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岡山県警察学校で教官が訓練中に初任科生(19歳)を刺す!なぜ?

~不思議な事件?!~

岡山県警察学校で教官の警部補が19歳の生徒を刺したという事件。これについて県警監察課は事件を発表せず、警部補の処分も不明のまま県警に在籍している。刺された生徒は退職?って不自然ですね。

岡山県警察学校(岡山市北区玉柏)で昨年12月、刃物を持った犯人と対峙(たいじ)する実践訓練の際、犯人役をしていた教官の男性警部補が、昨春県警入りした初任科生の男性の胸を本物のサバイバルナイフで誤って刺してけがをさせたとして、業務上過失傷害罪で岡山簡裁から罰金50万円の略式命令を受けていたことが16日、関係者への取材で分った。罰金刑は確定。警部補は現在も県警に在籍し、初任科生は退職している。

なぜ、刺された初任科生が退職して刺した警部補が退職していないのでしょうか?また訓練中に本物のサバイバルナイフを隠し持っていたのは何故なのでしょうか?単なる業務上の過ちとして看過できない不思議過ぎる事件です。

~過失ではない!~

警部補は、業務上過失傷害罪で罰金50万円を支払ったと言うことです。

刑法211条 業務上必要な注意を怠り、よって人を死傷させた者は、5年以下の懲役若しくは禁固又は100万円以下の罰金に処する。重大な過失により人を死傷させた者も、同様とする。

と規定されています。業務上過失傷害罪は、他人の生命や身体に危険が生じるような業務を実施している際に、過失行為によって人を死傷させた場合に、その行為者自身や現場責任者などが責任を追及される事件です。あくまでも故意ではなく(わざとではなく)過失である(あやまってやってしまった)ことが条件となっています。

捜査関係者らによると、警部補は昨年12月10日、犯人との格闘を想定した訓練で日本刀を持った犯人役を担当。元巡査ともみ合いになった際、隠し持っていたサバイバルナイフで胸を2か所刺したという。うち1か所は肺の一部まで達しており、元巡査は入院して治療を受けた。

訓練では本来、模造ナイフを使用することになっているが、警部補は別の授業で使った本物のナイフを持ち込んでいたという。日本刀は模造品だった。

訓練ですから、犯人役の警部補が模造の日本刀を持って元巡査と対峙したのは分かりますが、隠し持っていたサバイバルナイフで2回も刺しているのです。警部補は、

サバイバルナイフを持っていたことを忘れていたがとっさに使ってしまった

というような弁解をしているのでしょう。

サバイバルナイフには大きなものから小さいものまでありますが、ポケットに入れていれば気づかなかったというものではありません。警部補は別の授業でそのサバイバルナイフを使ったとのことですが、本物のサバイバルナイフを使う授業とはいったいどんな授業なのでしょうか?

授業で使用するために必要であれば法律上、ナイフの携帯は許されますが、授業を終えた後に不必要となったナイフを携帯していたのであれば銃砲刀剣類所持等取締法違反の刃物の携帯違反になる可能性もあります。その点はどうだったのでしょう。

重要な点は、警部補が「2回刺している」ということです。とっさにサバイバルナイフを取り出して1回巡査を刺した。ナイフが刺さってしまいました。しかし、更にもう1回刺した。訓練でも格闘訓練であれば少なからず興奮することも分かりますが、教官と生徒、警部補と巡査の関係です。我を忘れるほど興奮することはあり得ないはずです。

本物のナイフで1回巡査を刺した時点で本物のナイフであることに気づいたはずですから2回目に刺した行為を過失と認定することはできないはずです。

また、「刺し傷が肺にまで達していた」ということは殺そうと思っていた可能性も否定できませんから殺人未遂で送致すべき事件だったと思います。検察庁はこれを過失と認定して罰金で済ませたのですが、不自然です。

~殺人未遂罪を適用すべき!~

元巡査は被害届を提出しています。

関係者によると、訓練では模造の日本刀を持った警部補を初任科生が説得に当たった。警部補は説得に応じる形で模造刀を捨てたが、その後に所持していたサバイバルナイフを持ち出した。初任科生は岡山市内の病院に救急搬送され、数日間入院した。警部補は「けがをさせるつもりはなかった」との趣旨の説明をしたという。

初任科生はその後、岡山西署に被害届を提出。岡山区検が3月に略式起訴し、岡山簡裁が4月に略式命令を出した。警部補は今春の定期異動で県警本部内の部署に移っている。

被害届を出したと言うことは、少なくとも元巡査は「警部補が故意にやった」と認識しているはずです。

別の記事では、

元巡査は今年1月、「訓練中に教官から本物のナイフで刺された」などとして被害届を県警に提出し、依願退職した。元巡査は6月、精神的苦痛を受けたとして、県を相手取り慰謝料など550万円を求めて岡山地裁に提訴した。

と書かれています。巡査は、「教官から本物のナイフで刺された」と被害届を出しているのですから、被害届提出時の罪名は殺人未遂か傷害罪かどちらかでしょう。業務上過失なんてものではないはずです。その点をマスコミは深く追及するべきです。

マスコミが情報開示請求によってこの事件を知り、県警に取材してニュースとして発表したのでしょうが、甘い取材としか言いようがありません。警部補や元巡査に直接取材して真相を究明するべきです。

ここからは推測になりますが、教官であった警部補は元巡査のことを良いように見ていなかった。というよりも警察官として不適と考え、又は何らかの恨みを持っていてけがを負わせようとした。警部補は、過失を装って元巡査を刺しケガを負わせたことにより、元巡査を精神的に追い詰めて辞めさせようと考えていたのかもしれません。

~県警は発表すべきだった!~

県警はこの事件を発表しなかったのですが、元巡査は何故この事件を公にしなかったのでしょうか?

県警はこの事実を公表していない。県警監察課は「当事者については厳正に対処しているが、発表の対象となる事案ではないと判断した」としている。

こんな事件が公にされず、過失事件として処理されたことに違和感と恐怖を感じます。岡山県警はまともじゃない。それを追及せず、県警から聞き取った内容だけで記事を書くマスコミは何をしているんだ。どうでもいいようなニュースを取り上げてばかりでこんな事件こそ追及すべきでしょう。

~元巡査は依願退職?~

元巡査は依願退職したということです。刺された元巡査が「警察官を辞めます」と言って辞めたというのです。おかしな話です。刺した警部補が依願退職なら話は分かりますが…。やはり元巡査は県警から警察官としての資質を疑問視されていた可能性があります。この事件を契機に県警から退職を勧められたものと考えられます。

とすると、やはり警部補は教官として元巡査を辞めさせるために故意に刺したのではないかと疑惑が深まります!

 

 

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