事件

ゴーンが海外逃亡か!作業着の変装姿の意味は?スズキ車軽で高野隆弁護士に!

~ゴーン被告が作業員に変装~

日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告の保釈が許可され、東京拘置所前には国内だけでなく海外からの多数の報道陣が陣取る中、拘束後108日目となる6日午後4時30分頃、ゴーン被告は作業員に変装して、玄関前に駐車していた作業用車両と思われる軽四貨物自動車に乗って走り出しました。午後5時2分現在もヘリコプターや、車両でその軽四は追跡されています。なぜ、変装までして隠密裏に姿を消す必要があったのでしょうか?

ゴーン被告の保釈を待つ報道陣の前を、拘置所内から作業員とみられる数人の男が出てきました。この男たちは拘置所前に止まっていた作業用とみられる車両前で立ち止まり、男たちから囲まれていたゴーン被告とみられる男がその車両に乗り込みました。

この車両はなんのために駐車されていてのかと報道陣は不思議に思っていました。そんな中、数人の作業員に囲まれるように背の低い、紺色の作業着と青色の帽子、そして眼鏡と白いマスクを着けた男がその車に乗り込みました。

報道陣は、その男をゴーン被告であろうと言いながら半信半疑で、カメラで追い続けました。しかし、変装しても帽子からはみ出る茶色の毛や顔の輪郭から、明らかにゴーン被告であることは分かりました。

~なぜ変装する必要があったのか?~

ゴーン被告が乗り込むとすぐに作業用車両は出発して拘置所周辺を回り、都内を走り続けました。どこに行くのか報道陣が追跡を続けています。何故、そこまで隠れる必要があるのでしょうか?不思議です。どこまで走っても報道陣のカメラから逃れることは不可能でしょう。

そんな中、新たにゴーン被告の弁護士になった弘中惇一郎弁護士が「本日の記者会見はない」と発表しました。記者会見に臨むためには当然、弘中弁護士との打ち合わせが必要になるでしょうから、すぐに記者会見を開けないことは理解できます。しかし、変装して作業用の車両で報道陣から逃げ回るように走り続けることには違和感を覚えます。

午後5時16分、車両は足立区内を走っているとの報道がありました。どこまで行くのでしょうか?

ゴーン被告は無罪を主張し続けていました。当然東京拘置所の玄関前で報道陣に頭を下げ、一言コメントを発して、高級車に乗って堂々と出ていくのだろうと思っていました。ゴーン被告が乗車する車は日産なのかルノーなのか興味津々で見ていましたが、結果はスズキの軽四自動車でした。

10億円もの保釈金をいとも簡単に収めたゴーン被告が、脚立を天井に積んだ作業用車両で出ていったのは何故なのか?何が目的なのか分かりません。弘中弁護士が考えた奇策なのでしょうが、これではこの車両に乗車した人物が本当にゴーン被告なのかどうなのかを確信するまで報道陣は追いかけ続けるでしょう。

~普通に出ていけばよかった!~

普通に、顔をさらけ出してゴーン被告であることを報道陣に見せて出ていけば、ゴーン被告がたどりつくところまで追跡されることはなかったはずでしょう。しかし、報道陣も100%ゴーン被告が作業用車両で出ていったと発表できるまで追い続けるはずですから、この奇策は大失敗のような気がします。

せっかく勝ち取った保釈も、居住地を東京都内に制限、海外渡航の禁止、住居の出入り口に監視カメラを設置、携帯電話やパソコンの使用制限などの規制をされているのです。これに違反すれば保釈金を没収された上に拘置所に逆戻りとなります。

それなのに、たくさんの報道陣の監視の中、逃げおうせることができるのならば、保釈制限に違反することもたやすくできるではないかとの疑念も抱かせる行為だと思います。敏腕の弘中弁護士の奇策も大失敗のような気がします。

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