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立花孝志は頭おかしい&嫌い!NHK受信料義務も変!東横イン19億?

~NHKをぶっ壊す!~

「NHKから国民を守る党」(N国党)代表の立花孝志(51)がこの度の参議院選挙比例区で初当選しました。NHKで放送されたN国党の政見放送を観ましたが、立花氏はNHKの番組内であるにも関わらず、ひたすら「NHKをぶっ壊す」を繰り返し、受信料支払いを免れるためにNHK放送にスクランブルをかけようと訴えていました。

スクランブル放送かけなくてもB-CASカードでNHKを受信できないようにすればいいんじゃないかと思いました。しかし調べてみると、B-CAS社の筆頭株主がNHKで社長は元NHK関係者ということで、B-CASカードでの規制はできないようにしているようです。

NHKは政府とタッグを組んでB-CASカードを導入し、NHK受信料を国民が免れないようなシステムにしていたということなのでしょう。

そんなことを考えればN国党がいう「NHKをぶっ壊せ」には賛同するしかありません。今回の選挙ではNHKの受信料義務に反対している国民が多くいることが明らかになったのですから、N国党が選挙に当選したことを政府は鑑みて放送法を改正する必要性を検討してみてはどうでしょうか?

~NHK受信料に納得がいかない国民は多い!~

私も公務員として働いていた頃に単身赴任をしていました。ワンルームのアパートで暮らし、毎夜8時、9時に帰宅。風呂に入り晩酌して寝る。テレビは点けますが、映っているものを見るといった具合でした。

ある夜10時頃、晩酌しているとNHKの集金人が訪ねてきました。私は単身赴任でテレビを見る時間などないし、実家では受信料を払っているから勘弁してくれと頼みました。単身赴任世帯にはわずかに割引があるそうで、集金人はそのことを訴えてきました。私も公務員でしたからけんかするわけにもいきませんでしたが、集金人は「このアパートは衛星放送も入ってますね。衛星方法分はいいですから、地上波分は支払って下さい」と言ってきたので仕方なく支払うことにした経緯があります。テレビを設置していれば受信料を支払う義務があったことを知っていましたから渋々3年間支払い続けました。

その後、娘も大学に進学しアパートでの一人暮らし、夜に娘から泣き声で電話がかかり、今男の人が訪ねてきたのでチェーン錠をかけたままドアを開けたら若い男の人が足を突っ込んできた。NHKの集金人だった。「NHKは見ません」と言ったが駄目だったとのこと。女性1人暮らしの部屋でドアを開けた途端足をはさんできてドアを閉めさせないというのは暴力的です。これがNHKのやることかと憤ったのを覚えています。

「なぜ、ほとんど見ることもないNHKの受信料を払わなければならないの」と、こんな思いをされている国民は多いでしょう。

立花氏とN国党は「NHKをぶっ潰す」の一点で国会議員となり政党要件を備えた政党になったのです。初めは”この一点で国会議員になるとは何を考えているのか?”と思いましたが、ワンセグ携帯判決や東横イン判決などの報道を考えると、NHKの受信料をこのままにしておくのは良くないのではないかと思うようになりました。

~異常な判決!~

2019年3月12日最高裁は、ワンセグ携帯を所持しているだけでNHK受信料が発生し契約義務があるという判決を出しました。この報道を見たときには驚きました。放送法は「NHKの放送を受信することのできる受信設備を設置した者」に支払い義務があるとしているのに、ワンセグ携帯も設置に当たるとしたのです。類推解釈も甚だしい判決でした。

そして、昨日報道された記事です。

ホテルの客室に設置されたテレビの受信料を支払ってないとして、NHKがビジネスホテルチェーン大手「東横イン」とグループ会社に支払いを求めた訴訟で、最高裁は第2小法廷(菅野博之裁判長)は東横イン側の上告を退ける決定をした。東横イン側に計約19億3500万円の支払いを命じた2審判決が確定した。決定は24日付。4裁判官全員一致の結論。受信料訴訟で認められた支払額では過去最高

何と19億円です。東横イングループの全国230か所以上あるホテルに設置されたテレビ3万4000台分の受信料だそうです。部屋に設置された1台毎に受信料を支払わなければならないということなのでしょう。滅茶苦茶ですね。

ホテルの部屋は常に客が投宿しているとは限らないし、投宿客がテレビを見るかどうかも分からないのに全てに受信料が発生するっていうことですか?となると宿泊料が安い東横インも料金を上げなければならない訳で全て客に跳ね返ってくるということです。

~NHKは金持ち、職員は高給取り!~

「NHKはなぜ金持ちなのか?」(双葉社)にはこの様に書かれているそうです。

その象徴的な数字が、2012年の受信料収入。収入減少といいながら、その金額は6387億円。そして事業支出は6408億円。民放に比べて桁違いの金が動いていることが分かる。当然、製作費も高額で大河ドラマ1本(44分)で6000万円!さらに4000億円以上の金融資産まで保有しているという。またNHKでは渋谷にある放送センターの建て替えを予定しているが、それにつぎ込まれる予算は3400億円というから驚きだ。もちろんこれら予算の多くは国民から徴収した受信料が原資である。

これだけではなく、NHK職員の平均給与は12年度で1185万円というのです。更に住宅や転勤、保険など民間では考えられない手当もつくそうで、それを含めると平気年収は1780万円まで跳ね上がるというのです。

こんなこと知ったら受信料なんて払いたくないですね。

~立花孝志がNHKを壊そうとしているのは本気!~

N国党代表の立花孝志氏は、高校卒業後にNHKに入社し、2005年に週刊文春でNHKの不正経理を告発したのに、その年に自身が不正経理で懲戒処分を受けて依願退職したそうです。やっぱり変な奴ですね。これでNHKに対する恨みが募ったのでしょうか?

2013年にはN国党を立ち上げ、全国各地に移り住んでは地方選挙に出馬するも落選続き、しかし2015年千葉県船橋市議会議員選挙で当選しますが、翌年には市議を辞めて東京都知事選に立候補するも落選。

その後、Twitterで「NHKと裁判をやる人」を募って何件も裁判をしたそうですが全て負けたようで、NHKから裁判に使った弁護士費用の請求を受け裁判で敗訴しました。しかし立花氏は支払ってないそうです。

まあ挙げればきりがないようですが、まともじゃない生き方ですね。でもこの経歴から考えれば立花氏はNHKを恨んでおり、NHKを潰すことがライフワークのようです。

~スクランブル化をやるべき!~

NHKのスクランブル化とは、テレビなどの受信機にNHK放送にスクランブルをかけて見れないようにして、見たい人だけが料金を払ってスクランブルを解除してもらおうということだと理解しています。これは視聴者にとって単純に良い考えだと思います。しかし、政府はNHKを国営放送と勘違いしているようです。

これに関して石田総務大臣は、

NHKには災害報道や政見放送など公共放送の社会的使命を果たすことが求められる中で、その財源は広く国民・視聴者に公平に負担してもらう受信料で支える制度となっている。

NHKの放送をスクランブル化するということは技術的な話ではなく、NHKの基本的な性格を根本的に変えてNHKと民間放送という現在の二元体制を崩しかねないものだ。

などと発言しています。総務大臣はバカです。災害報道は国が国民の生命、身体財産を守るために行うものですから、国の国民に対する義務なのです。そのために国民からお金を徴収するということは間違っています。

また災害放送や政見放送はそれほどお金がかかるものではありませんし、民放でもできるものです。

「国民・視聴者に公平に負担」などと言っていますが、受信料は50%しか徴収で来てないようですし、単身赴任や大学生のひとり暮らしなどほとんどNHKを見ることもない人から受信料を徴収することが公平だとは思えませんね。

また「NHKと民放放送の二元体制を崩しかねないものだ」とはどういう意味なのでしょうか?N国党はそれを崩そうと頑張っており、それを支持する人が多数いたということでしょう。この総務大臣の発言は国民を納得させられるものではないと思います。

私が幼い頃、上杉謙信と武田信玄の戦いをドラマ化した「天と地」という白黒放送の大河ドラマを夢中で見ていました。視聴率もとても高かったのです。当時は娯楽もなく、テレビ放送も他に見るものが無かったのです。だから国民は大河ドラマを見ていたわけで、今の時代に大河ドラマなど必要はないのです。

N国党代表立花氏は、スクランブル化されたら「国会議員を辞める」とか「憲法改正に賛成する」などと言っていますが、古臭い憲法と一緒に放送法も変えるべき時が来たのではないでしょうか?

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