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郷ひろみの母親がオレオレ詐欺被害に!金額は200万?対策法は?

  • 郷ひろみの母親がオレオレ詐欺被害にあった

「有名歌手の郷ひろみ、その母親が今年2月に、郷ひろみを装った男からの電話を受けて200万円だまし取られた」とのニュースが報じられました。

その内容は、

2月5日、郷を名乗る男から目黒区に住む郷の母親(80歳代)に「カバンを盗まれた。」と電話があった。さらに「カバンは見つかったが現金が必要だ。」との電話もあり、翌6日に郷の事務所の者を名乗る男が自宅を訪れた際、現金200万円を手渡した。その後、郷と連絡を取って、だまされたことに気づき110番通報した。

というものです。

郷ひろみと言えば50年近く芸能界で活躍して有名人、そんな人が200万円というお金を亡くしたくらいで母親に金の算段を依頼するわけないじゃん!て思いますね。ニュースではだまされた経緯の詳細がないので分かりませんが、なぜだまされたのでしょうか。

  • オレオレ詐欺の特徴

オレオレ詐欺というのは、犯人たちが、高齢者の息子や孫を装って電話をかけ、「風邪ひいた」「ポリープができた」などと、いつもと声が違う言い訳を最初にします。以前は、「妊娠させてしまった」「会社の金を使い込んだ」などという手口が多かったのですが、最近では、「カバンをなくした。」「会社の金をなくしてしまった」という手口がとても多いです。

また、現金の受け取り方法は、以前は、「同僚を行かせる」手口が一般的でしたが、最近では「上司の息子が(高齢者の)近所にいるから取りに行かせる」というのが一般的です。

以前は、ある程度年齢のいった者、つまり20歳代以上の男性が受け子(現金の受け取り役)をしていました。しかし、受け子は警察に捕まりやすくそんな割に合わない仕事をこの年代の人はやらなくなったのでしょう。

そして、今では10代男性が受け子として活動しており、全国的には高校生の受け子もたくさん逮捕されています。会社の金をなくしてそれを受け取りに来る者が10代であれば、高齢者が不審に思うのは当たり前ですから、最近では「上司の息子が取りに行く」という流れになってきたのです。

  • 何でだまされるの?

オレオレ詐欺の被害にあったことのない方は、「なんでだまされるの?」と思っている人がほとんどでしょう。だまされた人たちもみんなそう思っていた人たちなんですよ。

全国に暗躍する詐欺犯人グループはすごい数存在します。その連中が何と言って相手をだますのかを研究、訓練しているわけです。そしてたくさんのかけ子(電話をかけてだます役)が毎日200件、300件と電話をかけまくるわけです。

ほとんどの高齢者はだまされません。「あんた誰!息子とは声が違うね」「うちの息子は交通事故で死んだよ」と高齢者が言った場合、犯人側は電話を即切断します。これがほとんどなのです。

しかし、たくさんいる犯人たちが毎日毎日、高齢者宅に電話をかけまくる。1000軒の高齢者宅に電話がかかってきたら、そのうちの一人の犯人の声が自分の息子や孫とよく似ている場合があるわけです。たまたま似ていることがあるのです。だまされた人のほとんどは、「息子と声が似ていた」と言っているのです。

高齢者がその声を聴いて、息子や孫からの電話だと思った瞬間、高齢者はその電話の相手の言うことを信用してしまうわけです。そうなれば、オレオレ詐欺の話を新聞やニュースなどで聞き知った知識があってもどうしようもないわけです。日頃から、「何でだまされるの?」「私はだまされん」とうそぶく高齢者もこうなると抵抗のしようがなくなるわけです。

これが、高齢者がオレオレ詐欺でだまされるほとんどの場合の理由なのです。

  • オレオレ詐欺被害をなくす方法はある?

オレオレ詐欺の被害は永遠に続くのでしょうか。このままだとなくなることはないでしょう。しかし、なくす方法があるのです。固定電話、つまり高齢者方にある局線電話、家電を無くすのです。

オレオレ詐欺犯人は、固定電話に電話をかけてきます。携帯電話ではオレオレ詐欺はまずありません。それはなぜかというと、オレオレ詐欺は高校の同窓会名簿などを見ながら電話をかけてくるのがほとんどだからです。現代社会では「名簿屋」という職業があり、各種名簿がインターネットで売り買いされる時代です。その名簿屋のメニューを見て「高校の同窓会名簿」と注文すれば購入できるのです。

しかし名簿屋の規約には、「犯罪には使用してはいけません。」と書かかれてありますから名簿屋を取り締まることもできないのです。

こんなに携帯電話が普及した世の中です。固定電話の必要性がなくなっています。若い人は自宅に固定電話なんか設置していません。あと20年すれば、昔の公衆電話のように家電も無くなる時代が来るのです。

これを政府が法律を作って無くすことは無理があるでしょうから、高齢者の家族は早く家電を撤去してあげて携帯電話を持たせてあげてください。そうすれば少なくともオレオレ詐欺や還付金詐欺の被害はなくなるはずです。

ただし、最近では「サイト料金未納があります。連絡なき場合は裁判に移行します」などと言ってメールで脅す詐欺や、「最終訴訟通告、連絡なき場合は裁判に移行します。」などとはがきを送りつけて脅す詐欺が増えています。この対処方法は別に考える必要があるでしょう。

 

 

 

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