スポーツ

大谷翔平が死球で投手をにらみ!リアル二刀流の伝説&凄さもダメ&失敗!

~見たくなかった!~

ずっと、大谷翔平(26)の初先発を待ちわびていた。

日本時間4月5日は、エンゼルス戦を録画して仕事を終えて観戦した。

”リアル二刀流”を見せつけられた。

すごい!

なんだこりゃあ!

と絶叫しながら楽しんだ。

日本人野球ファンなら誰でも喜んだだろう。

完璧な日本人メジャーリーガーのリアル二刀流が伝説になった翌日だった。

相手投手をにらみつける大谷選手の醜態は正直、見たくなかった。

一夜明けてスポーツニュースで見た大谷選手は前日の”日本の英雄”とは違っていた。

米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は5日(日本時間6日)、アストロズ戦の8回に代打で登場。死球で出塁し、勝ち越しのホームを踏んだ。デッドボールを受けた直後、相手投手の方を鋭く見つめた実際の映像を米記者が動画で公開。米ファンからは「怒った大谷の方がいい」「この感情最高」などと反響が寄せられている。

~怒ってはいけない場面!~

野球を知らない、大谷選手の容姿や格好良さだけに興味があるファンは、めったに見ることができない大谷が怒った顔を喜んだかもしれない。

だが…、状況を考えると怒ってはいけない場面だった。

大谷の顔が少し強張った。8回無死一、二塁で代打として登場。1ストライクから、アストロズのサイドハンド右腕スミスの投球を右太もも付近に受けた。一塁へと向かう際には、鋭い眼光をスミスの方へと向け、口は真一文字に結んでいる。一度視線を外してバットから手を放したが、すぐにまた同じ方向を見つめた。

点差は3-5とエンゼルスが2点ビハインド。

アストロズはこのまま逃げ切りたい場面での大きなピンチだった。ピッチャーはサイドスローのスミス投手。

サイドスローピッチャーは左右に投球がぶれやすいことは野球ファンなら誰でも知っているだろう。

ピッチャーとしては1点もやれない場面で何とかダブルプレーで打ち取りたい一心で低めにコントロールしたのだが、指が引っかかってボールが大きく左にぶれてデッドボール。

ノーアウト満塁にしてしまい、かつ逆転のランナーを出してしまった。

ピッチャーだけでなく、野手もベンチも大きく落胆しただろう。

故意にボールを充てられる場面でないことは誰にでもわかる。

大谷も当然わかっていたはずだ。

実際に死球で塁に出た大谷選手がホームインしてエンゼルスが逆転勝ちをおさめた。

~トラウトがかばってくれた!~

試合後の会見。四回に1号ソロを放った主砲のトラウトは、米メディアから大谷が見せた闘志あふれる反応について問われると「感情が高ぶっていたと思う。(19年地区優勝の)アストロズとの初めての対戦。打ちたかったんだと思う」と大谷の気持ちを代弁するかの様に答えた。

兄貴分のマイクトラウト選手は大谷選手をかばおうとしたがかばいきれていない。

「気持ちが高ぶったんだ許してやってくれ」

と言いたかったのだろう。

ありがたい。

大谷選手は日本でもデッドボールを当てられてあんな顔をしたことはなかったと思う。

投手としてもバッターとしても一流の上、顔もイイ、容姿もイイ、そして穏やかな優しい顔がファンを引きつけるのだ。

~マルドナードで良かった!~

アストロズのキャッチャーは、相手投手のスミスをにらみつけながら一塁へ向かう大谷選手ととスミス投手の間に入って、乱闘が起きないように見ていた。

アストロズの正捕手であるマーティン・マルドナードも故意死球を否定しつつ、大谷に対して”苦言”も呈した。2017年のゴールドグラバーは開口一番、「(大谷がにらんだことに)本当に驚いたね」。

「ぶつけておいて何を言っている」と思う方もいるかもしれないが、大谷とマルドナードは2018年にエンジェルスでバッテリーを組んだ仲。しかも敵軍で対戦することになっても抱き合ったりするほどの関係性であり、この日も、マルドナードの名前が場内アナウンスされた際は、本拠地と同じように大谷も拍手で出迎えたほどである。

もし、このキャッチャーが気性が荒く、人気者の大谷選手をよく思っていない選手だったら乱闘になった可能性も否定できない。

大谷選手が殴り合う姿は見たくない。

マルドナード選手のおかげもあったが、スミス投手は落胆して下を見ていた。

にらみつける大谷選手の方は見ていなかったから良かった。

何事もなく試合が進んでよかったのだが、大谷選手のあの顔は日本人ファンにとってはよくない。

あの顔はダメ!大谷にとっても失敗だった。

ベンチにいた大谷選手が代打コールされ、このプレーが起こるまで、日本の英雄だった…。

今後も日本の宝であり続けてほしいと願う。

~怒ってはいけないデッドボール!~

大谷選手が打ちたかったのはよくわかる。

デッドボールでブーイングした観客の気持ちもわかる。

私自身大谷選手のバッティングが見たかった。

しかし、野球にはデッドボールはつきものだ。

同じデッドボールでも”怒っていいデッドボール”と”怒ってはいけないデッドボール”ががあるのだ。

スミス投手の気持ちを思えば絶対に怒ってはいけない場面だった。

大谷選手よ、紳士たれ!そして日本の英雄であり続けてほしい。

-スポーツ