~柳居俊学&センチュリー!~
”山口県で最も力を持っている政治家は柳居県会議長で、この男が山口県政を牛耳っている”なんて噂を耳にしたことがある。
柳居俊学県議会議長(72)は、元自由民主党山口県支部連合会会長である。
昨年の衆院選に立候補した林芳正外務大臣(60)の後援会に部下職員を勧誘したことで小松和彦副知事(65)らが略式起訴されて辞任した事件。
この事件は全国ニュースとなり、”センチュリー事件”と同様に山口県の恥をさらした。
センチュリー事件とは、
2020年秋、山口県は、トヨタの超高級車センチュリーを皇族送迎用名目として2090万円で購入し、実際は権力者柳居氏の送迎用の車だったという事件。
村岡嗣政県知事(49)は、この事件が公表された直後にコメントすら出さなかったのだが、苦情の電話が殺到したことで「検討が十分でなかった」と反省の弁を口にした。しかしその時も”自分は知らなかった”的な話をしていた。
県の調査で、政治家の後援会勧誘は”長年常態化していた”ことが明らかとなっている。
村岡嗣政県知事は24日の記者会見で「今後選挙をめぐる組織的勧誘は一切なくす」と述べ、自身の減給2分の1(1カ月)にすると説明した。
この記事を見たときに笑って呆れた。
村岡知事は全く知らなかったことなのか?
そんなことは無いだろう。
後援会申込書は1000枚配られていたのに知事は知らなかったなんてことはないはずだ。
何年も前から常態化していたから8年間しか知事をやっていない村岡氏に責任はないなんてことはあり得ない。
なのに、こんな軽い処分で済ませて良いのか?
~山口県民はバカなの?~
この村岡知事の軽い処分に対して山口県民から不満は出ていないのだろうか?
今年2月に行われた県知事選でも対抗馬はなく、楽々村岡知事が勝利した。
山口県民はバカなの?って思って知事選を見守っていたが、対抗馬となる候補者が誰もいなかったのだから仕方あるまい。
投票率は、過去最低の34.91%だから、県民も投票する候補者がいなかったのか、誰が知事になっても同じというあきらめなのだろうか?
山口県は高齢者主体の政治が顕著で、若者の県外流出を問題視しながら何も策を講じてこなかった。
それは高齢者から票をもらえれば政治家として喰っていけるからなのだろう。
~調査しろよ!!~
こんな記事が出た。
山口県の小松一彦前副知事が在任時、自民党山口県連主催の政治資金パーティーの会費支払いに協力するよう部下の県幹部に呼びかけていた問題で、村岡嗣政知事は28日、実態調査をしない考えを示した。県が22日公表した林芳正外相の後援会勧誘をめぐる調査の過程で「事案は承知している」とした。
村岡氏は「前副知事の前から同様の事案があった。自民党への悪しき配慮が根本的には背景にある」と説明。「公正中立であるべき公務員の行為として大変遺憾。二度と起こらないようにする」と述べた。
村岡知事は政治家の得意技”遺憾砲”で終わらせようとしている。
だが、報道では、昨年10月31日に山口市内で開催されたこのパーティーに村岡知事も参加していたというのだ。
ということは村岡知事も勧誘されて1万円の会費を支払ったのだろう。
なぜ実態調査しないのか??
村岡知事が誰から、どこでパーティー券を購入したのか。
副知事から県庁内で購入したのであれば、問題だろう。
実態調査をすれば自分の罪もバレてしまう可能性もあるからではないだろうかと疑ってしまう。
パーティー会場では、日ごろから顔を知る山口県職員らも参加していたはずだから、県職員らがパーティー券を買わされていたことは知っていたはずであろうと思うのだが…。
それなのに”後援会勧誘をめぐる調査の過程で知った”ような答弁はおかしくないかい?
村岡知事も3期目であるが、4期目をやると言ったらバカというしかない。
まだ若い村岡知事はいずれ自民党から国政に出る可能性もあるだろう。
だから自民県議団で力を持つ柳居議長に忖度しなければならないのか?