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ハリルホジッチ監督解任理由の真相は!本田や香川選手との確執か?

  • ハリルホジッチ監督の突然の解任

今月初め、サッカー日本代表監督ハリルホジッチ氏(65歳)が代表監督を電撃解任されました。突然の解任劇にサッカーファンだけではなく我々一般国民も驚きました。

ヴァヒド・ハリルホジッチ氏は、元ユーゴスラビア代表選手で、監督としても活躍し、アルジェリア代表を2014年FIFAワールドカップで、初のベスト16に導いたことも有名で、その力を買われて3年前に日本代表監督に就任しました。

その後、日本代表にベテラン選手を起用しながら結果に結びつかないため、本田圭佑香川真司らを代表から外し、若手選手を招集するなどして何とかワールドカップ出場権を獲得しました。これはハリルホジッチ氏の力と言えるのではないでしょうか。

その後のワールドカップを目前にした、いわゆる練習試合で良い成績が残せなかったのは事実ですが、ハリルホジッチ氏もワールドカップで日本代表が良い成績を残すために奮闘努力していたことは間違いなく、練習試合の結果を見ての解任判断であるならば、それは違ううんじゃない?と多くの人は思っているでしょう。

  • 日本サッカー協会会長の記者会見での解任理由はよく分からない

日本サッカー協会田嶋幸三会長がハリルホジッチ氏の解任を発表した記者会見では、監督と選手の信頼関係について口にし、

「選手やスタッフとの摩擦は少なからずあった。」

と話しました。どんなプロスポーツでも監督と選手との摩擦がないチームなどあるはずがなく、この様な言い方を聞いたとき、不思議な感じがしました。

また、田島会長は、

「私は日本サッカーの発展を第一に考えなくてはいけない。」

と話しましたが、それはハリルホジッチ監督も同じだったでしょうし、ワールドカップまで2カ月という時期にも関わらずこのような発言をすること自体不自然に感じます。

日本のサッカーもワールドカップ出場を夢として頑張ってきた時期がありましたが、今ではワールドカップでの好成績を考えるような強いチームになったということなのでしょう。

しかし、たった2か月で何が変わるのでしょうか?新監督西野朗がどんなに頑張っても2か月間でできることなど限られているのです。しかし、メンバーの選定がハリルホジッチとは全く別なものになれば日本代表のサッカーもある程度は変わるかもしれません。だけど、悪い方向に変わっていく可能性も十分にあります。

  • ハリルホジッチが解任された本当の理由

サッカー日本代表選手と深く関わりを持つ私の知人から聞いた話ですが、やはり、ベテラン選手の本田圭佑、香川真司らは、ハリルホジッチ氏と対立し、日本代表の練習さえもボイコットするようなことがあったそうです。ベテラン選手の中でも反ハリルホジッチと親ハリルホジッチに別れ、ベテラン選手が若手選手を囲い込むようにして派閥づくりがされ、チーム内が分裂してしまったということでした。

ハリルホジッチ氏は記者会見で槇野智章から

「ハリルホジッチのワールドカップが見たかった」

というメッセージをもらったとも言っており、反ハリルだけではない、親ハリルの選手もいたんだろうと思わせる発言でした。

やはり、日本代表を外されたベテラン選手は、最後のワールドカップと思いながら頑張ってきた選手もいたでしょう。しかし、1998年のフランスワールドカップ直前に三浦知良が代表メンバーから外された事件もあり、代表監督が今ある人材で最も強いチームを作るためには仕方のないことだと思います。

田島会長は、会見で、

「選手と監督のコミュニケーションや信頼関係がなくなるのは、象徴的なことであります。いくつか細かいこともありましたし、スタッフや様々な人、直接選手から話を聞いたこともあった。そして、全体のことを考えながら、最終的な判断を下しました」

と発言しています。選手だけでなく、スタッフやそれ以外の人たちも反ハリルのベテラン選手の影響を受け、チーム内での対立が起こったのでしょう。

  • 外国人監督はもういらない

今回の件でよく分かったのは、外国人監督はもういらないということです。監督が選手との良好なコミュニケーションを築こうとするならば、言語コミュニケーションのとれない外国人監督よりも日本人の方がましだと思うのです。過去を見てください。何人もの外国人がサッカー日本代表監督となってきましたが、「この外国人監督は素晴らしかった」と思う人がいますか?誰もいない気がします。戦術もさることながら、それよりも先にまとまりのあるチームを作ることのほうが大切だと感じます。日本サッカー協会も高い金を積んで外国人監督を雇うのはもう止めたほうがいいでしょう!

 

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