~大谷がお金出してるの?!~
「お金の使い方は大谷選手を見習うべき」
「身を切って寄付する姿を見てほしい」
日本の誇りである大谷翔平選手(29)が日本全国の小学校など約2万校に3個のグローブを送ったことが話題となり賞賛されている。
全部でいくらかかるんだろう?
とお金のことが気になる人が多いようだが、グローブの値段は公表されていない。
でもかなりの金額になることは間違いない。
年棒やスポンサー契約金など数十億の年間収入がある大谷選手ならではとの声があがるが、大谷選手がお金出しているのか?
グローブの価格はピンキリだが硬式用のグローブの一般的な価格は平均3万円くらい。
小学生が使うのだから軟式用だろう。
軟式用グローブなら一般的には平均で1万円くらい。
これは市価であって、卸値なら5000円程度か
大谷選手が市価で購入したグローブを配ったのなら単純に1万円×2万で2億円。
このグローブを日本全国の津々浦々にある小学校に配送しなければならない。
グローブの価格もだが、配送料も高額になるのではないだろうか?
~NBの販売戦略!~
大谷選手のこの行動は素晴らしいし、大谷選手個人の価値を高めたことは間違いない。
ただこの大谷選手の価値を高めた寄贈行為も含めてNB(ニューバランス)の販売戦略と言っていいだろう。
20221年にMVPを獲るなど超人的な活躍をしてMLBでは超ビッグな存在となった大谷選手は、広告塔としては稀有の存在だ。
特に野球文化が盛んな日本においては格別である。
NBはこの超人に目を付けた!
NBの最高マーケティング責任者を務めるクリス・デービスはこう述べた。
「日本市場でのショウヘイの商業効果は年数千万ドル以上になるだろう。彼は日本において野球選手である以上に文化的なアイコンだからだ。この世代の野球選手で、あるブランドにこれほどの商業効果をもたらせるのはおそらく彼をおいてほかにいない」
NBといえば日本では靴のメーカーというイメージだが、野球のスパイクを作って販売を始め、大谷選手も使うようになった。
MLBでは4年で500人以上の選手が使うようになったという。
日本でも大谷効果によって高校生らがNBの高校野球用スパイクに注目するようになった。
しかし、ロゴマークの規定違反により日本高野連から使用禁止となってしまい、NBの日本での野球スパイク販売戦略は頓挫した形だ。
NBは次に野球グローブの販売戦略を目論んでいるのだろう。
日本では、ミズノのグローブが最も人気で、ニューバランスのグローブを使用する人はほとんどいない。
大谷選手がWBCで使用していたニューバランスのグローブは注目を集めたが、これもNBの野球グッズの販売戦略の1つであることは間違いない。
そして、この度の大谷選手によるグローブの寄付もそうだ。
子どもたちに子どもの頃からNBのグローブを使ってもらい、NBの野球道具を認知してもらう戦略だろう。
なぜ3個?野球は9人でやるものだから3個じゃ少ないという声もある。
このグローブを子供たちに使ってもらい”足りなければ買って!”ということか?
スポーツ少年団などに入って野球を本格的にやろうと考える子供たちにNBのグローブを買ってもらおうという戦略も考えているだろう。
大谷が使っているNBのグローブが欲しい!
という子供たちが増えることこそが、NBの販売戦略なっていくのだろう。
NBは、
今回寄贈するグローブは販売せず。オンラインストアの野球関連商品はシューズのみ取り扱っているニューバランスジャパンですが、将来グローブやバッティンググローブなどの販売予定については「計画中ですので、ご期待ください」と答えています。
NBが大谷選手との高額スポンサー契約したのはNBの野球グッズ販売戦略のためであることは間違いない。
大谷選手の”グローブ寄贈プロジェクト”もNBの計画によるもので、NBが全額負担しているのだろうと推測する。