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LGBT増加で国がつぶれる理由は?平沢勝栄議員の発言に批判殺到!

~平沢勝栄議員の発言に反論するLGBTたち~

自民党の平沢勝栄衆議院議員(73歳、東京17区)が「LGBTばかりになったら国はつぶれる」と発言し、またステレオタイプの批判が殺到しています。

平沢議員は3日、山梨県で開かれた集会であいさつし、「少子化問題」に触れた上で次のように述べた。

「LGBTで同棲婚で男と男、女と女の結婚。これは批判したら変なことになるからいいんですよ。もちろんいいんですよ。でもこの人(LGBT)たちばっかりになったら国はつぶれちゃうんですよ」

また、東京の渋谷区や世田谷区が同棲婚について証明書を出していることに触れ、「先進区だとか自慢しているが、私にはその考え方はよくわからない」と述べた。

LGBTをめぐる発言では、自民党の杉田水脈議員が去年、LGBTのカップルは「生産性がない」と雑誌に寄稿し、党内外から批判が噴出したこともあり、今回の平沢議員の発言も波紋を広げることになりそうだ。

と報道されました。

こんな記事を報道すれば、LGBTの権利を主張する人達がいるのですから波紋を広げることは当たり前です。「なりそうだ」ではない。なるのです。それが分かっていながらこんな報道をしているのです。「こんな発言をした国会議員がいるけどどう思う?」とLGBTの保護団体やLGBTの権利を主張する人たちにけしかけているのです。

~LGBTの人たちが反論することではない!~

さっそく自らレズビアンであることを公表した立憲民主党の尾辻かな子参議院議員(44歳)が

同棲婚を認めた国はLGBTばかりになり、国がつぶれたのでしょうか?オランダは2000年に初めて同棲婚を認めました。カナダ、英、仏、米、独など同棲婚が可能な24か国はつぶれるのでしょうか?多様性を排除する国の方が危うい。

と批判しています。平沢議員は、「・・・ばかりになったら・・・」仮定の話をしているのに「つぶれたのか?」という反論はおかしくないですか?しかも自分がレズでありながら自己の権利を主張するような発言は国会議員としてどうなのかと思います。

国会議員は、自分を選挙で選んでくれた方々のために働かなければならないのですが、この方はカミングアウトした後に国会議員に当選していますから、投票してくれたLGBTの有権者のために発言をしていかなくてはいけないと考えているのでしょうか?LGBTのための権利を主張するだけの国会議員って必要ですか?

日本はこれまでも「少数意見の尊重」を声高に叫び多様性を許してきたから今のような自己の権利ばかりを主張するような人間が増え、生きづらい国になってきたのだと思っています。多様性を認め合えば際限なく広がっていくのです。LGBTでない人がLGBTのためにというのならばまだ同調できますが、LGBTである国会議員がLGBTのための主張をするのは我慢できません。

一つ言っておきたいことはLGBTの中でもTトランジェンダー、性同一性障害と呼ばれ身体の性と心の性が一致しない人とLGBを一緒に語ることは間違っていますからLGBTという言葉自体が間違いなのです。この点については杉田水脈議員も論じていますが、性的指向の問題であるレズ、ゲイ、そして同性愛者をトランスジェンダーと同類に論じることは間違っているのです。当然の論理でしょう。

また、元タカラジェンヌでレズビアンを公表している「LGBTアクティビスト」(これって職業?何?行動する人っていう意味なのかな?訳の分からん名前つけて!)東小雪(33歳)さんが

少子化とLGBTの権利を守ることは全く別の問題。どのような文化的背景、宗教の国も性的マイノリティの人々は一定の数います。可視化が進んでも”LGBTばかりになる”ことはありえません。

と批判しています。男女が結婚して子孫を繁栄させるのです。男女が結婚せず、LGBTばかりになれば国が亡びるというのは当然のことです。それを「少子化とは別問題」と断じる理由は何なのでしょうか?また「LGBTばかりになることはない」と言っていますが、平沢議員は、「LGBTたちばかりになったら・・・」と仮定の話をしているのにLGBTになることはないっていう批判は違うでしょう。尾辻議員と同じような平沢氏の発言を批判する目的のためだけに反論しているとしか言いようがありません。

昨年、ゲイであることをカミングアウトした東大名誉教授のロバート・キャンベル(61歳)さんも

 少しは勉強してくださいよ

と反論しています。何で普通の人がLGBTの勉強をしなきゃいけないのかが分かりません!LGBの人が好きに生きて、好きに自分たちの人権を主張するのは構いませんが、他人が言ったことを批判するのはもうやめましょう!少数意見もあれば多数意見もあるのです。お互いが尊重しあうことが肝要です。

~家族、親族が受け入れてくれればそれでいいじゃないか!~

LGBの人たちの反論を聞いていると「LGBの人たちが言うことが正しいんだ」ということを主張するために批判をしているとしか思えません。平沢議員が言っている「LGBTの権利を守るような動きをする自治体が先進区だというのは理解できない」という考え方は、LGBTの方以外のほとんどはそう思っていますよ。

世界的にも同棲婚を認めている国はまだまだ少ないのですが、LGBTの権利を守るような考え方をする国や人を「進んでいる」とLGBTの方々は言うのです。では、それを認めていないムスリム国家などは「遅れている国」ということなのでしょうか?それこそ偏見です!

LGBの人たちに分かってもらいたいのは、LGBTの人たちを他人が許すかどうかなんて関係ないのです。LGBTの人たちが幸せに生きて行くためには、両親、祖父母、兄弟などの親族が受け入れてくれるかどうかが重要な問題なのです。家族親族が受け入れてくれるのであれば他人が受け入れてくれようがくれまいが気にすることではないはずです。

同性同士で本当に愛し合い一緒に暮らして幸せになればそれでいいじゃないですか?社会的な権利を主張することも悪くはないと思います。しかし、LGBを積極的に社会に受け入れさせようという態度には賛成できません。

LGBTを批判した国会議員を叩くことは簡単ですが、それをしたからといってLGBTに同調する日本国民が増えるわけでもないし、LGBTを応援しようと考える人が増えるはずもありません。平沢議員の発言したことの方が現代社会では常識的な考え方なのですから。

 

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