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全豪オープンで大阪なおみに勝ったガウフは15歳!テニス界の女王に!

~大阪に完勝したガウフは15歳!

大阪なおみが完敗した。世界ランキング4位の大阪なおみ(22)が3回戦で天才少女の呼び声高い15歳のコリ・ガウフ(米国)に3-6、4-6で完敗しました。

確かに大阪なおみのアンフォーストエラー(自分の原因によるミス)が目立ちました。チャンスボールの浮いた球に力が入りラケットを振り過ぎてミスボレー思い切り悪くラケットを振り切れずに置きに行ったダブルハンドのバックストロークがネットに引っ掛かるケースが度々あった。

としてもガウフは凄かった。テニスは「サーブの威力」「ストロークの正確さ」そして決まったと思ったショットに”それを取るか”という「脚力の速さ」この3点がで強さが決まると思っています。ガウフはこの3点全てを持っていました。

1セット目は、ほぼ互角だなと思いながら見ていましたが徐々に大阪のミスが増えていく中、ガウフにはほとんどミスがない。サーブは若干大阪が上かなという印象でしたが、大阪に比べてストロークの正確さと脚力の速さはガウフの方が上でした。

まだ15歳、日本では中学3年生です。それが世界のベスト16に入ったのですから凄いというしかありません。この試合を見ていて思いました。ガウフは怪我さえなければいずれ”テニス界の女王”として君臨する日が来るでしょう。

~ガウフはこれから伸びる!~

ガウフは7歳から本格的にテニスを始めてまだ8年しかテニスをやっていないのです。父親はバスケットボール選手で母親は陸上競技の選手。ガウフがテニスに打ち込むため、テニス環境が整っているフロリダ州デルレイビーチに移住したと言います。そんなことができる裕福な環境に育ったことが大きかったのでしょう。

氏名 コリ・ガウフ(Cori Gauff)

生年月日 2004年3月13日

出身 アメリカ合衆国ジョージア州アトランタ

居住地 フロリダ州デルレイビーチ

身長176㎝は黒人アスリートとしてはそれほど高くはありません。大阪なおみが180㎝ですから大阪よりも若干低いくらいです。大阪と比較してやはりガウフの方が脚力がある印象ですが能力に関してはそれほどの差はなかったように感じます。しかし、15歳と22歳、7年の差があります。ガウフが7年間練習を積めばと考えると末恐ろしい感があります。

~ガウフはクレイジー!~

ディフェンディングチャンピオンの大阪と比べて過去に大阪にコテンパに負けているガウフは、胸を借りる気持ちで精神的には楽な試合運びができたのかもしれません。

大阪に勝利した試合後のコートインタビューでは、金星を挙げるパフォーマンスができた理由に「分からないです。お客さんからでしょうか」と笑顔。「私の人生って何なのでしょう。一体どんなことが起きているのか。去年、いや2年前にはジュニア1回戦で負けていたんです。それが今この場にいる。クレイジーですよね」と自身の進撃を信じられない様子だった。

この発言からも分かるようにランキング67位のガウフがまさか大阪に勝てるとは思っていなかったのでしょう。

ガウフと言えば昨年の全米オープンで世界ランク1位だった大阪なおみに3-6、0-6で完敗した後涙しました。それを見た大阪がガウフの元にかけより、一緒にインタビューを受けようと誘ったのです。ガウフはインタビューで

この試合から学ぶことがたくさんある。私にはダブルスが残っている。なおみ、今日は本当にありがとう

と涙ながらに語り、2人がハグをした場面はアメリカでも感動を呼びました。勝者の大阪が若干14歳のガウフを抱擁したのです。しかし1年後に大阪は15歳になったガウフに完敗したのです。

~大阪がガウフに勝つのは難しい?~

全米オープンでガウフが大阪に完敗する約2か月前のウィンブルドン選手権4回戦で第7シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)に完敗しましたが、この時ガウフは無名で、予選を勝ち抜いてたどりついたハレプとの対戦でした。2週間で予選から6試合を戦い抜いた結果、7戦目は満身創痍での戦いだったのです。

しかし、この大会で世界がガウフを知ることになったのです。そして2か月後に大阪に完敗したのです。ご存知の通り、テニスの世界大会は長時間かつ休養時間が短いため如何に体力を維持し怪我をしないかが勝利の鍵となるのですが、これがとても難しいのです。

今回の全豪オープンを見ていて、1年間でガウフがどれだけ成長したのかがよく分かりました。どんな練習をすればこれだけスピーディに上達するのか驚きですが、やはり”才能”としか言えませんね。

ガウフが今後体力と筋肉をつけてパワーを増せばもう怖いもの無しのような気がします。多分、大阪は今後ガウフに勝つことは難しいのではないかと思いました。

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