事件

樋田淳也の逮捕場所は山口県周南市!逮捕理由は万引き!一緒にいた男は誰?

~樋田淳也容疑者のあっけない逮捕、幕切れ!~

 今年8月12日、大阪府警富田林警察署の面会室を破壊して留置場から脱走した樋田淳也が、なんと350㎞も離れた山口県で万引きをして逮捕されました。綿密に計画を立て、劇的な脱走を遂げ、盗難バイクでひったくりを繰り消しながら逃げ続けた樋田容疑者にとっては、あっけない幕切れとなりました。

~樋田容疑者の逮捕現場は?~

山口県周南市戸田(へた)にある道の駅「ソレーネ周南」。167台の大型、中型車両が駐車できる一般的な道の駅よりも大きな道の駅です。どこの道の駅でも、県外ナンバー車両が多く駐車され、夜間には、車内で寝泊まりする人も多い。中には、自転車やバイクで来て芝生の上にテントを張って寝る人もいます。「ソレーネ周南」にもそういった人たちは多く、土曜、日曜日の日中は大勢のお客で賑わいます。山口県以外の方は、「変な名前!」って思われるでしょうね。「それーね」というのは、「そのとおり」という意味の「それーいね」という山口弁からきています。「道の駅で、あの樋田容疑者が捕まったてーね。」「それーいね。新聞で見たいね。」という具合です。名前の通り田舎ののんびりとした道の駅です。

~樋田容疑者がどのように捕まったのか?~

樋田容疑者が捕まった状況について、各報道記事をつなぎ合わせてまとめました。

土曜日の夕方の道の駅、「万引き犯人を捕まえています。」との通報が警察に入りました。万引き犯人を捕まえたなんて言う通報は日常茶飯事にあることです。駆け付けた警察官は、普通に犯人から事情聴取をしたのでしょうね。

しかし、名前も言わないし、盗んだことも否認している状況です。警察官も困ったでしょう。まさかこの男が、8月12日、大阪府警富田林警察署の面会室を破壊して加重逃走罪で指名手配をされている樋田淳也とは思わなかったでしょう。大阪府警が全国警察署に配布していた手配写真の男とは全く違う、坊主頭に真っ黒に日焼けした肌とひげ。そして、青いジャンパーにスニーカーといういで立ちです。

名前も言わない。このままそうですかと帰すわけにはいきません。警察官とすれば逮捕するしかありません。警備員から犯人を引き渡され、犯行後間もない万引きの現行犯人として逮捕しました。この男が乗っていた自転車を調べると、8月12日に大阪府羽曳野市で盗まれたものと判明。

樋田が逃走を始めてからは、盗難バイクであちこちでひったくりを繰り返したと報道されていたのに、逃走初日に盗んだ自転車?あの報道は何だったのでしょうか?ひったくりを繰り返し、ある程度お金をためて、最初に盗んだ自転車で大坂を出たということか?

~樋田に容疑者のツレは?~

名前も名乗らない万引き犯が使っていた自転車は、たくさんの荷物が積まれたクロスバイク。その横にも同じように荷物がたくさん積まれた自転車を持った汚い格好をした男がいました。こで野宿するつもりだったのか、一緒にいた男が樋田だとは知らなかった44歳の男。警察は樋田との関係を調べ始めました。

男は「私は、道の駅で野宿しながら自転車で日本を旅しています。あの男とは、3週間前に愛媛県の道の駅で知り合い、勝手についてきたんですよ。」と話しました。しかし、警察官は、自転車の防犯登録からこの男の所有物かを調べます。その自転車は、8月30日、和歌山県内で盗まれた自転車であることが判明。この男も、日本を旅しているとか言ってるけど、結局、住居不定の浮浪者ということで、占有離脱物横領罪で逮捕されてしまいました。

男は、自分についてきた男が樋田容疑者と知って驚き「なんで、付いてきたんだ、樋田のせいで俺まで捕まったじゃないか」と腹を立てたことでしょう。この男の所持金が気になりますね。

男は、付いてきた男が樋田容疑者だと知って「樋田容疑者だとは知らなかった。一人で旅をしたかったが、勝手についてきて、うっとおしかった」と言っているそうです。

~逃げることの特異な樋田容疑者は、なぜ現場から逃げなかったのか?~

樋田容疑者の所持金280円、これまでも、大阪から350キロ離れた山口県まで、万引きを繰り返し飯を食ってきたのでしょう。今日も腹が減ったので万引きしよう。これまでもうまくやってきた、捕まるはずはない。樋田は缶コーヒー、餅、パンなど5点、1000円相当の食料品をTシャツのハラ部分に隠して店の外に出ました。万引きの常習犯にしては素人のような手口です。女性保安員がその一部始終を見ており、店外に出たところで樋田容疑者に声をかけました。女性保安員1名では、逃走される恐れがあるため、男性警備員にも応援を求めて一緒に声をかけました。

子供の頃から逃げることがうまかったという樋田容疑者は、万引きが見つかったと分かった時点で、逃走する覚悟でいたのでしょうが、男性警備員が逃がさないよう、樋田容疑者の服を掴んでいたのです。樋田は「財布を取りに行くだけや。何をするんや。」と言って暴れましたが、逃げることはできませんでした。約20分で駆け付けた警察官の顔を見て、樋田容疑者、大声を出して再度暴れ出し、「何で警察官を呼ぶんや」と大阪弁で叫んだそうです。そりゃあ呼ぶでしょう。

警察官が、樋田容疑者の身柄を拘束したところ、樋田は自分の左足のふくらはぎを押さえて離さなかったそうです。「見てくれ」と言わんばかりですね。不審に思った警察官が、裾をまくったところ、例の「ウサギの入れ墨」があったのです。そして耳のピアスも一致。「樋田容疑者だ」と警察官も叫んだでしょう。

「お前、樋田か?樋田淳也か?」と確認しますが、樋田は、黙秘を続けるしかありません。単なる万引き犯人が全国の警察が探している上限300万円の懸賞金がかった樋田淳也だったのです。田舎の山口県警察は大騒ぎだったことでしょう。

樋田容疑者のことですから、この時点でも何とかすきを見つけて逃げてやろうと考えていたはずです。暴れたのも警備員のすきを見つけ逃げだすためだったはずです。それでも警備員は樋田容疑者を離しませんでした。お手柄です。

~樋田容疑者は、40日以上もなぜ捕まらなかったのか~

樋田容疑者は、自転車で大阪から西に向かいました。当然、大阪府内を自転車で逃走し始め、大阪府内から出たのです。大阪府警は管内の厳戒態勢を敷いて、樋田容疑者を探しました。しかし、懸賞金がかけられたこともあって、あちこちで樋田容疑者の出没情報がでました。大阪府警はその度にひとつずつ情報を潰していきます。そこに捜査員が大量に導入されます。その間、樋田容疑者は深く帽子をかぶってサングラスをかけ、自転車で西に向かったのです。

樋田容疑者は、四国愛媛県に行っています。愛媛県に行くためには、兵庫県から淡路島を通って四国に入るルート、または、岡山県を通って瀬戸大橋を通るルートがあります。いずれにしてもいくつかの県を通過し、そして、四国からまた、瀬戸大橋かしまなみ海道を通って岡山や広島県に戻ってから山口県入りしたのでしょう。

周南市の道の駅「ソレーネ周南」にたどり着くまで、何人の警察官とすれ違ったのでしょうか?樋田容疑者とツレの二人連れは見た目、自転車で日本中を旅するチャリダーにしか見えません。警察官も不審性がなければ職務質問をしませんし、他県警の警察官が、あの樋田容疑者が自分の側にいるなどと夢にも思わなかったでしょう。樋田容疑者は、誰一人の警察官から職務質問を受けずにここまで来たのでしょう。しかし、これは全国警察の不祥事ということになり、大きな問題を残したことになります。今後、警察庁で何らかの対策を検討する必要があるのではないでしょうか。

~懸賞金は出るのか?誰が貰うのか?~

樋田容疑者には、府警OBが出資する私的懸賞金が上限200万円、そして大阪にある建設会社ルーカスが私的懸賞金300万円をかけていたのです。この懸賞金は、誰がもらえるのでしょうか?いわゆる懸賞金というのは、犯人逮捕に結びつく有力な手掛かりとなる情報を提供してくれた場合に授与されるのですが、一般の店舗で、保安員が万引き犯人を捕まえたところ、たまたま樋田容疑者だったという場合に、情報提供と言えるのでしょうか?難しいところですね。全額は出ないでしょうね。

もう一点、この保安員や警備員は、会社の業務として万引き犯人を捕まえたのです。ということになれば、警備員ら個人の功績というよりも会社の功績となり、警備員らを雇っている会社に授与されるのではないでしょうか?

どちらにしても、今回の樋田容疑者逮捕においては、樋田容疑者を逃がさずに警察に引き渡した警備員らの功績は多大です。いくらかの懸賞金が授与されることを願います。

~樋田容疑者の逮捕は良かったが、自分のヘマで逃がした弁護士は?~

樋田容疑者は、翌30日には、大阪府警に引き渡されたそうですが、それでも黙秘して名前すら言わないそうです。なんと頑固な男です。それにしても捕まって良かったですね。特に大阪府民は安心しているんじゃないでしょうか。

しかし、一つ問題は、面会室から出るときに「面会が終わったことは自分言いますから」と樋田容疑者に言われて、鵜呑みにし、面会が終わったことを警察に伝えずに面会室を後にした馬鹿弁護士。全くコメントしませんが、弁護士自身が留置人の言うことを信じたばかりにこの様なことになったのです。謝罪の言葉くらいマスコミの前に出てきて喋るべきでしょう。全く出てきません。これでは、樋田容疑者は弁護士が逃がしたと言われても仕方がないですね。

 

 

 

 

 

 

 

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