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ネットデマでガラケー女に!笹原えりな社長が豊田市議の原田隆司を提訴!

~SNSで実名出す恐ろしさ!~

今年8月、茨城県の常磐自動車道で会社員男性があおり運転を受け、暴行を受けた事件で宮崎文夫容疑者(43)が逮捕されました。事件当時宮崎容疑者の車両に同乗していた喜元奈津子容疑者(51)が犯行の様子をガラケーで撮影していた状況を被害者のドライブレコーダーによって撮影され、ニュースで全国に流れましたが、バカな女がいたもんだとネット上ではその動画が拡散されました。

その後、ネット上では事件とは全く無関係の1人の女性の名前がネットを駆け巡り、”ガラケーの女”として特定されました。それが「いろコミュ株式会社」というweb関連会社を経営する笹原えりな社長です。笹原社長は8月17日、「朝起きたら自分が見ず知らずの事件の犯人にされていた」と驚きを表現しています。

「早く自首しろ!」「逃げられると思うな」「見つけたらすぐに110番か羽交い絞め」

などと自身のSNSに膨大なメッセージが書き込まれ、笹原さんの会社にはその日だけで約280件の嫌がらせ電話があったそうです。

笹原えりな社長の代理人弁護士がネットデマを流した人たちへ警告している中に笹原社長がガラケー女と誤認された理由を明らかにしています。

本件事件については、女性被疑者が笹原であるとされた根拠として、男性被疑者が笹原のInstagramのアカウントをフォローしていること、本件事件当時女性被疑者が身につけていた帽子、サングラス、洋服が、Instagramにアップロードした自身の写真で笹原が身につけていたものと似ていること、帽子やサングラスを付けている状態の女性被疑者と笹原の顔が似ていることが挙げられているようです。しかし、根拠として極めて薄弱なものと言わざるを得ません。

今、鑑定留置中の宮崎容疑者が「笹原社長のInstagramのアカウントをフォローしたこと」と「ガラケー女の服や装飾品が似ていたということ」だけで笹原社長は不当な社会的制裁を受けたのです。しかし、いくら見比べても全く似ていないのです。恐ろしい話です。

もし自分がそんな目にあったらどうしますか?SNSで実名は出さない方が良いに決まっています。実名を出す人はこんな危険性を知らずにやっているんでしょうね。笹原社長のように全く知らない人から攻撃を受けることもあるのです。

~ネットデマは名誉棄損にはならない!~

名誉棄損罪と偽計業務妨害罪が成立しそうです。笹原さんは、8月23日弁護士と共に会見し、法的措置をとることを明言しました。

茨城県の常磐自動車道で今年8月、会社員男性があおり運転を受け殴られた事件をめぐり、加害者の男の車に同乗していた「ガラケーの女」とのデマをネットで流される名誉を傷つけられたとして、東京の会社経営の女性が愛知県豊田市の原田隆司市議(57)に慰謝料100万円を求める訴訟を東京簡裁に起こした。提訴は21日付。訴状によると、原田市議は自らのフェイスブックに、事件とは無関係だったこの女性と男の写真を容疑者として掲載。「早く逮捕されるよう拡散お願いします」などと書き込んだ。「公的な立場で積極的な拡散を試みた行為は悪質」と訴えている。

刑事訴訟ではなく、慰謝料請求のための民事訴訟です。名誉を棄損され、会社にひっきりなしにかかってくる電話で業務が妨害されたのであれば刑事訴訟にも踏み切るべきでしょう。

2017年6月、あおり運転を受けて停車したワゴン車がトラックに追突されて、夫婦が死亡した事故で建設作業員の男が逮捕された事件。この事件であおり運転が社会的にも注目を集めるようになりました。この犯人の名前が石橋だったことから全く関係のない「石橋建設工業」を犯人の親族とするデマが拡散され、同社に抗議の電話が殺到しました。

インターネットでデマを投稿したとして11人の男が書類送検されましたが、全員が不起訴となったのです。これに関してある弁護士のブログでは

今回のケースでは、掲示板の内容を「コピー&ペーストしていただけ」とされています。法的に「コピー&ペーストだから許される」ということでは決してありませんが、明確にデマと知りつつ最初に投稿した場合とくらべれば、悪質性は低いということができます。

3人については「起訴するに足りる十分な証拠が得られなかった」ということなので「嫌疑不十分」、1名は死亡、残り7人についてはおそらく「起訴猶予」ということではないかと思います。

と書かれています。笹原社長の弁護士も名誉棄損で告訴しても不起訴となるのが落ち、ということで民事訴訟に踏み切ったのだと思われます。

~ネットデマの中に市会議員がいた!~

弁護士がデマを投稿した者を調べたところ、その中に市会議員がいたのです。何にも考えずにいたずらにネットに書き込みするアンポンタンはたくさんいますが、その中に市民から選挙で選ばれた市会議員がいたのですから驚きです。笹原社長としても怒りに震えたものと思われます。弁護士も市会議員ならば金をとれると踏んだのでしょう。

これが愛知県豊田市の市会議員原田隆司氏だったのです。原田氏はFacebookに無関係な笹原社長について

写真を貼って、「早く逮捕されるよう拡散お願いします」などと書き込んだ

そうですが、原田氏もネットを見て笹原社長を犯人だと思い込んでしまったのでしょうか?原田市議は

犯人が早く捕まってほしいと思い、「拡散希望」と書かれた投稿をシェアしてしまった。おとしめるつもりはなかった

と弁解しているそうです。

氏名 原田 隆司(はらだ たかし)

年齢 57歳

職業 愛知県豊田市市議会議員

当選回数 2回

60前のおっさんがええ歳して何してるんやと思いますね。こんな奴に投票した豊田市民も笑われますよね。早く捕まってほしいからってネットで拡散して捕まるはずないことぐらい分かるでしょう。本当に捕まえてほしいのであれば「こいつが犯人や!」って警察に通報するべきでしょう。犯人という確信が無いから面白半分でネットで投稿しのだろうと思いますね!原田さんの議員人生までも終わらせてしまいそうですね。

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