事件

長野県松本市の殺人未遂!女3人の関係は飲食店の経営者とホステス!真相は?

~中原加奈美は潔白なのか?~

長野県松本市の飲食店で、2人の客に薬物を飲ませて殺害しようとした事件で、逮捕された後に釈放されていた同飲食店経営者の中原加奈美(36歳)が自身の潔白と名誉回復のための記者会見を開きました。中原経営者は会見の中で

無実の主張を自分で顔をさらけ出して訴え、報道されなければ被害の回復ができない

と訴えました。本当に中原容疑者は事件との関りはなく、被害者なのでしょうか?その点を考察してみたいと思います。

~事件の概要~

この事件は、

2015年8月、松本市内のスナック「ダイヤモンドリリー」で、客として来店していた塩尻市居住の無職で31歳の女性と松本市内居住の会社員で28歳の男性に薬物を混入した飲み物を飲ませて殺害しようとしたものです。被害者2名は急性薬物中毒で病院へ運ばれましたが命に別状はなかったそうです。

そして、今年2月8日、殺人未遂の疑いで松本市里山辺居住の同店経営者・中原加奈美の他、同店ホステスだった安曇野市居住の月岡愛(32)と松本市内居住の水野華菜子(35)が逮捕されていました。更にその後、この3人と共謀した疑いで佐久市居住の飲食店従業員・伴野一生(29)容疑者が2月19日逮捕されていました。

ちなみに被害に遭った男性はホストで、ホストの取り合いが事件の原因になったとネット上では言われています。

その後の3月1日、中原、月岡、水野の3人を処分保留で釈放し、伴野容疑者も不起訴となりました。

しかし、月岡容疑者は同日、再逮捕されて殺人未遂罪で起訴され、水野華菜子は被害女性に対する傷害罪で在宅起訴されたのです。

~報道内容からの事件の推理~

中原経営者とその弁護士である三浦守弁護士は、この事件について、

被害者の男性の取り合いが事件の背景

と記者会見で語っていますから、客として来店した28歳会社員の男性に関し、客の31歳無職女性との仲に腹を立てた月岡被告の犯行だったと推認できます。一旦釈放された中原経営者と殺人未遂から傷害罪に軽減された水野被告がこの事件に関わっていたのでしょうが、中原経営者は釈放されたまま、水野被告は「殺害する意図はなかった傷害罪での起訴」ですから、殺害目的を抱いていたのは今のところ、月岡容疑者一人ということになります。

殺害する目的で薬物を飲み物に混入して、客の男女2人に飲ませたが目的を達せられなかったという理由で、殺人ではなく殺人未遂罪となった訳ですから、客の男女2人に強い恨みを抱いていたのは月岡容疑者と考えられます。

中原経営者の弁護士は記者会見で、

殺人未遂の罪で起訴されている元従業員の月岡愛被告から、LINEを通じて覚せい剤の入手方法の相談を受けたことなどが逮捕の要因ではないかとし、「身柄を拘束する必要はなかった」と捜査の手法を批判しました。

と報道されています。

月岡被告がママに「覚せい剤手に入りませんか?」とLineで尋ねたのでしょう。一般的に行われる会話ではありませんよね。月岡被告は、ママが善良な一般市民であるならば唐突にこの様な質問はしないでしょうから、ママがそれなりの人間と交際があることを知っていたのだと思われます。

その後、実際に月岡被告は、覚せい剤を入手して殺人のために使用したのです。となれば、Lineに残っていた記録から中原経営者が身柄を拘束されるのは当前のことでしょう。中原経営者は、

私は共犯者とされるホステス2名とは共謀もしていませんし、薬物混入の事実さえ知りません。私は絶対に無実です

と訴えています。月岡被告はどこからか覚せい剤を入手して、その覚せい剤を被害者2人の飲み物に混入しました。混入した実行犯が月岡被告であることは間違いないでしょう。だとすれば、月岡被告は殺人未遂以外にも覚せい剤取締法違反の覚せい剤譲り受け、または所持罪でも起訴されなければなりません。しかし、今のところそういった報道はありません。

ということは覚せい剤の入手ルートが未だ解明されていないのではないかと考えられます。月岡被告が入手した覚せい剤について、中原経営者の関与がなかったのか?今後の捜査が見ものです。

~3人の女性~

氏名 中原加奈美(なかはら かなみ)

年齢 36歳

住所 松本市里山辺

氏名 水野 華菜子(みずの かなこ)

年齢 35歳

住所 松本市島内

氏名 月岡 愛(つきおか あい)  写真右

年齢 32歳

住所 安曇野市美郷明盛

~中原経営者の記者会見は早すぎた!~

中原経営者は、

薬物混入に一切かかわってないにもかかわらず身柄を拘束された。釈放については、実質的に無罪であることを捜査機関が認めてくれた。自身が経営する店で事件が起きたことに道義的な責任を感じているが、動機もなく、薬物混入など考えようがない

などと述べ、弁護士は、

実質的には不起訴処分、無罪と同一の処分と評価している

と主張しました。

しかし、

長野地検の干川亜紀次席検事は取材に、処分保留で釈放した理由について「捜査中の事件のためコメントしない」とした。

との報道です。正に捜査中なのです。未だ無罪が確定した訳ではないのです。処分保留の不起訴というのは現時点では証拠が不十分なため、時間的制限内に起訴できないというものです。釈放されたからと言って捜査が終了したわけではありません。

弁護士はそのことをよく理解しながらこの様な発言をしているのです。中原容疑者は、このまま犯罪の嫌疑をかけられたままでは、事件当時は松本市内で1番の人気店だったとネット上で言われるくらいのスナックを再開してもお客は来ないでしょうから、自分の生活のために自身の潔白をアピールする必要があったということなのでしょう。

しかし、全ての捜査が終結してから記者会見を開くべきだったと思います。今後の捜査の成り行きは見ものです!

 

 

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