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日大アメフト監督コーチ会見の司会者ひどすぎる!米倉久邦って誰?

~日本大学アメフトの司会者は何者?~

5月23日、反則行為を犯した、前日の宮川泰介選手の記者会見の後、渋々感満載で日本大学アメリカンフットボール部の内田正人前監督と井上奨コーチが記者会見を開きました。

この記者会見は、前日の宮川選手の記者会見に比べて、しどろもどろで真摯な態度が見られなかったという世論の評価ですが、この2人を救ったのが、この会見の司会を担当していた男性でした。

この2人よりも司会者の方に対する批判が高まったおかげで二人に対する批判が少し和らいだのかもしれません。

とすれば、日大広報部の人間であるこの司会者は、日大側からしたらアッパレだったのかもしれませんね。

でも、この人いったい何者なのでしょうか?米倉久邦という方で、早稲田大学卒業の新聞記者、共同通信社でワシントン特派員やに論説委員長などを歴任された優秀な方だそうです。

~日大側にとっては、名司会者?~

前日の宮川選手の申述書を読み上げる形の会見は確かに、「エーッ」と驚くような監督やコーチからの指示が暴露された形で、聞く側にとってはとても興味深く、「そんなことまで言うのならば真実なんだろう」と皆が思わされたと思います。だから信憑性が感じられ、真摯な態度に映ったわけです。

しかし、内田監督や井上コーチの会見は、「宮川がやったからやらないといけないね」という思いで、日大側が設定した会見だったのでしょう。宮川選手の言い分と食い違う発言に対する弁解もよく分からなかったし、しどろもどろした発言に終始した感があります。このような会見になることは日大側は当然想定していたでしょう。

この会見は、ほとんど全て、記者からの質問に答えるという形で行われたわけですから、しつこい質問や監督やコーチに非を認めさせるような質問が飛び交うことは予想されたはずです。そこで、誰を司会者にさせるのか日大側は本気で考えたのでしょう。

そして、記者を黙らせるためには、記者諸君の大先輩である記者上がりの米倉久邦が名乗りを上げたのでしょう。「私が記者たちを抑えましょう」と。そして、案の定、会見が90分にも及び、「一人の記者が2つも3つも質問しやがる。」「いろんな記者が同じような質問をしやがる。」と米倉は、「この低レベルな記者どもが」と腹を立てたことでしょう。

米永司会者は、「やめてください。次にマイクを渡して!」「みんな質問したいんだから。」「質問を辞めないなら記者会見を打ち切りますよ。」「あなたは黙ってください。」「みんなやるんですか。何十人もやるんですか。いつまでかかるか分かりませんよ。」と記者の質問を中断させようと頑張りました。

確かに、司会者が止めなければ何時間かかるか分かりませんから、ある程度のところで司会者が質問を遮るのは当然の役目でしょうし、自分が元新聞記者ですから、放っておいたら相手のことを全く考えない身勝手な記者達が延々と監督とコーチを攻め続けることはよく分かっていたはずですから、この辺で止めようと思うのも当然のことだと思います。

~新聞記者がどんな人間かよくわかっているからできた~

そもそも新聞記者というのは、「国民の知る権利」を盾にとって、なんでもできると思っている人たちです。(「国民の知りたくない権利」もあるのに)先日発生した新潟県の女児殺害事件でも、遺族の自宅に多数のマスコミが張り付くなど批判が殺到しましたが、どんな凶悪・重大な事件でも横柄な態度で取材する記者たち。平気で被害者感情を逆なでする記者たち。ほとんどの凶悪・重大事件の被害者たちが言う「日常を取り戻したい」というのは、マスコミ批判であることを理解しない報道陣。

記者は、皆ある程度立派な学歴を持って、テレビ局や新聞社に入社し、「国民の知る権利」のことなどは考えることなく、「スクープを取ろう。」「取材後に上司に怒られないようしよう。」「他社に負けないようにしよう。」などと自分たちのことだけを考えています。また、とてもしつこく、とても無礼な取材を平気で行う人たちです。

元記者である米倉久邦司会者は、そんなことを十分承知しているわけで、こんな記者たちの自由にさせていたら、「会見がハチャメチャになり、何時間もかかってしまう」ことは十分承知なのですから、日大側の人間として、一定の歯止めをかけるのは当然でしょう。そのために、元新聞記者の、新聞記者でもその辺の記者よりも大物を司会に選定したわけです。米倉司会者は、会見後にも記者たちに囲まれて、色々な質問をぶつけられていましたが、そこも元新聞記者ですから、全く無視してに立ち去って行ったのが印象的でした。一般の人間ならば横柄な記者たちに囲まれて質問攻めにされれば、あたふたとして参ってしまうはずです。

途中で質問を遮る司会者に対して、ある記者が、「あなた方が記者会見を開くと言ったから、我々は集まってるんですよ。」と吠えていました。仕方なく記者会見した日大側と集まってやってるんだと主張する記者たち。どっちもどっちですね。

それを見事に無視して会見を終了させたのですから、米永司会者を送り出した日大側からすればして名司会者だったはずです。

 

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