生活

100歳以上の人口が6万7000人!100歳まで生きたくない人は?

~健康不安を煽るな!~

最近テレビで「こんな症状が出たら大変な病気にかかっているかも?」などと視聴者を不安にさせる番組が後を絶ちません。実際にそういった番組を見て、翌日「昨日テレビで見たんですが・・・」と言って病院に行く高齢者が増えているそうです。

ここ数年で、医学番組など「ちょっとしたことが大病の前兆である」と不安を煽る番組や、「長生きするためにはこうしなさい!」とか「本当のダイエットはこうだ!」みたいな番組が増えてきました。「誰がこんな番組を見るんだ」とチャンネルを変えていますが、そういった番組が増えているということは視聴率が稼げるからなのでしょう。

~長生きし過ぎるな!~

日本人はもう十分健康で、長寿です。2017年の日本人の平均寿命は、女性が87.26歳、男性が81.09歳となり、毎年のように更新を続けています。世界的に見ても女性は3年連続で2位、男性は昨年の2位から1つ下げて3位。ちなみに男女ともに香港が第1位ということです。平均寿命が延びれば異常に長生きする人も増えてくるのです。

報道では、全国に100歳以上の方が6万7824人いると発表されました。前年から2132人増え、47年連続の増加ということです。100歳を超える方が30年前頃から急激に増えているのです。このまま連続して増加の一途をたどることは間違いないことなのです。今70歳の方が30年後には、100歳、その頃には100歳を超える方は100万人を超えているんじゃないでしょうか。

皆さん、そんなに生きたいですか?今年1月のアンケート調査結果では「100歳まで生きたい」と答えた方が12.6%、「生きたくない」と答えた方が65.4%との結果が報道されていました。100歳まで生きている方が健康に生活しているかどうかという点については報道がありません。

~他人に迷惑をかけないように長生き!~

100歳を超えて誰にも迷惑をかけず、医者にも通わず健康に生活できている方なんて、ほとんどどころではなく、全くいないんじゃないでしょうか?それでも12%以上の方が「生きたい」というのはわがままとしか言いようがありません。成り行きで100歳まで生きたというのならば仕方ありませんが、他人に迷惑をかけることや医療費を使って国や若い世代に迷惑をかけて生き続けたいと考える方はどうかしています。

「健康寿命」などと言う言葉を厚生労働省が作り、「長生きするだけではだめ。健康に長生きすることが大事だ」などと言う言葉はまやかしです。健康であればその分長生きする可能性も高いはずです。そうなればいずれ、健康からは遠ざかり、不健康になって医者通い、最後には介護を受けて死んでいく。健康で長生きしたって、不健康で早く死んだって、何歳まで生きられるかという結果にしかならず、他人や国家に迷惑をかける度合いはそう変わったものではないはずです。

~生き方は人それぞれ、健康維持も人それぞれ~

長寿になったのは、医療技術の進歩が最も大きな要因ですが、病気を完全に治癒するだけの治療が受けられるならばそれは大変な進歩ということになりますが、延命治療や痛み止め程度の治療で長生きさせているのならば意味がないことです。

また、昨年、100歳を超えた方へのアンケートで「一番好きな食べ物は?」という質問に対して、「すきやき」「とんかつ」などという脂っこいものが好きな人が多かったという結果が報道されました。一般的には脂っこいものは成人病の原因になるとされていますが、怪しいものです。

以前、長寿で有名になった「金さん・銀さん」ヘビースモーカーだったということは有名な話です。健康被害を考えて、受動喫煙防止のために飲食店を全面禁煙にするなどということが当たり前のように行われようとしていますが、それによってさらに喫煙率が減り、税収入も減るといった具合に、世の中のためにならないこともはらんでいます。

100歳まで生きたいと考える方と100歳まで生きたくないと考える方との生き方の違いは当然出てくるでしょう。自分の健康に合う生活は何か、自分で考えて自分の判断で生活すべきです。一律に、食べ過ぎ防止、禁煙や受動喫煙防止、運動を欠かさないなど、健康を維持する方法について無理強いするのはやめた方が良いと思います。

 

 生き方は人それぞれです。ただ、他人に迷惑をかけないよう、他人の生き方にケチをつけないよう生活するようにしたいものです。

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