~治安最悪の国に女性二人で布教活動?~
中米アメリカのグアテマラで日本人女性2人が殺傷され、木本結梨香さん(26歳)が亡くなったということが分かりました。
木本さんは、神奈川県茅ケ崎市出身のフルート奏者ということです。一方、大怪我をしたのが茂呂澤ちえさん(28歳)です。
2人は、エホバの証人という宗教の布教を行うために、最悪の治安情勢と言われるグアテマラにいたのです。この布教活動は、本人たちの意思で行ったのであって、エホバの証人が命じたのではないと報道されていました。真偽は分かりません。
しかし、グアテマラがどのような国かその治安状態はどんな状況かくらいは調べていくはずです。それでも女性二人で大丈夫と思って行ったのであれば世間知らずとしか言いようがありません。
氏名 木本結梨香(きもとゆりか)
年齢 26歳
出身 神奈川県茅ケ崎市
学歴 上野学園短期大学部音楽科卒
氏名 茂呂澤ちえ
年齢 28歳
出身 栃木県真岡市
学歴 不詳
~エホバの証人の教えで大ちゃんは死んだ!~
エホバの証人とは、キリスト教系の宗教で「神の王国」という国境なき世界政府の樹立を目指して活動しているのです。神はキリストではなく、エホバを唯一神として、キリスト教主流派が重要視する基本信条を否定しているため、キリスト教からは異端とされながら、世界各国で熱心に活動しているのです。
エホバの証人で有名なのは、「輸血をしてはいけない」とか「戦争には参加できない」などで、1985年の大ちゃん事件が有名になりました。
この事件は
神奈川県で交通事故に遭った10歳の大ちゃんが大怪我をし、医師は輸血の必要性を父親に説明しましたが、エホバの証人の教えで輸血ができないために家族が輸血を拒否した結果、大ちゃんが亡くなった事件です。
今事件は、ビートたけしが主演したドラマ「説得」が有名になりました。自分の子供の命を見捨てて、信仰する宗教の教えを守るという考え方は何とも馬鹿げているとしか言いようがありません。自分の子供の命を救えない人間が他人を、世界を救えるはずはありません。
~エホバの証人の本質とは?~
エホバの証人の信者数は、世界では845万人、日本では21万人いるとされています。日本全国において、各地に点在する「王国会館」などの支部に信者が集まり、そこから各家庭を訪問し「エホバの証人です。少しお話を聞いてください」と回っているアレです。深夜の仕事で昼間に寝ている時に呼び鈴を鳴らされて起こされ、腹が立って「うるさい」と怒鳴ったこともあります。
また、休日などは、信者が子供を連れて一緒に各家庭を回る姿も目にします。私は、何も分からない子供を連れて布教する姿に腹が立ち、以前、尋ねたことがあります。「何故、あなたたちは、子どもを連れているのか?」と。その女性は、「子供に生きざまを見せたいのです。」と即座に答えました。常にそのように教会で教えられているのでしょう。
その女性はためらいもなく即座に答えたのが印象的でした。
~信仰は、洗脳から~
3年前、知人の75歳の男性からの相談を受けました。
「70歳を超えた妻が日中よく外出するようになって、後をつけてみると王国会館に行っていることが分かり、手を切るように説得すると、家出してどこで生活しているか分からなくなった。」と言うのです。
私は、知人のために王国会館に行きそのことを話しましたが、居場所は教えてもらえませんでした。仕方なく、私の携帯電話に奥さんからしてもらうようお願いしました。その後、私の携帯電話に奥さんから電話がかかり会って話をしました。奥さんは完全に洗脳されていました。
奥さんは
今の世の中は、親が子供を殺したり、子どもが親を殺したり、殺人事件もたくさん起きている。東北の震災等全国あちこちで災害が発生している。世の中がおかしくなっている。アルマゲドンが来るから私たちが何とかしなければいけない。そう思って、エホバの証人に入った。もう家には帰らない。アパートを借りて一人で生活している。
等と話しました。
正に今の高齢者たちが、ワイドショーなどで日々、繰り返し取り上げる殺人事件などのニュースを見て、凶悪犯罪が多発していることを憂いていたのです。
実際には、1960年代には3500件もあった殺人事件は現在では、その発生が史上最低となり、年間で1000件を切っているのです。治安はとても良くなっているのです。昔は、殺人事件が多過ぎてテレビでも特異なもの以外はそれほど取り上げられませんでしたが、現在では、殺人事件が起きただけで各テレビ局が何度も何度もワイドショーやニュースのネタとして流し、最近になって殺人事件が頻繁に発生するようになったかのような錯覚を起こしている高齢者が多いのです。正にエホバの証人はそこに目を付けて勧誘しているのだなと思い、そのことを奥さんに説明しました。
~進行する前に勉強すべき!~
また、「アルマゲドンが来る」などと言うのは、昔から言われていたことで、オウム真理教でさえ同じようなことを言って信者を洗脳してきた話も伝えました。でも全く聞く耳を持ちませんでした。私は思いました。
明らかに世間知らずな人たちに日本が危機的状況にあるなどと教育して洗脳しているのだと感じました。
私はその奥さんに、仏教の話やイスラム教の話もしましたが、全く無知でした。世の中にはたくさんの宗教があること。信仰の自由は保障されていることを話し、ただ「一つの宗教を信仰する前に色々な宗教を勉強した上でどの宗教が一番良いのかを考えて信仰すべき」ことを説明しました。
しかし、洗脳されている奥さんは、聞く耳を持たず、帰宅することはありませんでした。ご主人は、警察に捜索願を出したと聞きました。
奥さんに寄付のことを尋ねてみました。奥さんは「寄付はしています。でも強制ではありません。」とも話していました。
まだ20代の世間知らずの若い2人が、布教活動する場所をグアテマラと決断する前に、布教すべき場所は他にもあることをエホバの証人が教えなかったでしょうか?