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梅田耕太郎さんの勤務先はBASFジャパン!家族への補償は?小島一朗は自閉症?

~猟奇的殺人事件、秋葉原無差別殺傷事件の模倣か~

5月9日、東海道新幹線新横浜~小田原間ののぞみ車内で、無差別殺人事件が起こった。犯人は、小島一朗(22才)で、「むしゃくしゃしてやった。誰でもよかった」と供述しているそうです。前日の8日、秋葉原無差別殺傷事件から10年という報道が多数行われました。犯人は、この報道に刺激され、模倣したのかもしれません。

小島容疑者は、2人掛けの通路側に座っており、その窓側に座っていた女性を突然刃物で刺しました。それを見て、逃げようとした小島容疑者と通路を挟んで隣に座っていた女性にも切りつけました。女性二人は軽傷で済んだそうです。

小島容疑者から2列後ろに座っていた梅田耕太郎(38才)さんが騒ぎに気付き、小島容疑者を制止しようとしたところ、梅田さんは首を刺され、この傷が致命傷となったそうです。梅田さんの体の60か所に傷があったそうです。

小島容疑者は駆け付けた警察官に取り押さえられましたが、小島容疑者は動揺する様子もなく、余裕のある態度で連行されたそうです。

~小島容疑者は何者か?~

小島一朗容疑者は、愛知県一宮市出身で、中学生の頃から両親との関係が悪化して親元を離れ、支援施設で暮らしていたそうです。その後、定時制高校、職業訓練校を卒業後、愛知県内の会社に就職しましたが人間関係がうまくいかず、辞めています。

2016年秋頃から、岡崎市内の祖母方で、叔父と一緒に暮らしていましたが、自室に引きこもりがちとなりました。2017年初めには自閉症と診断されています。また、小島は容疑者は、この頃、「自分は価値のない人間だ」「この世に未練はない」などと言っていたそうで、祖母や叔父が「職に就くよう」説得すると、必ず自殺用のロープを持参して、度々家出を繰り返し、その度に警察に保護されていたそうです。

結局、自殺すらできない、どうしようもない奴です。最近では、自殺者を減らすために政府が色々な施策を行っているようです。警察も自殺しようとする人がいれば自殺を止めて保護します。しかし、小島容疑者のような人間は、早く自殺させてあげればこの様な犯罪を起こすことはなかったのです。被害者も出なかったのです。世の中には自殺した方が良い人だっているのだと思います。

~勇敢な梅田耕太朗さん、その家族に対する補償は?~

小島容疑者の猟奇的な犯行で車内はパニック状態だったそうです。その中で、加害者や被害女性と無関係な梅田さんが、その犯行を中止させるために戦ったのです。しかし、無残にも小島容疑者から刃物で刺され倒れました。その後、数十か所も刺されました。その間、だれも梅田さんを助けようとした人はいなかったのでしょう。何故なら、警察が駆け付けるまで小島容疑者は梅田さんに馬乗りになっていたのですから。

梅田さんは、東京大学大学院を出て、ドイツに本社を置く、世界最大の外資系総合化学メーカー「BASF」の日本法人で勤務していたエリート社員でした。大体、勉強のできるエリートは、「自己本位で危険なことから逃げるイメージ」がありますが、梅田さんの行動はとても勇敢だったと思います。しかし、命を落としたことは大変残念です。家族は、奥さんだけだそうですが、とても深い悲しみに包まれていることと察します。梅田さんにこそ、「国民栄誉賞」を与えるべきだという話がネット上でささやかれていますが、一家の大黒柱をなくした奥さんのために、何らかの補償はないのでしょうか?

日本には、無差別殺人などの殺人事件などで、何ら落ち度のない被害者に対する補償制度として、犯罪被害者給付金制度があります。この制度は、1974年、過激派が仕掛けた三菱重工爆破テロ事件で、8人が死亡、380人が負傷したことで、犯罪被害者に対する補償制度の確立を求める声が高まり、1980年に犯罪被害者等給付金支給法が制定されました。

 

殺人などの不慮の犯罪行為により死を遂げたその遺族等に支払われる補償です。支払われる額はその状況に応じて様々だそうですが、最低で約320万円から最高で3000万円だそうです。被害者に何ら落ち度がないことが条件ですから、全く小島容疑者と無縁だった梅田さんの遺族にはこの制度が適用されるでしょう。

JR の新幹線内で起きた事故です。JRの保安制度が十分でなかったことで、梅田さんはなくなったとも言えるわけです。JRからの補償はないのでしょうか?鉄道営業にはそのような規定はなかったはずですが・・

過去にも多数の無差別殺人がありました。「誰でもよかった。」と犯人は言います。被害に遭った方やその家族はたまったものではありません。日本にはそういった場合の補償制度が確立されているのです。

 

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