政治

南青山児童相談所建設計画の反対派の理由は?賛成派の賛成意見も!

~「利己主義」を恥ずかしいと思わない人たち~

日本人は、いつから自分のことしか考えない民族に成り下がったのか?人間ですから自分のことを優先するのは当たり前なのですが、それを人に悟られないように日本国民は建前論も含めて公の場で振舞ってきたのです。

「利己主義はダメです」と小学校などで先生から教わりました。「利己主義」とは、ウィキペディアでは、「自己の利益を重視し、他者の利益を軽視、無視する考え方」と出ています。簡単に言えば、「自分さえよければいい!」という考え方です。これはある意味誰もが抱いている感情です。

昭和の時代、日本人は集団社会の中では、この感情を他人に悟られないようにと考えて行動してきました。ですから、他人が困っていれば手を差し伸べたり、近隣同士で助け合ったりしながら生きて来れたのです。

しかし、今では近所付き合いすること自体を嫌い、「自分さえよければいい」と家族関係まで希薄になってきています。

電車の中で高齢者や身体障がい者などが立っていれば席を譲りましょうという考え方も道徳という形で教えられてきました。これも自分が座って楽をしたいのは誰も同じなのですが、困っている人がいれば助けてあげましょうというのが道徳でした。

~反対派の意見は明らかな利己主義!~

今、報道されている南青山での児童相談所建設問題。現代社会の中で利己主義が顕著になってきていると感じました。児童相談所などの複合施設を東京港区の南青山に建設予定との問題についての港区による住民説明会で、反対派が...

 南青山は自分でしっかりお金を稼いで住むべき土地でもあると思いますし…

などと発言したことが報道されています。昭和の時代は、「成金」というお金持ちを馬鹿にする言葉がありました。「成金」とは、元は貧乏だった人が急にお金持ちになって、富裕層としての常識をわきまえず、裕福さを必要以上にアピールする人のことです。この発言は、自分が成金であることを認めている発言に聞こえます。

また、

母親の視点で意見を言いたいんですけど、(子供を)私立に3人入れるよりは、A小学校という意識の高い公立小学校に入ろうと決めて、億を超える投資をしてこちらに土地を買って家を南青山に建てました。いいお友達を作るためにもA学区に住む、という方がたくさんいらっしゃいます。A小学校の方は皆さん、子どもの習い事・塾…たくさんしていてレベルも高いです。もしその(児童相談所などの)子供たちがお金がギリギリで、A小学校にいらっしゃるってなった時にはとてもついてこられないし、とてもつらい思いをされるんではないかな、ちょっとかわいそうではないかな、という風に思います。

という驚きの発言もありました。児童相談所の世話になる人は全員が貧乏人でレベルが低いと決めつけているのです。しかも、「母親の視点で」と前置きしながらです。自分のお母さんがこんなことを言ったと知ったお子さんはつらいでしょうし、レベルの高い人間に育つのか疑問です。

~賛成派の意見も報道すべき!~

マスゴミは、この様な反対派の馬鹿な発言を報道することで面白おかしくしようと考えているのでしょうが、説明会に参加した人の中で、この様な酷い発言をして反対した人たちはごく一部だそうです。

この一部の馬鹿な人達の発言によって、南青山の品位を下げていることは皆が言っていることですが、南青山は高級なショップやレストランがあることで、ブルジョアなイメージがあっただけで、実際の品位や品格はこの程度なのだということがよく分かったような気がしました。だったのでしょう。

説明会参加者の大半は、賛成派若しくはどちらでもよいという方だったそうです。そういった人たちの意見をももっと報道するべきではないでしょうか?

その中で、ある男性参加者が、

もし(自分の)子供が大きくなってからこのことについて「お父さんどう思う?」と聞かれた時に、あの理由で俺は反対したんだっていうことはとてもじゃないけど言えないし、そんな父親になりたくない。

と発言したと報道されました。このニュースを見て、この言葉を聞いて救われたような気持になりました。南青山にもレベルの高い人がいるのだと教えられた気がしました。

それでも、テレビなどで報道されるのはほとんど反対派の意見ばかりで、

  • なんで青山の一等地で、そんな施設を造らなきゃならないんですか!
  • 表参道の一等地にそういうものを持ってきた時、港区としての価値が下がるんじゃないか!
  • 南青山じゃなくても、田町とか広いところいっぱいあるじゃないか!

これが人間の本質なのでしょう。何で俺たちが犠牲にならなければならないのか、他の人が犠牲になればいいじゃないか!というのです。

日本国民ですから、本来自分が住んでいる港区のこと、東京のこと、そして生まれ育った日本のことを考えて少しの犠牲なら我慢しようという意識を持たなければならないと思います。これが愛国心につながっていくのではないかと考えます。

~本質は「沖縄米軍基地反対」と同じ!~

この問題は、沖縄で米軍基地存続をに反対する人たちと重なってしまいます。沖縄の人たちは戦中戦後と大変な苦労をされました。しかし、戦後、米軍の統治から解放したのは日本政府の努力のたまものです。

沖縄が日本に返還された時、沖縄の人たちも含め日本国中が大喜びしました。この時、日米安保に則って、米軍基地を沖縄県に置いたままの日本返還となりました。その後も現在まで多くの米軍施設が残ったままです。

沖縄県知事を始め、沖縄から米軍基地をなくすために反対運動をしている人達がいます。ところが賛成派もいるのです。賛成派の意見や行動についてはマスコミは報道しませんから、日本国民は、沖縄の人たち全員が米軍基地に反対しているかのような誤解が生じています。

本土の人間も、「沖縄ばかりに多くの米軍基地を置かなくてもいいじゃないか」と思ってはいます。しかし、地政学的にも沖縄に米軍基地を置くことがベストなのです。そうでなければ広大な土地を有する北海道などに置けば良いのです。日本政府と米国政府が普天間基地の危険を除去するなどのために長年話し合ってきた結果が普天間飛行場の辺野古移設なのです。

沖縄玉城知事はそれさえも反対して「米軍を県外に持っていけ」と言っているのです。長年米軍基地を置いてきた沖縄と今から建設予定の南青山の児童相談所問題と少し違うかもしれませんが、重なる所はあります。

「何故、私たちが日本のために犠牲にならなければならないのか!」「他の人が迷惑を被ればいいじゃないか!」「何故私たちなのか!」という利己主義は同じなのです。

南青山にプロ市民?!~

沖縄米軍基地周辺で、暴力的な反対運動を行っているのは、プロ市民」と呼ばれる人たちが多数です。沖縄米軍基地問題に乗じて反日活動家がプロ市民となって沖縄県民の反対派を仮装して好き放題やっており、沖縄の平穏を乱しているのです。

南青山でも、児童相談所建設反対活動が広まり長引くようになれば、プロ市民が入り込み、沖縄の二の舞になる可能性だってあります。そうなれば、児童相談所建設どころの話ではなくなってしまいます。南青山のブランド力も地に落ち、そこに住みたいと思うい人さえいなくなる可能背もあるのです。

困っている人のため、救いを求めている人のために少しの我慢をするべきです!

 

 

 

 

 

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