~五穀豊穣??~
まただよ、いい加減にや止めるべきだ。
”だんじり祭りで多数のけが人”のニュース。
これまで多数の死者が出ているのになぜこんな祭りを続ける必要があるのだろう?といつも思う。
16日午前、大阪 堺市で、ひき回されていただんじりが横倒しになり、消防によりますと、11人がけがをして、このうち6人が足の骨を折るなどの重症だということです。
交差点を勢いよく曲がった後に横倒しになったということで、警察が詳しい状況を調べています。
だんじり祭りは、関西地方のあちこちで行われている”五穀豊穣”を祈願したり、”五穀豊穣”のお礼のための祭りだそうだ。
農業人口も少なくなった現代社会でそんなものが必要なのか。
また、参加者の中にどれだけ農業従事者がいるのだろうか。
伝統を大事にすることは必要なのかもしれないが、伝統と人の身体、生命とどっちが大事なのか理解できないのだろうか?
1t~4tもあるような大きな山車を大人数で道路上を引っ張って、時にはぐるぐる回してみたり、ただ面白がってるだけにしか見えない。
五穀豊穣を祈願して祭りに参加する奴など皆無だろうし、酒を飲んで騒ぎたいだけだとしか思えない。
~過去には見物客も!~
事故は「やりまわし」と呼ばれる山車が交差点を曲がる見せ場で起きたらしい。
責任者たちの弁である。
久保さんは「傾いているのはわかっていたが、どうしようもありませんでした。屋根に乗っていた人は投げ出され、中に乗っていた人もそのまま倒された形です。だんじりがきれいになって帰ってきて住民の方も期待していたのにこのようなことになって申し訳ない思いでいっぱいです」と話していました。
自治会長:「通常の祭りより、引く人数が多かったのが(事故の)原因かもしれない」
これら責任者の弁を聞いていても全く危機管理ができていないのがわかる。
責任者らは業務上過失傷害罪として刑罰を受けることになるはずである。
過去、兵庫県三田市でのだんじりでは見物客17人が死傷して、責任者らに1359万円もの賠償金が請求された事件もあった。
山車が民家に衝突して損壊した事故も遭った。
責任者らはのんきなことを言ってる場合じゃないと思うのだが…。
群衆が大騒ぎして大きな山車を引っ張り回せば山車が傾いて倒れることなど誰でも予想できるし、山車の上に乗っている人が転落の危険性も高い。
また山車がバランスを崩して沿道の客に接触する危険性もある。
過去どれだけ多くの人が死んでいるのかわかっているのだろうか。
過去には見物客が亡くなったり大けがした事故もある。
~なぜ警察は許可する?!~
公共の道路を使用して、通行止めなどの規制をするはずだから当然警察が許可しなければ祭りはできないはずだ。
過去の事故を見れば危険性は明らかなのに警察もよく許可すると思う。
2001年に起きた明石花火大会歩道橋事故で警察幹部らが有罪判決を受けたことが教訓として生かされていないのだろう。
バカな奴は、「自動車の運転でも事故が出るだろう、それと同じだ」なんていう奴がいる。
現代社会で自動車の運転は経済活動上、必要不可欠なものであるのに対して”祭り”は必要不可欠なものではない。
また自動車事故の確率とだんじり祭りの事故の確率は大きく違い、だんじりで死者や負傷者が出る確率の方が圧倒的に高いはずだ。
そんなことも分からないのかと思う。
だんじり祭りには酒が付き物のようで、祭りに参加した高校生らが無理やり酒を飲まされるなんて話もある。
時代の流れとともにいろいろなものが変化して、昔はよかったものが現代では違法となるものも多くある。
だんじり祭りもいい加減見直した方がいいと思う。
やりたいなら安全な方法でやるべきであり、警察を含めた行政が考え直さなければならいと思う。