~二階と同じ年になる!~
折れたタバコのすいが~ら~で~♬ あなたの嘘が分かるのよ~♪(って、わかる訳ないだろ!)
と聞いて何の歌か分かる人はほぼ60歳以上の人だろう。
この「うそ」という曲で大ヒットした演歌歌手の中条きよし(76)が参議院選挙に日本維新の会から立候補だって?
高齢も高齢のお爺さんを公認する維新の会もどうかしているけど、調子に乗って立候補するとかありえない。
参議院の任期は6年。
中条きよしは現在76歳だよ。当選したら80歳超えるんだよ。
ついこの前まで自民党の幹事長をやっていて、記者会見でも今にも倒れそうで、滑舌も何を言っているか分からない二階俊博衆議院議員が当時82歳。
中条が当選したら二階と同じ感じになるんだよ。
~高齢者が高齢者のために?!~
正直言っていくつくらいまで元気でいられるか分かりませんけど、命ある限り高齢者の皆さんのために国のために命かけられると思います。命がかけられる年だと思っています。
高齢者が高齢者の皆さんのためにって、まさに今の日本の政治を象徴していることを平気で言っていることに驚く。
自民党が政権を維持するために、高齢者の票を獲得するために、高齢者に向けた政治をやり続けてきたことで弊害が出ているのは明らかだよ。
それでも自民党議員は”高齢者のために”なんて言わないよ、そんなことはっきり言葉に出したら叩かれるの分かってるから。
本名 下村 清(しもむら きよし)
生年月日 1946年3月4日(76歳)
出身地 岐阜県岐阜市
学歴 岐阜東高等学校商業科卒
中条氏のことを知っている若者はほとんどいないだろうし、昔、中条氏のファンだった方はほとんどお亡くなりになっているだろう。
それでも選挙に勝つためには高齢者の票を獲得するしかない訳で、そうすると、”高齢者のために働く”っていうことが売り文句になるよな。
~自覚のない高齢者?!~
「コロナで大変だったが、これからは、どう生きていくかを考えていく時。3月で76歳になりますが、自分は年寄りだという意識がないから、新しいことをやっていきますよ。世の中、若いだけではダメ。古いものにカバーされながら新しいものが出てくる」
”高齢であるという自覚がない高齢者”は厄介だ。
仕事柄、高齢者と接する機会が多いが、高齢者も高齢を自覚して若い人の言うことを素直に聞いてくれればいいけど、ほとんどボケているのに自分の考えが正しいと思って言うことを聞いてくれない高齢者ほど厄介な者はない。
高齢であることを自覚して、”若い人のために政治をやっていきたい”というのなら理解できるのだが…。
”高齢者のために新しいことをやっていく”とか意味が解らないし、”若いだけじゃダメ古いものにカバーされながら…”なんて何を言っているのか理解に苦しむ。
~そんなこと言う?!~
5日、東京都千代田区で選挙事務所の事務所開きを行ったという記事でも、”松田聖子から届いた胡蝶蘭が飾られた”とかどうでもいい話で、胡蝶蘭なんて本当、昔のスナックの開店祝いなんかでよく飾られていた、昭和の名残か!
「聖子ちゃんはずっと妹みたいにずっと交流しています。(神田)沙也加とも10歳くらいから一緒にご飯食べたり。聖子ちゃんからはLINEで『いつまでも格好いいから、そのままでいてほしい。選挙に出るのは普通の人では考えられない」とメッセージが届きました」
昨年12月に亡くなった神田沙也加さんと子供の頃から親しかったことを選挙の事務所開きでいう必要があるんだろうか?
そして、”いつまでも格好いいから…”なんて本当に言われたとしても自分の口からは恥ずかしくて言えないと思うのだが、その辺が”老害”なのかもしれない。
生き残っている自分のファンだけでは選挙厳しいから松田聖子のファンも取り込んでやろうという魂胆のように思えるのだが…。
~国民を舐めている?!~
国会議員として日本のために役に立ちたいと思うのならば、漠然としたスローガンだけではダメだろう。
国会議員になったら具体的に何をしたいかということを言って欲しい。
国会議員になってもほとんど役に立ちそうもないタレントを擁立するのが目立つ。
維新の会だけじゃないけど、国民を舐めているとしか思えない。