事件

オービスの写真&画像は鮮明!友人女性が私が真犯人?助手席の友人は?

~スピード違反の被疑者は私です!~

「オービス」という速度違反自動監視装置(速度違反を感知すると車のナンバーや運転者を自動で撮影する機械)でスピード違反で捕まった人いますか?オービスが撮影した写真を見たことはありますか?写真はビックリするくらい鮮明です。「これ私じゃない」と言ったってダメです。ホクロまで見えるのです。

道路を走っていて、道路上に高架がかかって車線上にカメラのようなものが設置されているもの、道路の左端に設置されているもの、パトカー設置されているものなどがあります。速度違反をすればこれがピカッと光って撮影されます。速度超過しても光らなければ作動していないということになります。ただ、県警によって設定速度はまちまちですが、大体約30キロ超過で反応するようです。

交通量の多い都会では、低速で設定すれば違反車両の数は膨大になり処理が追い付かなくなります。しかし、田舎の通行車両の少ないところでは低速で設定されていますから十分気をつけなければなりません。

その写真を巡って福岡県内の女性事務員(24歳)が裁判で争っているそうです。そして、その女性友達「私が運転した真犯人」と名乗り出たそうで、福岡地裁では大変な騒動になっているとの報道がありました。

起訴事実は、

被告は2015年1月14日未明、同県福津市の国道3号で、法定速度(時速60キロ)を超える時速95キロで乗用車を運転した

ということなのですが、今は2019年3月です。何故今になって友人女性が名乗り出てきたのでしょうか?

~「同一人物の可能性が高い」は間違いないということ!~

福岡県警は、オービスの記録から被告女性が運転していたと特定したのですが、被告は裁判で「普段は乗っているが、この時は運転していない」と主張したそうです。しかし、警察は3Dで撮影した被告女性の顔の画像とオービスの顔写真を鑑定し、「同一人物の可能性が高い」との結果だったそうです。

民間で鑑定すると費用は30万円前後はかかるでしょうから、科学捜査研究所で鑑定したのでしょう。筆跡鑑定や声紋鑑定でも「100%一致する」という鑑定結果はありません。「同一の可能性が高い」という鑑定結果で、99%間違いないという意味なのです。それなのに「自分じゃない」と言い張るのはどういうことなのでしょうか?本当に人違いなのでしょうか?

~真犯人を明かさなかった理由がおかしい?!~

一般道での速度超過が30キロ以上の場合、違反を認めれば罰金刑になることが多いが、否認を続けたため、17年12月に在宅起訴された。

「私が運転していたと名乗り出た友人は、小中学校の同級生で、今年1月に弁護側証人として出廷。うそをつけば偽証罪に問われる可能性があると裁判官から説明を受けたうえで、「共通の友人を送るために(被告から)車を借りた。社会人として恥ずかしいので違反を黙っていたが、(被告に)申し訳なく、正直に話すことにした」と証言した。被告も法廷で「友人をかばって本当の運転者は誰か、当初は言えなかった。お金に困っておらず、罰金を逃れられたいわけでもない」と訴えた。

この被告女性、素直に速度違反を認めていれば罰金数万円程度で免許停止だったと思います。講習を受ければ停止期間が短縮されてその日だけの免許停止で済んだはず。それでも罰金を払いたくなかったのか、免許停止になることが嫌だったのか?しらを切り通せば何とかなると思ったのでしょうか?いや本当に犯人ではなかったのでしょうか?あり得ないと思いますが…。

名乗り出た真犯人は、小中学校からの友人ということで長い間親しくしてきたのでしょう。それならばなぜもっと早く、名乗り出なかったのでしょうか?「社会人として恥ずかしいので違反を黙っていた」という言い訳はちょっと苦しいでしょう。早く名乗り出て切符処理されていれば報道されることもなく、誰にも分らずに処理されたのに、何に対して恥ずかしいと言っているのかが分かりません。

友人が起訴されて裁判沙汰になっているのに、社会人として恥ずかしいってどういう意味なんですかね。よく分かりませんね。被告も、「友人をかばって本当の運転者は誰か言えなかった」って友人を犯人であることを知りながらかばい、自分が身代わりとして被告となれば犯人隠避罪に問われるのではないでしょうか?

~弁護士もおかしい!~

一方、検察側は新たに、友人の顔とオービスの顔写真の鑑定を地裁に請求。地裁が行った鑑定で「別人である」との結果を受け、検察側は「被告が運転したのは明らか」と主張している。弁護側は「オービスの顔写真は画質も悪く、鑑定結果は信用できない。友人が偽証罪のリスクを負う理由もない」と反論している。裁判は11日に結審し、25日に判決が言い渡される予定。

真犯人と名乗り出た被告の友人の顔とオービスの写真の顔とを鑑定した結果、「別人である」と断定されたのですから明らかに真犯人ではないはずです。それでも弁護士は「オービスの顔写真は画質が悪いから鑑定結果は信用できない」と言っているのです。鑑定ができないくらい画質が悪いのであれば、鑑定結果は「画質が不鮮明で鑑定不能」という鑑定結果が出るはずです。

鑑定結果が出ているのに「画質が悪い」というのは本当に弁護士なの?って感じですね。鑑定できないほど画質が悪いということは鑑定人が判断することで、弁護士が判断することではありません。

~友人は、偽証罪になる可能性が大?!~

現段階での報道内容では、友人女性の告白によって友人女性が真犯人と認められる可能性も被告女性が無罪になる可能性も低いと思われます。被告女性に有罪判決が下された時、同時に友人女性の偽証罪も成立してしまう可能性があります。もし友人女性が犯人だという判決が出た時には、被告女性は犯人隠避に問われる可能性もあるのです。あと弁護士費用や裁判費用などもあります。どちらに転んでも良い結果はないと思われます。

さて、友人女性が車で送った被告女性との「共通の友人」はどうしているのでしょう。送られたという「共通の友人」が名乗り出てきて、被告が運転していましたと言った場合と友人女性が運転していましたと言った場合にはまたまた裁判の行方は難航してしまいそうです。

しかし、その「共通の友人」が事実を知っているはずですから、2人が裁判で争い真実を明らかにするためには「共通の友人」が出て来なければ話にならないはずです。

そうでなければ、オービス写真の鑑定結果が唯一の証拠となるのです。

-事件
-, , , , , ,