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GUCCI(グッチ)のセーターが黒人差別と批判殺到!プラダもドルガバも?

~なぜこれが差別なのか?!~

イタリアの高級ブランド「グッチ」は、販売したセーターのデザインが「黒人差別にあたるとの批判を受け、セーターの販売を中止した。グッチが販売していたのは、口元まで覆うことができる、黒いタートルネックのセーターで、口を出すための穴は、赤く縁どられている。このデザインついて、インターネット上で「黒人差別だ」との批判が相次いだため、グッチは7日、ツイッターで謝罪し、直ちにセーターの販売を中止したと発表した。グッチは声明で「多様性は尊重されるべき基本的な価値観だ」、「今回の出来事を、今後の教訓にしていきたい」としている。

よく分からないニュースがまた出てきました。この「バラクラバ・ジャンパー」と名付けられた黒色のセーターは、いわゆるタートルネックで伸ばせば鼻や頬まで覆うことができ、防寒という意味では面白いデザインだと思います。顔下半分を覆った状態ではおしゃべりができませんから口の部分を切り取って、その穴の周囲を唇の様に赤く太く縁どってあります。これにサングラスでもすれば、顔が識別できませんから強盗にでも使用されそうな気がします。

ただ、これが黒人差別にあたるという批判がるということには理解ができません。多分、黒人の人が批判しているのではないでしょう。何でもかんでも批判する輩が世の中にはたくさんいます。そのほとんどはこじつけ批判です。正にこのセーターのデザインを批判する人はそういった人たちでしょう。

しかし、グッチ側もこの批判に屈したのでしょうか?販売中止を発表したのですが、その反面「多様性は尊重されるべき基本的な価値観だ」との反論は理解できません。

確かに差別批判によってブランドイメージを傷つけることはグッチからすればマイナスでしょう。それならば「すみません浅はかでした」と反省の弁を述べて販売中止にすればよかったのですが、これでは心からの反省は示していないことは誰にも分かります。

誰がこの様な批判をするのでしょうか。何度も言いますがほとんどの批判者は黒人たちではないはずです。

~神田愛花の発言が立派!~

元NHK でフリーアナウンサーをしている神田愛花(38歳)のコメントが紹介されていました。

神田は8日更新のツイッターでこの騒動に言及。「そぉかぁ、これも差別と捉えられるのかぁ これならただのユニークなデザインだと感じてしまうのは、肌の色に対する意識が低いからなのかな?逆に、肌の色の違いを特別なことだと捉えず差別意識を持っていなければ、このセーターを”差別商品だ”とさえも感じない気もするんだけど…。ちがうのかなぁ」と、批判の声に対する違和感をつづった。

神田は…

差別じゃないだろ!肌の色に敏感になり過ぎな奴がこんなことを言ってるんだろう!バカが!

と言っているのですが、そこは人気商売のフリーアナウンサーですからイメージが大事なので、反論とは取られないように柔らかく表現していますね。頭がいいんでしょうね。でも言っている意味は書いた通りでしょう。

もし、黒人たちが批判しているのであれば、当然自分たちの肌や黒人に対する過去の歴史にコンプレックスを抱えている証なのでしょうから仕方がないと思いますが、「多分差別はいけない」と主張する市民団体に所属しているような暇で、正義感でももない正義感を正義感だと思っているような人達が声を挙げているんだと思いますね!

~プラダの人形も差別の対象に!~

黒人差別のブランドといえば、昨年プラダが販売した人形が話題になりました。

イタリアの高級ファッションブランド、プラダは550ドル(約6万2000円)の値札が付いた小さな人形を販売停止にする。猿を模したデザインが、従来黒人を非人間的に描写する場合に用いられてきた人種差別的なカリカチュアに極めて類似しているとして、米国でソーシャルメディアのユーザーから批判が上がっていた。

このデザインは、プラダのギフトコレクション「プラダマリア」の一つとして、キーホルダーなどの小物に展開されている、黒と茶色のバージョンではひときわ大きな赤い唇を持ち、かつて黒人の戯画によく使われていた描き方だ。

プラダは「これらは想像上の生き物であり、現実世界の何かを指している意図はない。まして黒人を描写したものではない」との声明を発表。「プラダ・グループとして、誰かを侮辱する意図は決してない。当社はあらゆる形での人種差別、また人種差別的な表現やイメージを断固拒絶する。従って当社は問題となっている商品全ての展示・販売を取りやめる」と説明した。

これは、アメリカニューヨークの黒人弁護士(下の写真がその弁護士です。似てると言えば似てますが…)が、プラダの店舗のショーウィンドウでこの商品を見かけて「怒りに震えた」とツイッターに書き込んだことが発端だったそうです。そんなことを言っていってたら、黒色や唇の厚い人形やキャラクターはみんな黒人差別に当たるのか?!と言いたい。

プラダも「侮辱する意図はない」と主張するのであれば販売を続行すれば良いと思いますが、やはり人気商売ですから世間と喧嘩してもブランドのイメージアップにはなりませんから早々に販売中止という決断をしたのでしょう。

~日本でもあったダッコちゃん人形!~

昭和の30年代に日本で大人気になったダッコちゃん人形を思えていますか?おもちゃのメーカー・タカラのヒット商品で、当時の女の子たちみんなが親にねだって買ってもらった人形です。これもアメリカ側から人種差別だとされ、廃版になった歴史があります。

こういった黒人を模したと思われ、差別批判を受ける原因となった根源はゴリウォーグと呼ばれたキャラクターだったそうです。19世紀末イギリスの児童文学者・挿絵画家フローレンス・ケイト・アプトンが考案したキャラクターで、絵本に描かれ、1960年代子供向けの人形にもなり欧米やオーストラリアで有名になったそうです。

その後、アメリカでは反黒人勢力による風刺画に度々描かれてきたそうで、ゴリウォーグに対しては未だに議論がるそうです。今後は黒い人形やキャラクターは作れませんね。

~つい先日、日本にもあった差別!~

日本でも差別はあります。最近では東京南青山住民による児童相談所建設反対などはその典型で、児童相談所に関わるような人たちはまともな人たちはいない。そんな施設ができたら南青山のブランドイメージが落ちるなどと反対したニュースです。これなんかは明らかに差別意識を持って差別しているのですが、普通に生活している人たちでも何気ないことが、コンプレックスを意識して生きている人たちには差別と感じたり、不快に感じたりするのでしょう。そんなことをいちいち気にして生きていられません!

~ドルチェ&ガッバーナも!~

有名ブランドによる差別と言えば、中国人差別として叩かれたドルチェ&ガッバーナの動画は記憶に新しいところです。

ドルチェ&ガッバーナは、11月21日に予定されていた上海でのファッションショーの宣伝のために動画を作成し、18日に公開した。しかし、「アジア人女性が箸でピザを突き刺して食べる」といった内容であったため、「中国人やアジア人を揶揄している」「人種差別である」と批判が高まった。国際女優のチャン・ツィーら著名人が続々と抗議の意を表明し、インスタグラムをはじめとするSNSユーザーからも批判が殺到した。

この後、ドルチェ&ガッバーナのデザイナーの1人が、あるユーザーからの抗議に対して「愚かで汚く悪臭がする中国マフィア」などと侮辱的なコメントをし、これがインスタグラムで拡散する始末。「ドルガバはアカウントが乗っ取られた」と言い訳をしましたが、最終的には、上海のショーは中止となり、ドルガバが「すべての中国人に謝罪したい」と謝罪したのです。

この騒動ではドルガバ側が中国人を侮辱していることがよく分かりましたが、発端となった動画は、箸(ハシ)文化に対する中傷であったにも関わらず、中国人だけが過剰に反応しました。箸は日本以外のアジアでも使われていますから、批判するのであれば中国だけでなくアジアの国々が批判しなければならない話でした。しかし、日本などは全く意に介していませんし、他の国もそうでした。

一つの行為に対して、コンプレックスを持っている人たちは反応して差別だと抗議しますが、それをコンプレックスと思ってない人たちは差別だとたらえないのではないでしょうか?何んでもかんでも差別だと抗議批判する人は、差別だと感じる部分に関して常にコンプレックスを感じながら生きているのだと分析できます。

最初は強気に出ていたドルガバも中国マネーにはかなわなかったということでしょうし、人気によって売り上げが上下する商売では差別と捉えられるようなことはタブーだということがよく分かりましたね。

 

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