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チュートリアル徳井義実が脱税&申告漏れ!チャランポラン?ミヤネ屋かばう?

~チャランポランでは済まない!~

”チュートリアル徳井”とキーワードを打てば次候補として”ちゃらんぽらん”が出てきます。徳井義実はチャランポランな性格だとみんなが思っているのかと思って検索エンジンをクリックしてみると、「チュートリアル徳井 チャラン・ポ・ランタン ももと自宅デート」という記事で今回の脱税事件とは全く関係のない話でした。

脱税事件の記者会見では、徳井は自らのチャランポランな性格でこんなことになったと話していましたが、”チャランポランな性格”では済まされない事件です。

お笑いコンビ「チュートリアル」の徳井義実(44)さんが設立した会社が、東京国税局から2018年までの7年間で約1億2000万円の所得隠しと申告漏れを指摘されていたことがFNNの取材でわかった。

関係者によると徳井さんは、所属する吉本興業から支払われるテレビやラジオの出演料などを本人が個人として設立した「株式会社チューリップ」を通して受け取っていたが、2012年から2015年までの4年間で個人的な旅行や洋服代、アクセサリー代などを会社の経費として計上していた。

東京国税局はこれを経費として認めず、約2000万円の所得隠しを指摘した。また、2016年から2018年までの3年間は収入を全く申告しておらず、徳井さんに対し約1億円の申告漏れを指摘した。重加算税等を含めた追徴課税はあわせて約3400万円にのぼるとみられる。徳井さんはすでに納税と修正申告を済ませている。

~所得隠しと申告漏れの違い?~

徳井は「7年間で所得隠しと申告漏れをしていた」というのですが、”所得隠し”とはいわゆる脱税行為です。”脱税”とは「偽りその他不正な行為により意図的に納税を免れること」を言います。”意図的”ということが重要で、簡単にいえば”わざとやった”ということです。悪質であれば国税局は検察庁に告発し逮捕されるような事件なのです。

”申告漏れ”とは、「計算の誤りや税法の会社の相違など、意図的な税金逃れではないもの」で、簡単にいえば”過失”でやってしまった案件を言います。

”申告漏れ”の場合にはペナルティとして加算税や延滞税が課されます。更に申告漏れが発覚しないように隠ぺいや仮装したりすれば重加算税が課せられます。報道では税務調査によって指摘を受けた場合を申告漏れ、申告漏れのうち重加算税が課せられた場合を”所得隠し”、国税局が検察庁に告発したケースを”脱税”とけているようですが、悪質さの点で異なるだけで”所得隠し”と”脱税”は行為においては同じなのです。

徳井の場合は”重加算税”が課せられていますから”悪質な所得隠し”ということなのです。これを”チャランポラン”ではかたずけられるはずはありません。

~節税のための個人事務所でしょ!~

徳井は元々、吉本興業に所属しており吉本から直接給与を得ていたのですが、2009年に「チューリップ」という事務所を開いたそうです。しかしチューリップには経理担当もいない一人だけの事務所だそうです。何のために芸人1人で切り盛りする事務所を開いたのでしょうか?根本はそこにあると思いますね。

通常、タレントとして給与を受け取るよりも会社を作って個人事業主として受け取り、確定申告する方が節税できるのです。チューリップは明らかに徳井が節税のために作った会社なのです。とにかく徳井は高い税金を納めることがとても嫌だったのでしょう。

吉本から直接受け取れば会社で高額な納税手続きが行われて税引き後の収入だけが入ってくるのですから、税申告のわずらわしさを考えれば他に営業行為もしていない事務所を作る必要もないのです。徳井は吉本から差っ引かれる税金が高いことに違和感を抱き、「少しでも税額を押さえよう」と思って経理の事務員も置かない個人事務所を作ったことは明白です。

徳井がこのチューリップを作った目的は明らかに納税額を抑えるためだったはずです。事務所を設立して事務所で芸人を抱えたり、事務員を置いたりしながら給与を支払っていたのであれば別ですが、徳井以外にはだれも従業員はいないというのです。節税しようと作った会社で脱税行為が行われていたと考えるのが自然です。

~宮根誠司が徳井の肩をもつ違和感!~

徳井と親交があるという宮根誠司アナウンサー(56)が「情報ライブ ミヤネ屋」で徳井のことを「無知だった」とバカにするように見せかけてかばう発言を行いました。

宮根アナは「しゃべったんです、徳井と。本人も『言って下さい』と言うんですけど、結局『無知だった』と」と話していたことを明かした。「(徳井は)決算の時期だって言われたらしいです、税理士さんか誰か分からないですけど。(それで)バタバタしていて忙しいって、これも徳井の言い訳ですけど、もう過ぎちゃった。決算の時期を。そこから何も言われなくなった。徳井は無知でアホで、じゃあ、2年まとめて払えばいいや、次の年に、となり、また決算の時期にバタバタして忘れた。じゃあ、3年分払えばいいや、という。完全な徳井の無知、幼稚なところというか、納税義務ということを徳井は分かってなかった」と電話での会話を説明した。(中略)

一方で宮根アナは「徳井をかばうわけはないですけど、無申告というのは、何もしてない」と、徳井に悪意があったことは否定。「おそらく近いうちに本人が会見すると僕は思うんですけど、バカだったんです。無知だったんです。納税を毎年しなきゃいけない、というところをこいつは認識していなかった」(後略)

宮根アナは、自身がMCを務める番組開始前に、その日ニュースになった徳井の脱税問題を報道することを分かっていながら親しい間柄を利用して徳井に電話して話したと暴露したのです。ワイドショーと言えども社会的反響の大きいニュースを取り上げて視聴者に説明していくのですから報道番組であることは間違いありません。公平中立に報道する義務があるはずです。

この宮根の発言は明らかに徳井をかばった発言であり、ワイドショーのMCとしては不適格というしかありません。宮根は「徳井がその日の夜に会見を開くこと」を徳井自身から聞いており、「おそらく近いうちに本人が経験するとは思うんですけど」と発言したのです。徳井が、自己の悪質性を隠すために「無知だった、ルーズだった」ということを強調して記者会見に臨むため、予めミヤネ屋でその点を強調するようお願いしていたのではないかと疑われます。

そうでなければ突っ込みどころ満載のネタですから、いつもの宮根ならば、

さっき、徳井と電話で話したら「無知でバカだった」って言ってましたが、そんなことあるわけないでしょ。節税のために自分1人の事務鵜所まで作って税のことは勉強しているはずなのに、悪気はなかったようなことを言ってましてね。僕言ってやりましたよ。「ウソってすぐばれるぞッ!」って!

て言っているはずでしょう。なぜ徳井をかばったのでしょうか?多分とても仲がいいんで悪口は言えなかったのでしょうね。

~宮根との打ち合わせ通りの謝罪会見!~

そして、その日の深夜に突然、徳井が記者会見を開きました。そしてその内容は、宮根との口裏合わせともとれる発言でした。徳井は会見の冒頭で

納税の義務は分かってました。一般の社会人として考えられないようなことなんですけど、想像を絶するだらしなさ。僕のルーズなところ。作業をどんどん先延ばしにしていまして、来年まとめて申告しようと。ルーズさで3年たってしまいました

と謝罪し、さらに

このたびは私のだらしなさ、怠慢により、しっかりとした納税ができす、ちゃんと納税されている方など、多大なるご迷惑、また不快感を与えたこと、本当に申し訳ございませんでした

と謝罪して頭を下げたのです。正に宮根がしゃべった通りの謝罪の仕方ですし、宮根が「こうやって言うとけ!」と指導したのではないかとさえ疑ってしまいます。

~個人事務所を持っている芸人はみんな!~

改めて芸人は儲かるんだなって思いますね。1億2000万円の所得や3400万円を支払ったなんてすごいですね。

日本は累進課税制度を取っていますから収入が多ければ多いほど納税額も大きくなります。一般のサラリーマンで年間納税額が1千万円をこえるなんて人はいないでしょうが人気芸人であれば、何千万円という納税をしなければならないのです。「そんな大金払いたくない」というのが本音でしょう。そのためには個人事務所をつくって税率を下げるしかないのです。

そうなれば確定申告をごまかす奴はたくさんいるはずです。国税からすれば「個人事務所を持った芸人は必ず脱税行為をやる」と見るはずですから、国税のターゲットになると考えられます。正に徳井がそれにハマってしまっただけで他にも脱税行為をする芸人はたくさんいるはずです。

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