~”キレ芸”は今でも?!~
カンニング竹山(50)が世に出てきた時、”なんとやかましい奴”!と大嫌いでした。
当時は、大したことでもない出来事を取り上げて怒りをぶちまける”キレ芸”の何が面白いのか?と思って見ていました。
相方の中島忠行が病死してからは、ピンでテレビに出るようになり、ワイドショーのコメンテーターなどとしても活躍するようになりました。
社会的、政治的な話についても不満をぶちまけるキレ芸は今でも続いているようです。
~竹山の手口!!~
東京都から抗議文を送りつけられたカンニング竹山が、小池都知事に対して反撃の構えを見せているという。
コトの発端は、先月28日に生放送された「アッコにおまかせ!」(TBS系)で竹山が事実誤認発言をしたこと。都が問題視したのは、小池知事自ら出演し、コロナ対策を呼び掛けるネット動画の制作費について、「4.7億円もかかった」と竹山が発言したことだ。竹山は番組内で即座に「4.7億円は広告全体の経費だった」と訂正したが、それでも都は許さず、TBSと竹山の所属事務所に再訂正を要求していた。
竹山も社会派をきどって物申すタレントになってしまった。
これまでワイドショーなどの発言を聞いていて、竹山は、何か社会的なことを言わなければ存在感を示せないのではないかと思っているようだ。
竹山のコメント内容のほとんどは”誰かに対する批判”で、これが炎上してネット記事を賑わせる。
竹山の進化した”キレ芸”として定着してきたようだ。
”事実誤認発言”を受けて今度は「謝罪しない!」「反撃開始!」などとキレ芸を続行させようとしている。
これが竹山の手口だ。
~”訂正”だけでは意味なし!~
今回の「4.7億円もかかった」発言は、新型コロナ感染拡大が収まらない東京都知事を標的にして”キレ芸”をやってみせたのだろう。
ネット上では都の広告費集計データが示されたサイトがあったそうだが、竹山が、小池都知事を批判するためにネットを漁って、付焼刃的にその知識を得たのであろう。
竹山にとってはちょっとしたミスで済むだろうが、批判された東京都はただでさえ全国的にも批判の的になっているのだからたまらなかっただろう。
小池都知事自らが出演している啓発動画は計8本で費用は合計で1800万円だったのだ。それを4.7億円とはあまりにひどい間違いだろう。
”竹山が発言の後に訂正しているからいいじゃないか”という論調もあるが、バカな視聴者が多い、アッコの番組で「小池さん4.7億円も無駄遣いしてる!」といった後に、「あれは間違ってた」と言っても視聴者は「小池さんの無駄遣い」だけが記憶に残るのである。
現に、番組終了後に都庁には多数の苦情の電話が入ったというのだから竹山の訂正はほとんど意味がなかったことは明らかである。
~小池都知事を標的!~
4.7億円発言の4日前にも竹山は「バイキングMORE」の中で、新型コロナウィルスの検査状況が少ないことにキレて「何もやってない」と小池都知事を批判しているのだ。
それも3週も続けて批判したというのだ。
竹山は「もう言うのもイヤになることですけど。ほんっとにもう…呆れるぐらい何にもやってねえなって。だって飲食店に命令出したりしてるんですよ。ここには何にも出せないのかって。都知事だけのせいじゃなくって、その周りの東京都の公務員たち何やってんだってことでしょ。変異株だって数少ないのは調べてないから数少ないだけであって。それをもう、いい加減にしてほしいっていう。何を考えてるんだってことでしょ」と吐き捨てた。
竹山は「いや、叩かれてないよ、全然言ってる。小池さんは何にもやってないよ!何もやってないし、それに都民ファーストの都議は何をやってるんだと。我々都民は、こういう言い方したらあれですけど、我々都民は外れ引いたのよ。外れ引いたことに気がつかないと!」と激情をぶちまけた。
変異株、変異株といってマスコミが不安を煽ろうとしているのだが、ウィルスが変異することは誰もが知っていることで、ウィルス自身が生存するためには毒性を弱めなければならず、ほとんどの変異株は弱毒化していく。
一方で変異株が感染力を強めているとの報道もあるが、感染力が強まっても弱毒化しているのならばさほどの問題はないと思うのだが、マスコミは不安を煽ることだけを取り上げ国民が安心することは報道しない。
”大阪の陽性者が東京都を上回った!”と不安ばかり煽っているが、最近では、大阪の検査数は東京都の倍以上です。
検査数が増えれば陽性者が増えるのは当たり前。
検査数という分母を示さないで陽性者数の数だけ報道することに何の意味があるのかと思う。
~キレ芸にキズがつく!~
竹山が、今、小池都知事を標的に”キレ芸”を演じていることは明らかだ。
東京都からもう抗議文を送りつけられたTBSは番組内で謝罪しているのだが、当の竹山は「生放送で訂正したからこれ以上の謝罪はしない」と言っているらしい。
ここで謝罪したらキレ芸は終わってしまう。
ただ、お笑い芸人の一言で都政に迷惑をかけたことは間違いない。
都政に迷惑をかけたということは都民にも迷惑をかけたということになるはず。
人気商売のお笑いタレントだから、この問題が炎上し続けることで注目を集める。
”悪いことをした”と思いながらもここで謝罪したらキレ芸にキズがつくと思っているのだろう。
~話をすり変えるな!!~
「竹山の反撃開始」という記事が出た。
記事ではネット番組「カンニング竹山の土曜The NIGHT」(ABEMA)の中で
「何がおかしいのか、オープンの場で検証することが必要だと思う」
として次回放送では広告費の詳細を暴いた上田令子東京都議(55)と「都民ファーストの会」所属都議を招いてスタジオで公開討論を行うという。
上田令子都議は、小池知事の下に集まった「都民ファーストの会」で都議として当選、活動していたが、2017年、あの音喜多駿(37)と一緒に小池批判を行って都民ファーストを脱退し、更に音喜多をも袂を分かって離れたのだ。
「上田令子のブログ”お姐がいく”」
~小池都政抗議文問題~カンニング竹山さんは謝る必要はありません
の中で
大阪など3府県へ「まん延防止等重点措置」が適用され、東京都の感染者も増加傾向にあり、変異ウイルスの調査も研究もままならないなか、バラエティ番組での発言にイチイチ難癖つける余力を割く時間など一秒もないはずであり、芸能人とはいえ、一般人を標的にしたつるし上げにならないかとお姐は、非常に憤りを感じました。
と書いている。
「竹山よ、話をすり替えるな!」と言いたい。
私も小池都知事は正直嫌いだ。
だが、今回の件は竹山という有名芸能人の誤った発言によって都政に迷惑をかけたという問題なのだ。
自身の過失で他人に迷惑をかけたならば人として謝るべきだ。
それを反小池の都議会議員と一緒になって都政を批判しようというのは大きな間違いだ。
上田都議は、竹山を”一般人”と称している。有名芸能人を一般人というのはあまりに都合よすぎだろう。
前にも言ったとおり、有名芸能人である竹山の発言を真実として受け取るバカな視聴者は多数存在するのだ。
それだけ社会に与える影響は小さくない存在である。
有名芸能人を都合よく一般人呼ばわりするのは明らかに小池を叩きたいためであろう。
キレ芸もここまでくると面白くない!