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バスケットボールワールドカップのチケット完売で空席?なぜ沖縄&再販売?

~バスケが盛り上がらない!~

この夏、世界陸上、バレーボール、バドミントンなど世界大会が開催されているが、どのスポーツも日本では世界野球WBCほどの盛り上がりはない。

話題になっているバスケットボールワールドカップ2023の空席問題。

バスケットボールは日本でもBリーグが開催されているが、人気はイマイチ。

スポーツには、やって面白いスポーツと見ていて面白いスポーツがある。

バスケットボール経験者には興味があっても素人が見ていてそんなに面白いスポーツではない。

理由の一つとして、おおよそ100点以内で争いながら、ゴールしても得点は1点、2点、3点しか取れず、実力の差があれば、徐々に徐々に点差が広がり、もう20点も差が付けば逆転することはまず無い。

1点、2点を争うゲームなら最後まで手に汗握る試合もあるが、稀有である。

第2クウォーターが終わればほとんどの試合でどちらが勝つか分かるため、途中からほとんどの試合が面白くなくなる。

1ゴール10点くらいのポイントがあれば逆転劇もあって面白いとは思うがあり得ない。

サッカーにしても同様のことが言えるだろう。

その点野球は、おおよそ10点以内で争いながら満塁ホームランが出れば一挙に4点取れるから大逆転劇も生まれ、それをドラマと呼ぶ人もいる。

もう一つはバスケ日本代表が強くないということ。

女子バスケは、東京オリンピックで銀メダルを獲得して盛り上がったが、それでもFIBAランキングでは9位である。

男子は、FIBAランキング36位。

今回のワールドカップは、開催国枠で参加しているのであって予選で勝ち抜いて参加しているのではない。

~ナゼこの時期に沖縄?!~

それでも今大会の日本戦は早くからチケットが完売になったという。

バスケットボール経験者や一部素人でも好きな人はいるだろうし、興味がない人も日本開催だから一度は見ようと思う人もいただろう。

試合後の記者会見でホーバス監督も「最高と言いたいが、言わない。ホームコートアドバンテージは作りました。間違いなく」とした上で「うちのベンチの前に誰もいないんですよ。それは何で?」と不満を滲ませ、渡辺雄太(サンズ)は26日、自身のX(旧ツイッター)を更新。「昨日の試合チケットは完売で、チケット欲しくても手に入らなかったって人たくさんいるって聞いてるのに、ベンチ前の席ガラガラだったの意味わからなすぎる。大人の事情らしいけど、来ない人にチケット配るなら、ほんとに来たい人に売ってあげるべきでしょ」と綴るなど、チームからも憤りの声があがっていた。

8000人収容できるアリーナに6397人。

チケット完売だから1600人が来場しなかったことになるがこれはヒドい。

完売なのになぜ?

渡辺選手は”大人の事情”って言っている意味が分からないし、”来ない人にチケット配る”?ってどういう意味だろう。

国際バスケットボール連盟(FIBA)は26日、声明を発表。W杯のエグゼクティブーディレクターのデービッド・クロッカー氏の名前で「該当席は複数の法人により購入された座席で、理由は不明ですが、昨日開催された試合に来場されませんでした。現在この件について調査を行っており、以降の試合において同様の事案がなきよう、最善を尽くしてまいります」と、説明した。

通常は、スポンサー席や協賛企業席でも金を払って購入しているものだ。

それを社員や関係者に転売するというのが普通。

日本代表が優勝したWBC日本大会をスポンサー席で観戦したが、手に入れるために高額で購入した。

WBCは日本の真ん中・東京ドームで行われ、気候も良い頃だったし、開催時間も夕方からで、超満員だった。

8月の沖縄は日差しが強く熱いし、台風に襲われる可能性もある。

なぜこんな時期に、日本の端っこに位置する沖縄で開催するのか?

見に行きたいけど沖縄は遠すぎるという人もたくさんいただろう。

沖縄はバスケット熱が高いことは知っているがそれだけで集客できるほど甘くないだろう。

高額チケットを購入した法人は、ほとんどが在京の企業だろうと思うのだが…。

だとすれば、航空機やホテル代+チケット代を考えるとかなり高額なレクリエーションだ。

また、既に学校の夏休みが終わっている小中学校も多く時期的な問題は大きい。

もう一つ大きな問題は、開催時間が遅すぎること。

日本-ドイツ戦は8月25日(金)夜9時10分開始。

日本‐フィンランド戦は8月27日夜(日)夜9時10分開始。

日本‐オーストラリア戦は8月29日(火)夜8時10分開始。

開催国なのに21時10分に試合がスタート。なぜこんなに夜遅い時間なのか。日本協会の職員によると、決勝トーナメントが行われるメイン会場となるフィリピンの試合開始に合わせたため。フィリピンは日本との時差があり、1時間遅い。

この説明は意味不明だ。

日本での開催試合でフィリピンとの時差を考慮する必要は全くないと思うし、1時間だけの時差なのに21時10分は遅すぎるだろう。

結局、実力のない日本代表とバスケット人気も低い日本を見下したFIBAの問題だろう。

ところがである。

27日午前0時からチケットの再販売が始まったというから驚きである。

既に完売しているチケットを再販売ってどういう意味なの?

企業から買い戻したのかそれとも企業が購入していたチケットを無効にしたということ?

既に企業から個人で購入している人もいるだろうからあり得ない。

ダブルブッキングして会場内で揉めるんじゃないかという心配もある?

再販売できるってことはFIBAが一部手元に残していた可能性もある。

だとすればどんな運営しているんだって思ってしまう。

きちんと説明するべきだと思うね。

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