながら”答えたという。
それでも冨田市長は、録音された恫喝も自分の声ではないというのだろうか?
私も冨田市長の肉声を聞いたことはないが、本人や関係者には分かるはずだ。
この恫喝音声を聞いた人は呆れるしかない。
普通の人間にできることではない。
冨田市長は、100条委員会で「秘密保持契約書」について「事後に知った。内容については知らない」とも言っている。
誰が信用できようか!