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ワリエワのドーピングはなぜ?言い訳が母親と違う!祖父の薬&ワインに呆れ!

~またロシア!!~

ロシア・オリンピック委員会の女子フィギュアスケート選手のカミラ・ワリエワ(15)のドーピング問題。

15歳の少女にドーピングさせていたのか?

世界中が見てきたワリエワの最強演技はドーピングの成果だったのだろうか?

これまで国家を挙げてドーピングに手を染めてきたロシアは国家としてオリンピックに出場させてもらえない中でのドーピング疑惑だ。

~あり得ない母親の記憶!~

団体戦で金メダルのワリエワは、昨年12月のロシア選手権で採取された検体から禁止薬物トリメタジジンが検出。これを受け国際オリンピック委員会(IOC)はワリエワの資格停止処分を解除したロシア反ドーピング機関(RUSADA)の決定を不服とし、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴。しかし、15歳という保護対象であることなどを理由に、15日から始まる個人戦出場が認められていた。

そんな中、ワリエワの母親が意味不明の言い訳をした。

スペイン地元紙「マルカ」英語版は「ワリエワの言い訳」という見出しで特集。記事では「家族の訴えによると、母親のイス・ワリエワと弁護士のアンナ・コズメンコは彼女の体内から検出された低いレベルのトリメタジジンは、クリスマスに祖父と同じグラスを使った際に混入した可能性があると主張している。祖父は心臓の薬として使っていた」と報じている。

ワリエワの検体が採取されたロシアフィギュア選手権は2021年12月23日~26日までの間、クリスマス最中に開催され、女子SPとFPは25日、26日に開催されています。

ロシアでも新型コロナ感染者は多く、選手権を前にしたスポーツ選手は感染防止について一般人よりも気を使っているはずでしょう。

しかも大会の直前、もしくは最中にいくら親族といえども他人が使ったコップを洗いもせずに使うでしょうか?

ある記事ではそのグラスが”ワイングラス”と報じているのですが、ロシアの飲酒可能年齢は18歳。

ワリエワがわざわざ祖父のワイングラスを使う理由が分かりませんし、母親が1カ月以上も前に、娘が家族の誰かが使ったグラスをそのまま使ったなんていう記憶があること自体あり得ない話です。

~ワリエワの言い訳!~

国際オリンピック委員会(IOC)規律委員会のデニス・オズワルド委員長は15日、フィギュアスケート女子のカミラ・ワリエワ(15)=ロシア・オリンピック委員会(ROC)=をめぐるドーピング問題で、祖父の心臓病の薬を誤って摂取したとワリエワが主張していることを明らかにした。

という記事も出た。

これはワリエワがIOCの聞き取りにそう答えたということなのでしょうが、母親と話が全く異なる。

”心臓病の薬を常用している祖父が使ったワイングラスをワリエワが使い”僅かな量”の禁止薬物が検出された”

”ワリエワ自信が祖父が常用する薬を間違って飲んだ”

この2つの話は全く違う話です。

他人の薬を自分の薬と間違えて飲んだというのなら、ワリエワには他に常用している薬があったということになる。

世界ナンバーワンの選手が薬を常用していたのか?

考えられない。

~言い訳が二転三転!~

こんな記事もある。

同選手の弁護士を務めるデニス・オズワルド氏は15日、「彼女の祖父が与えた製品(サプリメントか食品か薬かは不明)が”汚染”されていた」と主張。興奮作用のある禁止薬物(トリメタジジン)が、祖父の与えたその「製品」の中に含まれていたために検査で陽性反応を示したという見解を示した。

次から次に言い訳が変わることに呆れる。

母親の言い訳に付き添った弁護士とは別の弁護士がまた違う言い訳をしているのだ。

言い訳をすればするほど墓穴を掘ることになる。

~反省がないロシア!~

今回、ワリエワ選手の検体から検出された「トリメタジジン」は、血管を広げる作用を持つ薬物で、世界反ドーピング機構では心臓が動くエネルギーを作り出す機能・代謝に影響する薬として使用を禁止しています。

薬物は「特定物質」と「非特定物質」の2つに分かれていて、「特定物質」は間違えて飲むことも考えられるような薬、物質です。それに対して「非特定物質」は使用すると原則4年の停止になるというような非常に悪質性の高い物質で、「トリメタジジン」は「非特定物質」に当たります。

間違えて飲むような物質ではないということだ。

ROCは「バレなければいい」と、いかに上手に巧妙に選手たちにドーピングをさせて好成績を収めさせようとしているのか?

全く反省がないロシアという国家。

15歳という子供にこんなことをして許せない国家である。

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