~この男が保守?!~
10月17日、いよいよ”日本保守党”が結党されて記者会見が開かれた。
党首の百田尚樹(67)と事務局長の有本香(61)、2人の掛け合いが面白い「ニュースあさ8時!」のファンである。
”投票する候補者がいない”や”投票する政党がない”と長年選挙に行かなかった身としては大いに新党に期待していた。
ところがである。
河村たかし名古屋市長(74)が共同代表というサプライズ。
この男が”保守”?
勘弁してチョー!
期待していただけに落胆した。
この男、自民党→日本新党→新進党→民主党と渡り歩いてきた。
民主党では鳩山由紀夫や菅直人、さらには蓮舫などと一緒に活動していた男が保守とはどういうことだ!
百田氏は、あさ8の中で、
一度でも立憲民主党などにいた人は排除する。
というようなことを言っていたのに、立憲民主党の前身の民主党にいた河村たかしを共同代表ってどういうことだ。
日本に保守の政党ができると期待して、日本保守党の党員になった5万人を裏切る行為だ。
有本氏は番組内で
我々は政治家としての経験はない。河村氏は衆議院議員を5期やっていて政治家としての実績はスゴイ。
と河村氏のことを評価しているが、長いだけの議員なら数多くいる。
~報酬を市民レベル?!~
河村氏の主張は
政治家が世襲となって家業になっている。これをやめなければならない。
なのだが、これは間違っていない。
これに反対する人はいないだろう。
地盤・看板・カバンを親から引き継いで何の苦労もなく国会議員になって高額な報酬をもらう。
その地位にしがみついて、次の選挙で当選する事だけが議員としての目的となり、国民のために働くことはしない。
確かに大問題である。
河村氏は、自身の報酬を削っていて素晴らしいなどという声もあったが、この男、元々家業の廃棄物会社の役員までやっていて、その会社は息子が社長やっているとか。
だったらある程度の資産を持っているんだろうと思うのだが…。
お金がなくて貧しい人がそこまで自身の報酬を削ることは難しい。
この男、
国会議員の報酬が高すぎるから市民レベルにしなければならない。
と言っていたのだが、果たしてこれはどうなのだろう。
日本は世界的に見ても国会議員の報酬が高すぎる
とも言っていた。
日本の国会議員が約3000万円だとするとアメリカ約2000万円、ドイツ、イタリアでは約1500万円だ。
ドイツ、イタリアあたりまで下げるならいいけど、市民レベルの1000万円以下だと安すぎる。
生活に不安を抱きながら国のことを思って働ける国会議員などいるはずはない。
ある程度の報酬は支払うべきで、金は要らんと言える議員なら金持ちしか国会議員にはなれないということになる。
~総理大臣ありえん!~
河村氏は総理大臣を目指すと公言しており、百田氏は
河村氏が首相を目指すなら大いに応援したい
と話した。
総理大臣は、品格を兼ね備えていなければならない。
名古屋市民も使わないと言われている”みゃーみゃー弁”はさすがに品がない。
顔つきもお世辞にも品があるとは言えない。
アイドルグループとのイベント記念撮影でやった”卑猥なハンドサイン事件”も、
卑猥なものと認識がなかった
と釈明していたが、この年齢で”知らない”は通用しないだろう。
東京オリンピック・ソフトボールで金メダルを獲得した後藤希友投手の報告会での”金メダル噛みつき事件”。
あんなことが出来る人間を誰が立派な品格ある人間だと認められるのか。
”あさ8”ファンとしては待ちに待った記者会見でとても期待していただけに、河村氏の共同代表にはがっかりした。
しかも河村氏が総理大臣なんて全く考えられん。
百田氏が国会議員にはなれるとも思えない。
頭の回転も速く、知識も豊富で胆力もある有本香氏が総理大臣にというなら応援したいのだが…。
もう少し様子を見ることにする。