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誤認逮捕の愛媛大学女子大生に賠償金!警察の責任は?愛媛県警は謝罪せよ!

~誤認逮捕されたら?~

警察の誤認逮捕のニュースは時々報道されますが、こんなに間違える警察や刑事はプロとは言えないのではないでしょうか?人間には間違いはありますが、その間違いによって身体を拘束され自由を奪われる国民がいるということを自覚し、捜査は極めて慎重であるべきです。もし自分自身がそんな目にあったらどうしますか?

「私は何もしていない」「私はそんな所に行っていません」と大声で主張しても取り調べる刑事は、「何言ってんだ、お前が犯人だ。お前しかできる奴はいないんだよ」こんなことを何時間も何日も繰り返すのです。

愛煙家は「たばこが吸いたい」と言っても「逮捕されたらタバコなんか吸えないんですよ」

「見たいテレビがあるんですけど」と言ったら「何言ってんのあんた逮捕されてるんですよ、テレビなんか見れるわけないでしょ」。

「お風呂入りたいんですけど」と言っても「ごめんなさいね、風呂は週に2回だけなんですよ。明日が風呂の日なんで」とこんな具合に自由が奪われるのです。

そして、色々な犯罪を犯した連中と一緒にうす暗い留置場に入れられるのです。1人部屋ならまだしも2人や3人で1部屋に押し込められることもあります。便所も外から中の様子が見えるようにガラス張りです。女性なら大変です。

こんな生活を強いられたらあなたならどうしますか?

~女子大生が誤認逮捕!~

今年1月、愛媛県松山市でタクシーの車内から売上金などが盗まれた事件で警察が愛媛大学の女子学生を誤って逮捕していたことが分った。

誤認逮捕されたのは愛媛大学に通う22歳の女子大学生。女子大学生は今年1月9日の午前2時過ぎ、松山市の路上でタクシーから降りる際、売上金などおよそ5万5000円を盗んだとして今月8日、松山東警察署に窃盗の疑いで逮捕された。 
警察はドライブレコーダーの映像などから女子大学生を逮捕したが、関係者によると女子大学生は「その日、タクシーには乗っていない」などと一貫して無実を訴えていた。

 警察は逮捕2日後に女子大学生を釈放し、その後は任意で捜査を進めていたが別の容疑者が浮上したという。松山東署は「誤認逮捕となった原因を調査する」とコメントしている。

こんな記事が出ています。この記事を見ると、「逮捕していたことが分った」となっていますから誤認逮捕の事実を警察側が発表したと言うことではないようです。7月8日に逮捕されて今まで警察は発表していなかったのです。しかももう10日以上も経っているのに「原因を調査する」というコメントはどういうことでしょうか?

何で誤認逮捕したかはすぐに分かることです。新聞記者も何をやっているんでしょうか?取材能力がないのかと言いたい。松山東署はなぜこの女子大学生を逮捕したのか今から調べなければならないような捜査をしているというのでしょうか。すぐに警察として謝罪会見を開くべきでしょう。愛媛県民はこんなことを怒らないのいの?バカな県民なの?マスコミもバカじゃないの?

~女子大生はかわいそう!~

女子大学生は22歳ですから、スムーズにいっていれば就職活動真っ盛りでは?どちらにしてもうら若き乙女が手錠されて留置場にぶち込まれたのです。化粧だってできません。せんべい布団に寝かされて鉄格子の部屋の中で泣き続けたのでしょう。

なんでこんなことになったのでしょうか?新聞記者がきちんと取材してないから詳細は全く分かりません。今出ている記事から勝手に推測してみましょう。女子大学生がタクシーから降りる際に売上金を盗んだというもので、「ドライブレコーダーの映像などから女子大生を犯人と特定した」ということです。

売上金というのはタクシー運転手が小さなカバンに入れて運転席の側に置いているのが普通です。運転手がある時、売上金を入れたカバンがなくなっていることに気づいた。最後に乗せたお客が犯人だと思い込みます。それ以後にお客を乗せたのであれば料金を受け取ったりお釣りを渡すときにはそのかばんを確認するからそうなるでしょう。

そしてドライブレコーダーを運転手が確認しました。最後に乗ったのは女性がカバンを盗む様子が映っている。この女が犯人だとして運転手は警察署に行き被害届を出した。警察もドライブレコーダーを見てこの女性が盗んだことを確認します。

警察はこの女が誰なのか調べます。下りた場所がアパートの前でこのアパートの住人を調べます。警察が画像を観ながら「この女似てるな」と女性の写真を撮影するなどして運転手に見せました。運転手は写真を見るなり「この女性です。間違いありません」しかし、この客が降りたのは深夜の2時です。うす暗い中ではっきりと顔を確認することもできず、覚えているわけもない。

レコーダーには女性の顔はあはっきりと写ってない。それでも運転手がこの女性だと断言したのでしょう。しかし、運転手の記憶だけでこの女性を犯人と特定するとは考えられません。タクシーに乗っていない女性を犯人にしてしまったのですからこの女性が犯人であるとする何らかの決め手があったのでしょう。しかし、その決め手が間違っていたのです。

逮捕後、女子大生は一貫して犯行を否認。「タクシーにも乗ってない」と主張します。女性にはアリバイがありました。その後捜査を継続した結果、レコーダーに映った女性が別人だと分かった。

こんなところでしょうか?

~女子大生の補償は?~

誤認逮捕された場合、刑事補償の対象として1日1,000円以上12,500円以下の補償金を受けることが出来るのですが、別に損害賠償請求することが出来ます。

国家賠償法では「国又は公共団体の公権力の行使に当たる公務員が、その職務を行うについて、故意または過失によって違法に他人に損害を加えたときは、国又は公共団体が、これを賠償する責に任ずる」と規定されています。

すぐに弁護士を雇って国家賠償請求するべきでしょう。

~早い謝罪を!~

それにしても誤認逮捕が分かって10日も経っているのに愛媛県警は謝罪をしていません。誤認逮捕された女子大生に謝罪しているからいいじゃないかというのは違います。女子大生に多大な迷惑をかけたことは間違いなく、誠心誠意謝罪するのは当たりまえのことですが、国家権力としての公務員の行為が一般市民を違法に拘束して国民に恐怖を与えかつ信頼を損ねたのです。

当然、愛媛県警は県民や国民に謝罪すべき責任があるのです。マスゴミよ「ぼーっとしてんじゃねえ!」そこを突っ込まないと存在価値はないぞ!

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