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韓国で店員にハンバーガー投げつけ&暴力?富裕層もパワハラ続出!

~韓国マックで客がハンバーガーを投げつける~

韓国ソウルのマクドナルドで、客が店員の顔にハンバーガーを投げつけるという事件が起こり、この動画がネット上で拡散され、韓国国内で議論が巻き起こったそうです。この事件は今から約1カ月前のことで、

中年男性客が注文商品が出てくるのが遅かったことにクレームをつけた後、ハンバーガーが入った袋を店員に投げつけたということです。この店では、注文した品物が出来上がると電光掲示板に番号が示される仕組みでしたが、男性客はこのシステムを知らず、電光掲示板を見ていなかったため、受け取るまでに時間がかかったというのです。

その後、駆け付けた警察官が仲裁し、中年男性は店員に謝罪したということです。店員が暴行罪で被害届を出せば中年男性は検挙されたはずですが、韓国では警察官は仲裁だけで済ますのでしょうか?

韓国では、先月にも蔚山市にあるマクドナルドのドライブスルーで、客が店員に商品を投げつける事件も起きていたということです。

~店員も悪い?~

今回の事件、韓国語の分からない日本人からすると、一方的に男性客が悪いように見えますが、韓国のネット上では、

  どんな理由であれ、食べ物を投げるのはあり得ない。

  まさか処罰せずに謝罪だけで済ませないよね?

  ハンバーガーにして地球の外に投げてやりたい。

などの声が上がっている一方で、

 店員の教育がなってない。

 店員の態度にも問題がある。そんなことも知らないの?という態度が客の怒りに更に火を付けた。

 店員も客もお互いにマナーを守ろうよ。今回のケースは客が悪いけど、客に気を遣わせる店員もいる。

等と、男性客の肩を持つ意見もあるようです。

~最近、韓国ではこんな事件も~

この事件とと共に、報道されたのが、

韓国竜仁(ヨンイン)市の百貨店で7月に購入した化粧品の質が悪かったとして、40代の女性客が従業員2人を土下座させた上に暴言を吐き、化粧品を投げつけた事件

です。

この2つのお客の店員に対するパワハラ暴力事件の動画が日本でも報道されています。

韓国ではこの様なパワハラ問題が次から次へと出てきます。最近では、IT企業会社の会長が従業員に対して暴力やパワハラ行為を行った事件もありました。およそ1カ月前に日本でもこの動画が各局で報道されました。

会社の事務所内、韓国でITの王様と呼ばれる「韓国未来技術」のヤン・ジンホ会長の前にひざまずく従業員。会長が従業員に罵声を浴びせながら平手打ちを繰り返す。そして、「殺すぞ」。従業員は土下座して必死に謝る。その従業員の頭を叩く会長。回りの社員は止める様子はなく、カメラは回ったまま。

この会長のパワハラはこれだけではなく、従業員の髪の毛を赤や緑そして紫色に染めさせたり、アーチェリーで生きている鶏を撃たせたり、日本刀で鶏を切らせたりと尋常ではないパワハラを繰り返し、この様な動画を部下に録画させ、これらをコレクションしていたというのです。

~韓国では富裕層までが・・・~

また、韓国では一般人だけでなく、財閥である富裕層までが事件を起こしています。

2014年の大韓航空副社長だった(チョ・ヒョナ)が客室乗務員にクレームをつけて旅客機を搭乗ゲートに引き返させ、チーフパーサーを旅客機から降ろさせた「ナッツリターン事件」はあまりにも有名です。その妹の大韓航空専務の「水掛け姫」ことチョ・ヒョンミンが会議中に従業員に罵声を浴びせながらコップの水をかけた事件。そして、この2人の母親である大韓航空会長の妻、イ・ミョンヒがホテル増築現場で、作業員に暴行した事件が発覚し、その後、自宅工事の作業員や自身の運転手にも暴行していたことが明らかになったのです。

さらに、つい最近「朝鮮日報」社長の孫娘で、「TV朝鮮」代表の小学生の娘が、50代の運転手に暴言を吐き、殴るなどしクビにした事件も動画が公開され「小さなナッツ姫」と話題になりました。

この他にも最近話題になったのが、韓国の女性医師が部下に暴行した事件。

動画が公開され韓国国内でも批判が高まったという事件。女性医師は韓国の大学病院で勤務する医師で、治療がうまくいかなかったときに暴行していたというのです。この動画は労働組合が撮影したもので、組合は、教授の罷免を求めているということで、日本のワイドショーでも報道されました。

~韓国のパワハラ暴行事件はキリがない!~

韓国のパワハラ暴行事件は挙げればキリがありません。2年前のことです。

マクドナルドのデリバリーで注文したハンバーガーが予定時刻より50分ほど遅れてきたことで、配達員ともめていたところ、興奮した配達員が家に入ってきて刃物を探し、暴行したという動画が公開されました。

しかし、動画を見た配達員の娘が「暴行を受けたのはむしろ配達員。客が配達員のヘルメットを奪い家に入るよう誘導した。配達員は何度も謝罪したが顧客は『SNSに掲載して殺してやる』と脅迫した」と書き込んだというものです。最初に手を出したのは客の方だったというのです。

3年前、韓国のデパートで店員2人が床に土下座し、客に謝罪する動画がインターネットに公開されました。これは、

7~8年前にこのデパートの別の店舗で約2万1000円で購入した貴金属の修理を依頼しに女性の母親が売り場を訪れたが、規定上、修理代の8割は自己負担とされていた。それを聞いた女性は、メーカー本社に抗議して無償で修理を受け入れさせたが、今度は「自己負担」を伝えた売り場の店員が怒りを爆発させ、店員2人に1時間ほどクレームを訴え土下座させた。

7~8年も前に買ったものを1円も払わずに修理させるってどうなんですかね。

次も3年前、

京畿道にある現代デパートの地下駐車場で、地下駐車場に車を停めていた買い物客の女性に、駐車場係員が「他の車が駐車できるよう移動して欲しい」と頼んだが、女性がこれに応じなかったため、係員は車から離れ、宙に向かって拳を突き出すようなしぐさをした。これに激怒した女性が、買い物を終えて戻って来た娘と共に、約30分間係員をひざまずかせたという事件。

これもインターネットで書き込みが広まったそうです。本当にキリがありません。

韓国大統領府のホームページには、

 ナッツ姫のような大企業関係者だけでなく、一般人も後世に処罰すべき。

 アルバイトは、暴言を浴びせられても笑顔で応対する奴隷ではない。

 「お客様は神様だ」は過去の言葉だ。

などの書き込みがされているということで、韓国政府は、今年10月から

 客の暴力から従業員を守らなかった雇用主に最大1000万ウォン(約100万円)の罰金を科す

と対策に乗り出したということです。店側を処罰するってどういうこと?

店員に商品を投げつける行為やヘルメットをはぎ取る行為は、日本では暴行罪になります。脅迫文言を与えて土下座させる行為は強要罪になります。韓国警察もしっかり取り締まるべきでしょう。

~日本とは大違い!~

ネット上では、「日本でも同じようなことが起こるよね」なんて話が出ていますが、確かにコンビニ店員に対する暴力なんてニュースはあります。例えば、2014年大阪のコンビニで、店員にクレームをつけて店員やコンビニ本部の社員らに土下座させた事件。これを客がSNSにアップしたのです。

この客は元暴走族で、いわゆるチンピラ。このチンピラたちが武勇伝を広めるために録画した動画を流したのです。

その他、コンビニ店で万引きが発覚して逃げるためにコンビニ店員に暴行した事件などはよくあります。これは事後、強盗と言って、犯罪者が自分の身を守るために暴行をする場合です。

今年では、群馬県前橋市のコンビニで、客の男が電話機を奪って店長を殴った事件がありました。これは、男が「目が合った」と店長に因縁をつけ、胸ぐらを掴み、店長が警察に通報しようとした電話機を奪ったというもので、これも男はチンピラです。

その他にも酒に酔った客が店員に暴行というのはあります。しかし、韓国の暴行と違うのは、韓国はクレームをつけようとした一般人が暴行を振るったり、強要をやっているのです。

日本にも暴力団がおり、暴力団にもなれないチンピラもたくさんいます。そういった犯罪者たちは韓国にも山の様にいます。韓国が問題視しているのは、そういった輩ではなく、富裕層や一般人が従業員や店員などに対して理不尽なクレームをつけ暴行などを働くことなのです。

日本にはそのような善良な市民が突然、腹を立てて暴行することが全くないとは言いませんが韓国に比べて少ないのです。

韓国のパワハラ暴行事件を見て「日本にもあるよね。一緒だよね。」とは思わないでください。日本の方が少ないのです!

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