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箱根駅伝は関東大会!嫌い&面白くない!交通規制や通行止めで警察も迷惑?

~なぜ箱根駅伝を見るの?~

正月の風物詩といわれる”箱根駅伝”。

なぜ、あんなにマスコミが取り上げているのか?子供の頃から不思議でしょうがなかった。

スポーツ番組としてはほとんど変化のない、単調なレースを正月2日、3日の2日間をかけて見せられる。

東京大手町から箱根までの片道約108キロを往路と復路を合計10人の選手が競う。

テレビ画面に流れているのは選手が走っているだけの姿ばかりで、後は長いコマーシャル。

全く面白くない。

でも、他に見る番組もない。

面白い場面といえば、ブレーキがかかってふらつきながら走ろうとする選手の姿や、タスキをつなげなくて泣きながら走る選手の姿など。

箱根駅伝が好きで見ている人は、結局のところ、選手の失敗や不幸を期待しながら見ているだけなんだろう。

~全国大会ではない!~

箱根駅伝は「東京箱根間往復大学駅伝競争」といって、関東学生陸上競技連盟が主催する関東の地方大会です。

決して全国大会ではありません。

日本テレビが大々的に報じるようになってから視聴率が上がり、日本テレビ以外の放送局ももてはやすようになりました。

今では、全国の優秀な長距離選手のほとんどが、箱根駅伝出場を目標に関東の大学に進学しています。

箱根駅伝が放送されて人気が高まるまでは、全日本大学駅伝では関東以外の大学が優勝したりしていたのに、今では地方の大学は関東の大学にまったく歯が立ちません。

長距離走は体質の問題!~

我が母校も駅伝強豪校でした。

県内の各地から中学校時代に県内でトップクラスだった選手たちが鳴り物入りで入学してきました。

しかし、長距離走というのは選手の体質がモノを言うのです。

体質が長距離走に向いていない人がどれだけ効率的な訓練をしてもある一定以上の所までで終わってしまうという印象です。

また、鳴り物入りで入ってきた選手たちが、突如として記録が落ち、ゴミの様に扱われる姿を見てきました。

中学時代は実家で生活していた選手が寮生活になり、生活環境、主に食生活が変化します。

すると体質も変化してくるのでしょう。

中学時代は全国レベルの選手が突如として走れなくなり、全く記録が伸びないままマネージャーのようなことをしながら卒業していきました。

経験から、長距離走というのはスポーツとは思えないのです。

例えば中学校のマラソン大会が開催されると、優勝する人は運動が得意ではなく、スポーツではあまり目立たない選手。

「エーッ、こいつが?」という感じです。

高校時代、長距離で優秀な選手は他の運動はほとんどできないといった選手が多かったという印象もあります。

長距離走は、筋力を落とす運動であると思いますし、学術的にもそのようなことが書かれた記事を目にします。

テレビに映る長距離選手を見て下さい。

ガリガリにやせ細って筋肉がついていない選手が多いのが分かります。

特に日本女子選手の体形は見ていて気持ち悪いくらいです。

それが、ケニアやエチオピアの選手たちは張りのある適度な筋肉を維持した美しいスタイルの選手が多いのが目につきます。

これは体質なのか鍛錬の方法が違うのかは分かりませんが、やせこけた日本のマラソン選手の体形とケニヤなどの選手の体形を見ただけでも「勝てるわけがない」と思ってしまいます。

日本のマラソンや駅伝選手の体形を見ているととてもスポーツ選手とは思えないのです。

~箱根駅伝で燃え尽きる?!~

高校時代に私の周りにいた長距離選手は、皆が口をそろえて「大学に行って箱根駅伝に出たい」と言っていました。

中学・高校で野球やサッカーなどをやっていた人たちは、プロ野球選手やJリーグ選手になりたいという夢を持って厳しい練習に励みます。

しかし、長距離選手は箱根駅伝です。

箱根駅伝に出た選手はたくさんいますが、その中には一部、実業団に入って駅伝を走る選手もいます。

しかし、その後、優秀なマラソン選手になった人はほとんどいません。

駅伝の10キロから20キロを走っていれば飯が食えるという部分も影響しているのかもしれませんが、日本にしかない駅伝という競技が優れたマラソン選手が育たない理由の一つになっているのではないかと思いますし、そう論評する評論家もいます。

~駅伝はいらない!~

駅伝というのは、1917年に「東海道駅伝徒歩競争」という名前で読売新聞が主催した大会が最初と言われ、日本独自のものです。

戦後、昭和50年代くらいまではそれほど自動車も走ってなかったですから、駅伝大会もそれほど周囲の人に迷惑をかけずに開催できていたかもしれません。

しかし、その後、日本は高度経済成長とともにモータリゼーション化され、日本全国のあちこちで交通渋滞が発生するようになりました。

そのような中で、駅伝は数十キロから200キロくらいの距離の一般道路を走るのです。

一つの大会を開催しようとすれば、警察署に道路使用許可申請をして、多数の警察官の配置を依頼し、周囲の交通を規制します。

当日勤務の警察官は使えないでしょうし、警察官も正月くらいゆっくりしたいでしょう。

競技と全く関係のない多数の一般人をも巻き込み、かつ迷惑を与える。

こんな競技大会が必要なのでしょうか?

こんな競技大会を交通が混雑している一般道路でやる必要があるのでしょうか?

大変迷惑な話です。

現代の駅伝大会は、観客も一点しか観覧できず、競技全般の流れを楽しむこともできません。

長距離用のランニングコースとその周囲に観客席を作って、スタートからゴールまでどのチームが何位につけているのか、どの選手が早いのかなどレース全般が見えた方が観客にとっても幸せです。

日本の長距離選手は堅いアスファルトの上を走っています。

選手の膝や腰を痛める原因となり、選手生命さえ縮めているのです。

土やアンツーカーを敷き、選手の体に優しいコースを作るべきです。

スポーツなどの大会を開催するにあたり、他人に迷惑を及ぼすような開催の仕方は避けるべきです。

~商業利用しているだけ!~

箱根駅伝は、読売新聞が関東学生陸上競技連盟と共催しているので、年末になると読売新聞でも箱根駅でのことが度々記事にされて、日本テレビは視聴率を稼ぐために大々的に宣伝をしています。

視聴率も良いそうですが、20代から60代の男女1344人に対するアンケート調査で「箱根マラソンが好きか嫌いか」を尋ねたところ、31.7%が「好き」と答えただけで、それ以外の7割は「嫌い又は無関心」だったという結果が出ていました。

好きと答えたのは60代が多数だったということで、将来的には視聴率も下がり放送されることも無くなるんだろうと考えられます。

視聴率が高い理由は、正月にすることのない高齢者が見ているからということが大きいでしょう。

また、正月3ケ日は他局ではお笑いなどのバラエティ番組ばかりで、仕方なく箱根駅伝のチャンネルになっていることも一つの理由でしょう。

箱根駅伝は、大学のスポーツクラブの大会ですから、優勝しても名誉の他はトロフィーなどしか貰えません。

賞金も一切出ないそうです。

そうだとすれば読売新聞や日本テレビの一人勝ちでボロもうけ。

日本テレビがこの放送をやめるはずがないのですが、完全に大学生のスポーツクラブを商業的に利用しているとしか考えられません。

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