政治

小泉進次郎はずるい&卑怯!総理大臣になる日はこない!なぜ人気か?

~石破氏支持表明後のおかしな発言~

自民党総裁選の投開票が20日行われ、予想通り、石破茂元党幹事長を破って、安倍晋三首相の圧勝で終わりました。最終的には安倍首相553票、石破氏254票でした。進次郎議員がもっと早く石破氏支持を表明していたならば、進次郎氏の異常と言える人気ぶりから、石破氏の党員票は間違いなく増えていたと思います。

進次郎議員は投票後に報道陣の取材に応じ、石破氏に投票したことを明らかにしました。石破氏に投票した理由については…

  • 「違う意見を押さえつけるのではなくて、違う声を強みに変えていく。そんな自民党でなければならないという思いから投票した」
  • 「以前も言ったとおり、安倍さんか石破さんかという二者択一に見えてそんなに単純な話じゃない」
  • 「これからの日本の社会は、もっと多様な、選択肢のある、異なる存在や声を社会の強みに変えていける、そんな日本でなければならないという強い思い」
  • 「率直におかしいなあとか、違う考えがあるといったときに、それを『後ろから弾を撃っている』というふうに率直に全部が評されることは本意ではない」

と語りました。しかし、自民党衆議院議員杉田水脈が「LGBTは生産性がない。」と性的マイノリティに対する行政支援を否定した発言について…

あれはあり得ない。あれは違うということを言わなきゃダメですよね。ああいう発言が党内から出ることが悲しいですよね

と批判していました。違う意見を押さえつけているじゃないですか!後ろから弾を撃っているじゃないですか!言っていることとやっていることが全く違うんじゃないですか?「自民党内には色々な意見がある。他人の発言を批判せずにこの様な考え方をしている議員もいるんだということを理解するべきです」と発言するべきではなかったのでしょうか?

↓杉田水脈についてはこちらを↓

杉田水脈に批判殺到デモ?寄稿文を全文読んで!LGBT発言で炎上?

氏名 小泉進次郎(こいずみしんじろう)

生年月日 1981年4月14日

出身 神奈川県横須賀市

所属 自由民主党

最終学歴 関東学院経済学部経営学科卒&コロンビア大学院卒

家族 父・元総理大臣小泉純一郎 弟・俳優小泉孝太郎

 

~「安倍首相と石破氏の論争に注目が集まった」はウソ!~

前回の2012年の自民党総裁選でも進次郎氏は、今回と同様に投票後に石破氏支持を表明しました。ですから、今回の総裁選も石破氏を支持するであろうことは大方が予想していたと思います。それでも、異常と言ってもいいくらいの人気のある進次郎氏が「私は石破氏を応援する」と言えば、全く変わった選挙戦になっていたはずです。

進次郎氏は…

  • 「(石破氏支持は)私の中では決まっていた」
  • 「仮にもっと早く表明していたら、私の望む形にはならなかったと思う。表明しなかったらこそ、2人だけの論争に注目が集まった」
  • 「私はバッターボックスに立っていない」
  • 「総理大臣を狙って戦った2人だけの論争に注目が集まった」

とも語っています。進次郎氏は「石破氏に投票はしました。でも応援はしませんでした。」と言っているのだと理解しましたが、不可解です。何故なのでしょうか?「自分が石破氏支持を表明しないことで、安倍首相と石破氏との論争ができ、この論争に注目が集まった」というのです。果たしてそうでしょうか?

安倍氏と石破氏の政策に対する考え方はそれほどの違いはなく、石破氏による「安倍一強体制」や「森友・加計問題に対する対応の不誠実さ」への批判と「齋藤健農林水産大臣の石破氏支持に対する『辞職してから応援しろ』と言われた圧力発言」に対する批判ばかりで「どうせ安倍が勝つんだから」といった風潮から、国民は進次郎氏が言うように2人の論争に注目はしていませんでした。興味本位だけの国民は、進次郎氏がどちらを支持するのかということに興味があったのです。

~進次郎の対応はズルい!~

更に、進次郎氏は…

  • 「率直に言っていろんな情報戦があった」
  • 「総裁選は政治の世界の戦い。武器を持たない戦争みたいなものだと思っている。非常に学びのある総裁選だった」

とも語りました。まるで他人事です。

二階幹事長の下で筆頭副幹事長として活動しており、その二階幹事長が安倍首相支持を表明していたことで石破氏支持の表明ができなかったという見方もありますが、それは卑怯です。進次郎氏が本当に「自民党がこのままではいけない」「石破氏を担いで自民党を変えてやる」という思いがあったのであれば、しっかりと石破氏支持を表明して、石破氏の選挙応援を行い、進次郎氏の覚悟を示さなければならなかったと思います。

石破氏も進次郎氏の応援が喉から手が出るほど欲しかったと思います。しかし、進次郎氏は党内からの反乱分子として見られるのを恐れたのでしょうか?ズルい!そんな気がしてなりません。

~うまく立ち回るだけではダメ!~

政治家としては未だ何をやったという成果もない進次郎氏ですが、総理大臣になって欲しい人は誰かというアンケートでは常に上位に位置するほどの人気です。本人も将来の首相を目指しているのでしょう。進次郎氏が若手議員を集めて「2020年以降の経済社会構想会議」を立ち上げて、人生100年時代の社会構想を話し合っています。しかし、議論だけでは党員票を獲得できても議員票は獲得できません。

進次郎は、総理大臣になる器であると自民党国会議員から認められなければ、将来、総裁選で勝つことは難しいでしょう。

進次郎氏は父親譲りの名スピーチで、記者質問にも歯切れのよい短い言葉で批評や批判をし、精悍な顔立ちから女性からの人気も高いのですが、それだけでは本当の意味での政治家にはなれません。「総理大臣になるまではうまく立ち回って、自身に傷をつけたくない」と考えているように見えます。

もっと、泥をかぶって自分の主張をし、他人からの批判を受けてもそれを乗り越えるようなたくましい政治家でなければ、いずれ、底を見抜かれて終わってしまうような気がします。

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