～デート商法？！～
なんという男だ！同時に35人と交際？って、この記事の見出しには興味を持ってしまう。
記事を読むと、なんと古典的な”デート商法”だ。
訪問販売が全盛の頃、都会ではよくあった手口である。
デート商法とはイケメン男性や可愛らしい女性が異性に近づいて仲良くなったところで高額な布団や健康食品などを売りつけるという昭和の頃からあった悪質商法だ。
異性にどうやって近づくかが難しいのだが、SNSが発達した今の時代には簡単にできてしまう手口かもしれない。
交際していた女性らに誕生日を偽り、女性3人から誕生日プレゼントとして電子マネーやスーツなど10万円相当をだまし取ったとして、39歳の男が逮捕されました。男は少なくとも35人と同時に交際していたとみられています。
詐欺の疑いで逮捕されたのは、住居不定のアルバイト・宮川隆史容疑者（39）です。警察によりますと、宮川容疑者は誕生日が11月13日であるにもかかわらず、結婚を前提に交際していた47歳の女性に「誕生日が2月22日である」と嘘をついたほか、40歳の女性には「7月が誕生日」だと嘘を、35歳の女性には「4月が誕生日」だと嘘をつき、3人から誕生日プレゼントとして電子マネー2万円やスーツ3万円相当など総額10万円相当をだまし取った疑いがもたれています。
この記事だけ見ると結婚詐欺のような話だが、どうもそうではないようだ。
交際していた女性は取材に対して次のように話しました。
（交際していた女性）
「たった2回しか会っていないのにキスされてきたりとかしたので、私は次に付き合う人は結婚できる人、本当に一緒にいられる人じゃないとそういうことはしたくない”と言ったら『俺も本気や。一生一緒にいるつもり』と言って」
被害女性らによりますと、宮川容疑者は少なくとも35人と同時交際し、整水器やシャワーヘッドなどマルチ商法を持ちかけていました。
（交際していた女性）
「『自分が水素水を扱っている会社をやってる』だとか。気づいたら契約させられていた」
被害者らは被害者の会を立ち上げ、今年2月に警察へ告訴状を提出していました。
女性に接近して交際し、整水器やシャワーヘッドなど高額な商品を売り上げマルチ商法なども勧誘していたという。
”2回しか会ってないのにキスを迫られた”ってそれでどうしたの？許したの？許す方の責任もあるのでは？
～悪質商法＆詐欺！～
整水器とは、水道水を水素水に変えるというもので、高いモノになれば30万円くらいするのだが、水素水の効果については懐疑的である。
シャワーヘッドはこれを通してシャワーを使えば”しっとり肌になる”とかもう明らかに疑問符が付くような商品ばかり。
昔よくあった”マイナスイオン”とか”磁気ネックレス”とか効果がよくわからない商品を売るのが悪質商法だと思って間違いない。
宮川が、商品販売の目的で女性に近づき、商品を販売しようとした場合には、「特定商取引に関する法律」で細かく規制されている。
例えば”販売目的を秘して客と接してはいけない”だとか、”契約した時には契約書を交付しなければならない”だとか、”クーリングオフの説明をしなければならない”などなどである。
このような法定手続きを踏めば、”商品を売るために近づいたこと”がバレてしまうから宮川は絶対にこれをやっていないのだろうが、これも犯罪である。
しかし今回の逮捕は、ウソの誕生日を言って女性からプレゼントを受け取っていたという詐欺事件である。
まあ会社やサークル仲間などのコミュニティの中で知り合った異性にウソの誕生日を言ってもすぐにバレてしまうからできないだろう。
宮川のように明らかにダマす目的で近づいた個別の女性たちだからこそ、それぞれの女性に適当に誕生日を告げていたのだろう。
ダマされた女性たちは、宮川のことを交際相手だと信じて誕生日プレゼントを渡していたのだろうが、宮川からすれば商品を売りつけるための顧客でしかなかった。
しかし、顧客の女性たちは宮川に好意を抱き、自分の彼氏だと誤信し、金銭価値のあるプレゼントを与えてしまっていた。
宮川は、商品を売るだけでなく女性をダマせば高価なプレゼントを貰えることに味を占めたのだろう。
ウソの誕生日を言ってプレゼントをもらったら詐欺になるってことも初めて知った。
詐欺というのは”ウソだと分かっていれば絶対に渡さなかった”というのが前提である。
女性たちは、宮川の誕生日がウソだと分かっていれば誕生日プレゼントは渡さなかったはず。
宮川が商品を売りつけるために女心を弄び、恋愛感情を抱かせ、しかもウソの誕生日を伝えてプレゼントを受け取っていたのだから詐欺罪になるのだろう。
しかし35人の女にそれぞウソの誕生日を告げていたとなると、誰にいつと言ったかについてきちんと管理していなければバレてしまうような気がするのだが…。
マメに記録していたのだろうか？
～マメな男はモテる！～
”マメな男はモテる”というのは昔から言われていることだが、女を口説くために毎日電話して優しい言葉を告げ、コトあるごとにプレゼントを渡す。
そんな男を女性は”優しい人”と勘違いして好きになってしまう。
そんな男ほど信用してはいけないのだと長年生きていて思う。
～運転免許証を確認！～
宮川は自分の名前や生年月日、住所や出身地職業などなど口から出まかせで女性を信じ込ませていたのだろう。
異性とつき合うときの基本として覚えておいてほしい。
相手の本名、生年月日や住所がわかる”運転免許証”を確認するべきである。
運転免許証は本名や生年月日が記載されている。
最近では本籍が記載されていないが、外国人ならば外国人名が必ず記載されているし、生年月日も事実が記載されている。
ただ住所については、引っ越し後に住所変更の手続きをしていなければ実際の住所かは分からないが、本人の大体の素性は分かる。
在日などは運転免許証を見せたがらない人が多い。
宮川のようなダマすために近づこうとする人間ならば絶対に運転免許証は見せないだろう。
～経営コンサルタント？怪しい！～
”宮川隆史”で検索すると「水素水」、「川西市」、「ユニティ」が次候補として出てくる。
宮川が逮捕されたのが川西警察署ってなってるから「川西市」だろう。
ユニティを調べると整水器やシャワーヘッドなどを販売してる会社のようだから、宮川はこの会社の整水器を売っていたのだろう。
こういう商売は通常、業務委託を受けた個人商店のような形で商売している人が多いのだが、”アルバイト”ってなっている。
宮川は”経営コンサルタント”と偽って商売していたようだけど、”経営コンサルタント”って若い子が聞いても漠然と”頭のイイ人がやっている商売”というイメージしかないのだろう。
実際に何をする商売か分かりにくいってところがあって、頭の悪い子をダマすにはうってつけの職業のような気がする。
具体的にどんな仕事をしているのか分からない宮川から、「整水器を買いなよ」「シャワーヘッド買いなよ」なんて言われたら、「へぇー、そんな仕事もしてるんだ～」とか信じちゃったんだろうね。
～女性被害者の声が多数！！～
”25歳～40歳のあなたに婚活や恋活をする方法と一番出会える所を紹介！”と題する「婚活ラスプーチン」というサイトを見ると
「婚活サイトの要注意人物ページで川西のコンサル男性による女性被害者の声が多数あります。」
として読者からの情報がたくさん掲載されています。
ダマされたのは35人どころではないようだ。
はじめまして、最近の投稿を読んで確信しました。
読んでいて腹が立ったので、思い切ってメールさせて頂きました。
私が昔少しやりとりしていた人で間違いないと思います。
川西の経営コンサルタントで ナルシスト、自分凄い(成功者)アピール 何に対してもマウントを取ってきます。
海外色んな所へ行ってる自慢とか凄い。
仲良くなったら、水素水や化粧品などを契約＆迫ってきます。
ネットワークビジネスと言っていました。
自分の気に入らない事があると すぐに暴言、逆ギレなどをしてきます。
投稿見ると色んな女の人と会ってるみたいですね。
行けると思ったら体の関係もすぐに迫ってくるらしいです。
友達も被害に遭いかけました。
知らなかったのですが、私とやりとりしてる時に友達とも同時進行だったようです。
そういえば、LINE交換する時も 携帯がSIMフリーだからとか何とかで、IDが無いとか言う理由で逆にIDを、聞かれたり、URLとか教えられました。
他のサイトにも登録しているようです。
これも宮川の手口がよくわかる情報です。
”行けると思ったら体の関係もすぐに迫ってくるらしいです。友達も…”
とあるけど、ご本人は迫られなかったのかな？
自分のこととして書くのが恥ずかしいから”友達のこと”って書いたのかな？
～なぜモテる？？～
”暴言逆ギレ”するような奴がなぜモテるのでしょうね？
ネット上では”宮川はカツラで、本当はハゲ”？なんて書かれているのだが、なんでこんな男に多数の女性がだまされるのか、そこが不思議ところ。
やはり男としての魅力が無くても”マメな男”はモテるっていうのが本当なんだろうな。
宮川は商品を売りつけるためにマメに女性と接していたんだろうね。
ただ、これだけたくさんの女性をダマして商品を売っていたのだから、かなり儲けていてもおかしくないと思うのだが、住居不定っていうのはどういうことだろう。
警察に自分の住居を言ってないだけじゃないのかな？
アルバイトって言っているけど僅かな歩合だけなのか？
しばらくしたら、妻子がいたなんてことも出てくるかもしれない。
”マメな男は信用できない”＆”運転免許証で確認”ってことを覚えておいて、悪い男にダマされないように！