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プラスチックゴミ問題の解決策?海洋汚染の原因や日本のストローは!

~プラスチックごみによる海洋汚染は本当か?~

世界の海には少なくとも年間800万トンものプラスチックゴミが流れ込んでいると言います、これをジャンボジェット機の重さに換算すると、1年間に5万機の重さのごみを海に捨てていることになるそうです。既に1億5千万トンものプラスチックごみが海には存在し、2050年にはそれが海にいる魚と同じ量にまで増えると言われています。

本当なのでしょうか?信じられませんね。20年くらい前から地球温暖化が叫ばれ、エアコンなどで使われていたフロンガスが10年経過してオゾン層まで到達し、オゾン層が破壊されるとか、CO2などの温室効果ガスにより地球が温暖化するなどと色々なことが言われてきましたが、20年経った現在では地球は寒冷化に向かっているというのですから何を信じていいのか分かりません。とにかく色々な心配事をネタにして金儲けをする人たちがいると言いますから、プラスチックゴミ問題もそうなのかなーという感じがしています。

~ストローやレジ袋くらいでどうにかなるの?~

今、スターバックスなど大手企業がプラスチック製ストローを止めて紙製ストローにするなどと報じられ、日本でもスーパーなどで使い捨てレジ袋を無料で配布しなくなりました。プラスチックゴミ問題が叫ばれて久しいですが、世界が作り出してきたプラスチックやポリエチレンなどの製品は大量です。それに比べて使い捨てレジ袋やストローなんてほんのわずかな量に過ぎません。

なぜ、ストローやレジ袋を目の敵にするのか理解できません。ストローは全プラスチック製品の内の0.1%程度しかないそうですから、何をストローに目くじらを立てているのかと思いきや、ストローが鼻に刺さったウミガメが発見されたからだそうです。世界中の何匹のウミガメがストローの犠牲になったというのでしょうか?

日本だけで年間1万人以上の交通事故死者数が出た時代もありました。今は減って3500人程度ですが、日本人が毎年3500人死んでいるのです。なのに、自動車をなくそうとか自動車を減らそうとはしないのです。日本では未だ死者が出ていない原子力発電所は無くせというのにですよ!

たまたまストローに刺さったウミガメが見つかったからってストローを紙に変えろというのはちょっと変じゃないですか?

レジ袋はエコバッグに変わり、ストローも紙ストローに変わるのでしょうか?エコバッグ屋や紙ストロー屋が裏で糸を引いているということはないでしょうが…。

~日本はプラスチックゴミを海洋に捨ててない!~

日本では自治体ごとに廃棄物の分別が事細かに指定され、毎週2回以上市町村が収集場所に回収に来ます。こんな国は他にはないそうです。日本のごみの分別や収集は世界でもトップクラスなのだそうです。

考えてみて下さい。日本人がストローを海に捨てますか?廃棄物は不法投棄すれば海洋に流れ出ると思っている人がいるかもしれません。確かに郊外の草むらにはコンビニで購入した飲食品の食べカスがレジ袋に入って投棄されているのを見かけます。

しかし、いつの間にか自治体やボランティアなどが清掃して片付いています。

これら不届き者が投棄したプラスチックゴミが海洋に流れ出るようなことは日本ではほとんどないはずです。そんな日本でストローやレジ袋に規制を加える必要があるとは到底思えません。欧米などの先進国でも日本ほどではないようですが分別収集はされているようです。問題はそれがされていない途上国なのです。

途上国では自国で製造するプラスチック製品はそれほどないはずです。先進国から輸入されるプラスチック製品、例えばストローもそうかもしれませんが、ペットボトル入りの飲料水やプラスチック容器入りの食品など使用済みのプラスチックゴミが直接海に投棄されている国もあるそうです。

ですから日本で製造されるプラスチック製品を途上国に輸出しなければ良いのであって、日本人が使用するプラスチック製品まで規制する必要はないと思います。

日本周辺の海洋にもプラスチックゴミが大量にあるそうです。しかし、日本海側では昔から大陸から流れてくるプラスチックゴミは問題になってはいますが、そのほとんどはハングル文字が記載されたもので、それらは大陸から流れ着いたものです。

~マイクロプラスチックが害になる?~

こんな記事がありました。

東京湾のカタクチイワシの8割がお腹にプラスチックをためていることが分かりました。これらは大きさが5ミリ以下の微細プラスチック「マイクロプラスチック」ですが、その1割が、スクラブのような洗顔料に入っているマイクロビーズ。私たちが毎朝顔を洗う時、まさかその流れた水が下水処理場を通り抜けて海に流出し、魚が食べているとは思いませんが、もしかすると、食べ物となって私たちのお腹に戻って来ていてもおかしくないのです

日本の汚水処理能力は世界的にも優れています。この記事の筆者も分かっているようですが日本人がスクラブを海で使ったりしません。日本人がスクラブ入りの洗顔料や歯磨きを洗面所で使って排水溝から下水道を経由して汚水処理施設へ行きます。そこで処理されてきれいな水となって外に流れます。その過程でマイクロプラスチックだけが漏れて海に流れ出ることはあり得ません。

カタクチイワシの8割がプラスチックをためていたということは信じがたいですが、魚がそれを体内に入れても内蔵に蓄積されます。そのカタクチイワシを人が食べてもイワシの内臓まで食べる人はいませんから、人体にマイクロプラスチックが入ることは考えられませんし、もし入ったとしても消化されずに排泄されるだけです。

マイクロプラスチックを食べた魚を人間が食べたら大変なことになるなどと言うのはウソだと言えますが、知らない人が見ればイワシは食べられないと思い込んでしまいますからこんな記事は書いてはいけません。

きちんと汚水処理されている日本で、スクラブ入りの洗顔料や歯磨き粉を使ってはいけないということではないのです。この様な製品を製造者責任として、途上国への輸出を止めさせれば良いのです。

~プラスチックゴミは自国で燃やせ!~

日本ではペットボトルやプラスチックゴミなどを燃えるゴミと分別して回収していますが、そのほとんどは焼却処分されているそうです。焼却処分されていないものはリサイクルされていると思っている人もいるかもしれませんが、リサイクルされるプラスチックゴミは処理費用が高額になるため僅かだそうです。

日本もこれまで中国を始め、東南アジアにプラスチックゴミを輸出していたのです。しかし、中国がこれ以上廃プラスチックの輸入を禁ずるというのです。中国はこれまで世界から廃プラスチックを輸入してリサイクルしているはずだったのです。本当にリサイクルしていたのであれば、それを続ければ良いのですが、中国政府が輸入を禁止したということはリサイクルできていなかったのではないでしょうか?中国人はお金をもらって輸入をしながら海洋に投棄していたのではないかという疑いさえ湧いてきます。

今後日本は中国にプラスチックゴミを輸入できなくなりましたから自国で処理しなければなりません。すべて焼却すれば良いのです。日本の各自治体にある高温焼却炉で処理すればダイオキシンの問題もありませんし、CO2の問題は残りますがCO2の問題は、アメリカがパリ協定から離脱したように地球温暖化が本当かどうか分からない状況ではそれほど心配する必要もないのではないでしょうか?

~解決策は日本の分別収集処理!~

問題なのは自国でプラスチックゴミを処理できない途上国です。途上国では海洋に直接ゴミを投棄している国も少なくありません。

日本が主導して国際連合レベルで世界の廃棄物処理を日本レベルの分別収集処理するようにすればプラスチックゴミ問題は解決されるはずです。大変困難なことだとは思いますがそうでもしなければプラスチックゴミ海洋汚染問題は解決されないと思います。日本国内のストローやレジ袋をいくら規制しても何の解決にもならないと思います。

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