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日大アメフト宮川選手と意見の食い違い!真実は?マスコミの質問がおかしい?

・日大ラフプレーに対する偏向報道

報道は、「米中会談中止」よりも、日大アメフト部のラフプレイ問題が重要らしく、ワイドショーでもラフプレイに時間を割いているようです。宮川選手の会見が「まじめ」で「誠実」な態度であったため、全てと言っていいでしょう。ほとんどの報道が、宮川選手の言い分が正しいと言わんばかりです。

宮川選手に比べて、強面の内田正人監督と井上奨コーチは、嘘つき呼ばわりです。そうした報道の方が視聴者も納得するでしょうし、視聴率も取れるでしょう。どちらが本当のことを言っているかなんて、態度やその話の流れが整然としているという理由だけで判断してはならないと思います。

私自身、宮川選手の会見を聞いていて、宮川選手の話のほうが理路整然としていて、信憑性が高いかなとは思いますが、しかし、宮川選手は、文章を読み上げる形で発言し、記者からの質問については、監督やコーチの批判をせず、全て自分が悪いと発言していましたからそんなに矛盾点も露呈しなかったのではなかったのかと後になって思うようになりました。

監督コーチは、ほとんど最初から記者の質問を受けて立つというような形式でしたから、即興で考えて答えるという意味では、よく分からない部分があったように感じました。

いずれにせよ、我々一般大衆がどちらの言い分を信じようが特に他人に影響を与えることはないですが、マスコミが全てと言っていいほど、宮川選手の言うことが真実で監督やコーチの言っていることはウソだという風潮で報道してしまっては国民を煽動することになりかねません。この件に限らず、全ての報道について、特にテレビ報道、ワイドショーについては、この国ではほとんど偏向報道で、どの局、どの番組でもほぼ一致した方向性で報道しているのがとても怖い気がします。報道は、ありのままを国民に知らせ、国民が前か悪か?上か下か?右か左か?を判断すればよいのです。

内田監督と井上コーチの会見要旨を記載しますので宮川選手の会見と比較して自分なりに判断してください。

・内田監督の発言要旨

① こういうタックルをして来いという指示はしていない。

② 色々な指示はしているがルールを守るというのが基本

③ 宮川君のプレーを見ていなかったから注意しなかった。最後の小競り合いのラフプレイは見ていた。

④ 宮川君が僕のそばに来て、帰って行ったが会話はなかった。「やらなきゃ意味ないよ」という言葉は言ってない。

⑤ ビデオを見るまでどの程度の反則行為か分からなかった。

⑥ 「潰せ」という言葉は日大だけでなく他の大学も使っている。

⑦ 4年生が一生懸命やってくれて突っ走った結果、甲子園を優勝し、金属疲労が起きていたのかもしれない。

⑧ 誤解ということではなくて、あまりに急激な経験をして、全て理解できないところも我々の責任ということです。

⑨ 彼への上級生への期待というかプレーヤーとしての期待を我々が期待しすぎたのかなと思う。

伝える言葉がどう変わろうとルールを守るというのが鉄則

 

・井上コーチ発言要旨

① 監督からQBをケガさせて来いという指示はなかったが、宮川にQBを「潰して来い」と言ったのは事実。

② QBを「潰して来い」とは言ったが、怪我をさせることを目的としては言ってない。思いっきりそれぐらいの気持ちで行って来いと言った。

③ 「試合が終わって何もできませんでしたじゃあかんぞ、やって来い」とは言った。

④ 僕としては、彼に思いっきりあたって欲しく、いつもと違うプレーをして欲しかったという意味。

⑤ あの1プレー目で、ああいう形を想定していなかったのでチョット違うなと思ったが、継続してプレーさせたかった。

⑥ 試合前から彼に発破をかけていて、彼を冷静にしてやれなかった。

⑦ QBを「壊しに行け」、「潰しに行け」というのは色々な意味がある。

⑧ 彼の闘争心とか向上心、必死にやって欲しかった。

⑨ 彼の優しさ、相手に対する思いで泣いているんだろうと思っていた。

⑩ QBは友達かとか、本当に彼に闘争心を植え付けたくて過激な表現になって彼を苦しめ、本当に申し訳ないなと思う。

⑪ 彼が泣いているのを見ても、次につなげることしか考えていなかったし、彼が2日後に辞めるというまでは次に彼にどう言おうかとしか考えていなかった。

⑫ 怪我をさせることが目的ではなかったが、長い話をした中でケガというような過激な発言をしたことは間違いない。しかし、けがという言葉を使ったかどうかは覚えていない。

⑬ 宮川選手に対する指導の仕方が悪かったと思う。

⑭ 『QBを潰すから』と監督に行って来い。と確かに言った。

・私の結論

宮川選手は、試合にも出してもらえななかった。日本代表選手も外されたと思っていた。そのさなかにコーチから発破をかけられた。「QBを潰してこい。壊してこい」「ケガをさせて来い。」「1プレイでやって来い。」宮川選手は、何としても試合に出たい。監督・コーチに認めてもらいたい。何とかしたいという追い詰められた思いでコーチの指示を聞き、「やってきます」と戦場であるコート内に入った。最初からラフプレイが始まる。そして、1プレイが中断した後に宮川がQBの後方から突進タックルしてケガを負わせたのです。

これを見ていたコーチは、「何やっているんだ。反則行為をしろと言ったんじゃないぞ。ルールを守るのは基本だろ。言わなくても分るだろう。プレイの中で潰して来いと言ったんだ。」「何やってんだこの馬鹿は!」と思ったでしょう。

これなら筋が通る。内田監督が何度も言っていた。「ルールの範囲内でやることは鉄則だ」と。これが、指示する方と受け取る側との乖離ですかね?

 

 

 

 

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