~コメンテーターをバカにしていた!~
橋下徹(52)が政治家になった頃、テレビに出演するコメンテーターたちに対して
何んの責任もなく好き勝手なことを言う
政治家になってみろよ
などと言って、コメンテーターという職業をバカにしていたことを思い出す。
2013年「たかじんNOマネー」に橋下市長が出演し、水道橋博士(59)と激論中に
「やはり有権者の方は冷静だなと。小金稼ぎのためのコメンテーターとは違いますよ」
と発言したことで、突然水道橋が立ち上がり、
「橋下さんが小金稼ぎと言ったので、僕今日で番組を降ろさせていただきます。(小金稼ぎとは)違います。3年間ありがとうございました」
と言ってスタジオから出て行ってしまったという事件を見ていたのでよく覚えている。
あの時、橋下氏の言うように”コメンテーターっていうのは人を批判しておけば金になるのだからいいな”って思っていたし、今もそう思っている。橋下市長の言葉に腹を立てて番組中に出て行った水道橋を「バカ!」と思っていた。
コメンテーター批判を繰り広げていた橋下氏は今では押しも押されもせぬ№1コメンテーターだろう。毎日どこかのワイドショーに出ている。
小金稼ぎどころかコメンテーターで大金を稼いでいる。
全く変わった。
~すべてに自信満々!~
”変わった”と言えば、橋下氏は”中国共産党の味方になった”ってネット上でも騒がれているのだが、本当にそうなのだろうか。
橋下氏は政治家との討論でも遠慮なく発言する。
コメンテーターのプロとして政治家を論破しようととにかく勉強しているのであろうことはよくわかる。
一人の人間がどんなテーマでも、全てに精通することは無理であろう。
橋下氏はどんなテーマにおいても自分の言っていることに間違いないと自信満々に発言する。
しかし、時々”アホか!”と思えるようなことも偉そうに発言する。
~中国怒らせてもエエんか!~
中国寄りの発言と言えば、やっぱり自民党総裁選に立候補した高市早苗議員(60)に対する靖国参拝に関する発言だろう。
今年9月の「日曜報道 THE PRIME」でのことである。
「総理大臣になっても靖国参拝をする」と断言した高市氏に、橋下氏は「本当にするんか、中国怒らしてもエエんか」と何度も質問したのだ。
橋下氏は高市氏に「しつこいですけど、靖国問題ですが、政治信条と国民の現実的利益で。総理が靖国参拝するとなると、中国が貿易や商取引に対して、まあ、ああでもない、こうでもないと言ってくる。その時に現実に中小企業の利益が害されるという時にあえて政治信条を貫いて(参拝に)行くのか?安倍(晋三)さんでも行けなかった状況でも行かれるのか?」と質問。
これに対して高市氏は「一人の日本人として信教の自由がございます。ただ内閣総理大臣という立場は重いと思っているんですが、世界のそういう風潮を変えたいです。アメリカにもしっかりと説明して。私だってアーリントン墓地に参拝してますよ。大阪だって大空襲受けたし、原子力爆弾だって落とされたし。そういう思いはと別に国家のために命を捧げた方にも敬意を表してますから」と返答。
「総理になっても参拝する」と言っている高市氏に「それはいけない、それはやめた方がいい」と言っているように聞こえた。
~百田が咬みついた!~
橋下氏のこの発言について、「真相深入り虎ノ門ニュース」で、犬猿の仲の百田直樹氏(65)が咬みついた。
もし高市さんが総理になって靖国参拝したら、日本の中国に進出している企業が相当いじめられますよ。それでもいいんですかみたいなこと言ってましたね。これってね、中国の代弁者の言葉ですね。完全に。中国の脅しを橋下さんが言ってるわけですよ。それをね、日本のテレビで中国の代弁者のように橋下徹さんが高市さんを脅す。これもう異常事態ですね。
確かに百田氏の言う通りだろう。
国会議員の靖国参拝に難癖付けているのは中国と韓国。韓国なんて取るに足らない国だが、中国との経済交流は大きな問題である。
現国会議員たちは、橋下氏が言うように、中国が、
靖国参拝したらどうなるかわかってんだろうな?
という脅しをかけてきているから国会議員たちも軽々には参拝できないのだが、それを橋下氏が総裁候補の高市氏に
どうなってもいいの?中国怒らせたら困る人が出てくるんじゃないの?
と言ったのだから、百田氏の言うことは正論だろうと思う。
橋下氏がどういう意図でこんな発言をしたのかは分からないが、この発言を聞くと”中国とのつながりでもあるのだろうか?”と疑ってしまうのは当然だろう。
~橋下は変わった?!~
このことについて、「ABEMA TV」でホンコン(58)がこう言っている。
「橋下さんの意見も変わっている。茶髪でテレビに出ていた頃は、”靖国参拝にどんどん行け”と言っていた。どこで変わったのだろうか」
これについて橋下氏は「それはそうでした。実際に政治をやってみて変わった」と発言している。
橋下氏は「靖国参拝については色々な意見がある。僕は個人としては行く。ただ、総理として行っていいのか、というところでの意見の違いがあると思う。僕が高市さんに聞いたのは、”総理が参拝した場合、中国が外国人観光客を止めるとか、中小企業との取引を止めると圧力をかけてくるかもしれない。それでも自分の信念を取りますか?”と聞いたら、高市さんは”自分の信念をとります”と答えた。つまり利益を損なってもしょうがないということだ。これから日本企業はどんどん中国以外に移っていく流れになるだろうから、というのが高市さんの考え方だ。しかし僕の考え方は全く違う。日本にとっては、これからも中国市場は大事だという思いがある」と反論。
う~ん。やっぱり橋下氏は”中国が大事””中国を怒らせるな”という考え方のようだ。
橋下氏の考えは、”中国のおかげで日本経済が成り立っている””一方的に日本が中国から恩恵を受けている”という考え方らしいのだが果たしてそうだろうか。
中国だって日本からの経済的恩恵を受けていることは間違いない。
日本企業が中国を見捨てて他国に移れば中国も大きな損害を受けることになるし、日本の中小企業のモノづくりの技術は中国にとっても重要なのだ。
中国が一方的に日本に対する経済制裁をするなんてことはあり得ない。そんなことをしたら日本も中国に対する経済制裁をするのだから中国も靖国問題ごときで日本の中小企業との取引をやめるなんてことは簡単にできることではないだろう。
~ハニートラップ??~
中国共産党は、海に勝手に島を作ったり、チベットやウィグルを自分の領土にしたり、ひどいことを平然とやってくる。
中共がやる気になれば、尖閣諸島に上陸することだって簡単にできるはずだが、それをやってしまっては日本と戦争になる恐れもあるし、経済的リスクを負う可能性も出てくる。
だから簡単にはできないのである。
橋下氏ならそれくらいのことは分かるはずだろうが、なぜ中国寄りの発言をするのだろう。
ハニートラップにかかってしまって中国の批判ができなくなってしまったのではないかということがネット上でささやかれている。