~金集めが目的!~
投資話にダマされるのは圧倒的に欲の深い高齢者、そして社会常識を知らない若者たち。
K氏にまず勧められたのはFXなどの投資。売買のタイミングを教えるので確実に儲かると説明されたという。
FX投資で誰もが儲かるのならみんなやってるワ!
【FX】勝てる方法を教えます!!
ネット上にはFXトレーダーを名乗って若者を勧誘しようとする広告がいくつもある。
FX投資で本当に儲かるのなら人を勧誘する必要もない。
自分一人で儲ければイイだけの話。
金を集めるために顧客を集めるのだ。
~詐欺師!~
ネット上で話題のキラキラトレーダーKとは何者なのか?
単なる詐欺師。誰が見ても詐欺師。
こんな単純な詐欺に遭う人がいるのか。
「ロト6の当選番号を教えてあげますから事前に30万円振り込んでください」
世の中にはこんなことでダマされる人がいるというから信じられない。
キラキラトレーダーKは”バカな奴らをダマして金儲け!”という思いだったのだろう。
MBSの動画では、記者がKに、
「あなたと契約してすごく損をしたと、だまされたと言っている人がいるんですよ。」
と声掛けした瞬間、Kは、走り、逃走を始めた。
Kの商売が犯罪であることが明らかになった瞬間だと言ってもイイ。
~法律違反の可能性!~
『キラキラトレーダーK』この名前は誰が付けたのだろう?
自身が広告塔となってSNSで豪遊する様子を発信して若者を勧誘する男。今も被害者を増やし続けるその男はいつしか『キラキラトレーダーK』と呼ばれるようになる。
Kはタワーマンションに住み、高級腕時計をたくさん所有し、高級外車を乗り回す。
これもKの商売道具なのだろうが、世間知らずの若者たちは、こんなKにあこがれを抱き、自分もこんな生活をしてみたいと惑わされ、Kのいうことを信じるのだろう。
K氏の言うビジネスとは、いわゆるマルチ商法。K氏に勧誘された被害者がさらに金儲けをしたい若者を勧誘する。勧誘が成功すればコンサル料110万円のうち、勧誘した者は20万円、残りの90万円はK氏が受けとり、まさに被害者が加害者となるシステムだった。
若者に110万円はキツイ。
消費者金融で借りて支払う人もいたという。
明らかにマルチ商法と呼ばれる「連鎖販売取引」である。
マルチ商法については、「特定商取引法」で禁止行為が規定されている。
「ウソを言ってはいけない」「事実を隠してはいけない」など細かいことが規定されており、Kの行為は特定商取引法違反に当たる可能性が高い。
またFX投資の指南をするなど、これも「金融商品取引法」に抵触する可能性もある。
Kが顧客から集めたFX投資の金を本当にFX投資していたのかが問題だが、こんな奴はほとんど”ノミ行為”。
顧客から集めた金を自分が”呑む行為”で、これは詐欺罪になる可能性が高い。
~Kは岡本明夫?!~
ネット上では、Kが、「岡本明夫」という人物と特定しているようだ。
チャンスは一瞬。
— 岡本 (@n3nEigXT3kSnwKC) April 27, 2019
掴むも逃すも自分次第。
今じゃないとかお金がないとか時間がないとか言ってる奴は、ずっとそこにいろ。
本気で稼ぎたい方は連絡ください pic.twitter.com/FlHzXWuGaF
東京都生活文化スポーツ局の報道発表資料(2022年4月21日)
「SNSで知った『投資で稼げる』というオンラインサロンの契約に係る紛争」はあっせん・調停不調となりました(東京都消費者被害救済委員会報告)
都内の消費生活センターには、オンラインサロンで、投資や副業で簡単に稼ぐ方法を学べるなどと勧誘され、トラブルになったという相談が多く寄せられています。
都は、本件の法的な考え方や問題点を整理して、今後の同種・類似紛争の解決に役立てるため、東京都消費者被害救済委員会(会長 村千鶴子 弁護士・東京経済大学現代法学部教授)に標記紛争の解決を付託していました。本日、同委員会から知事に、あっせん・調停不調により終了したと報告がありましたので、お知らせします。
紛争の概要については、
・20歳代の申立人
・相手方は、株式会社Gracias 代表取締役 岡本明夫
東京都新宿区西新宿五丁目5番1号ザ・パークハウス西新宿タワー60-3033号室
・SNS上の「社長について行くだけでこんなにも世界が変わるんだ」「100万円稼いだ」の投稿に興味を持ち、社長から「本気で人生変えたいなら会いに来てください」「1週間以内に来ないと契約しません」と返信。
30万円は預金から、80万円はクレジットカードで、報道記事の通り110万円を渡して契約。
会員専用の動画を見たが、稼げるような内容ではなかったことや社長の評判が悪いことから消費者生活センターに相談したというもの。
80万円は取り消し処理を行ったため30万円のクーリングオフ返金を求めたがキラキラトレーダーKは拒否し、調停不調となったという。
調停だから強制力はない。よってKは強気に拒否したようだ。
~警察に頼るしかない!~
警察による”強制捜査”に頼る以外、解決の方法はない。
早く警察が動いて関係者を逮捕して欲しい。
Kも逮捕されることはある程度覚悟しているだろう。
そうでなければ単なるバカだ。
それを考えて、儲けた金をどこかに隠しているはずなのだ。
その隠し金を探すのも警察の仕事だ。
Kの口座を調べ、金の流れを確認すれば分かるはずだ。
そして、できる限り被害回復をしてあげて欲しい。